患者との信頼関係を築く3つの方法

第4回:患者さんと上手く信頼関係を築く3つの方法

患者との信頼関係を築く3つの方法

■ 記事作成日 2016/5/24 ■ 最終更新日 2016/5/24


筆者プロフィール

名前:紅 花子(べに はなこ) 
性別:女
PR:正看護師歴10年、IT技術者歴10年という少し変わった経歴をもつ。現在はフリーライターとして、保健医療福祉分野におけるライティング業を生業としている。この分野であれば、ニュース記事の執筆・疾患啓発・取材・書籍執筆・コンテンツ企画など、とりあえずは何でも受ける。東京都在住の40代、2児の母でもある。好きなマンガは「ブラック・ジャック」。

患者が自分の意思で医師を選ぶ時代に、大切なスキル

患者との信頼関係を築く3つの方法

 

元看護師のフリーライター元看護師のフリーライター紅花子です。このコラムでは、私の約10年の看護師経験の中で感じた“医師として活躍するために必要な素質”について考えてみたいと思います。
第5回目の今回は、患者さんと上手く信頼関係を築く3つの方法を考えてみたいと思います。

 

患者さんとの信頼関係はなぜ必要なのか

 

かつて医師という職業は、「お医者様」であり、患者さんは絶対的な信用を寄せる存在だったかもしれません。高齢者の方の中には、まだこういった考えが強く根付いている方たちもいます。医師の言うことは絶対であり、仮に何かしらの問題が起きていても、それを医師の側が話さなければ、患者さんには分からない時代があったことは事実です

 

しかし現代はどうでしょうか。

 

世の中は様々な情報であふれ、患者さん自身もさまざまなことを知っています。医師の話といえども、場合によっては「信頼されない」こともあります。

 

また、医療は日々進歩しているため、一人の医師が話すことが絶対とはいえなくなりました。医療機関によっても「出来る治療」に違いがありますから、患者さんにとって最善だと思える治療を、患者さん側でも選択できる時代に変わってきたのです。セカンドオピニオンはその象徴かもしれません。

 

簡単な言葉でいえば「患者が自分の意思で、信頼できる医師を選ぶ」のが、現在の医療の姿といえるでしょう。

 

世の中の人は、相手とのコミュニケーションで何を重視しているのか

 

ここで、ちょっと面白い調査結果をお示しします。

 

文化庁が毎年行っている「国語に関する世論調査」という調査があります。これは毎年少しずつ質問の内容が変わりますので、経時的変化をみることは難しいのですが、むしろその時々の状況を反映したものになっています。

 

平成24年に行われた調査では、「人とのコミュニケーションにおいて、重視することは?」という質問がなされ、次のような結果となりました。

 

患者との信頼関係を築く3つの方法

 

このデータは、平成25年3月に、全国16歳以上の男女3,523人(有効回収数2,153人、有効回収率61.1%)に対して行われた面談調査による結果です。「相手との人間関係を作り上げながら伝え合うことを重視する」と答えた人は65%で、圧倒的に多かったことが分かります。年齢別では、次のような結果となりました。

 

  • 10代 : 62.2%
  • 20代 : 72.6%
  • 30代 : 71.5%
  • 40代 : 69.1%
  • 50代 : 65.0%
  • 60代〜: 60.6%

 

このように、年代が若くなるほどこの傾向は強くなることが分かります。もっとも多い20代では、およそ1.4人に1人、もっとも少ない60歳以上でもおよそ1.7人に1人が「相手との人間関係」を重視していることがわかります。

 

患者さんと医師との信頼関係を考える

 

医師として働く皆さんが、もっとも多くの患者さんとコミュニケーションをとる場所は、外来診察室ではないでしょうか。

 

いわゆる「リピーター」となっている患者さんとの間には、かなりの「信頼関係」が出来ていると考えて良いでしょう。特に慢性疾患を抱える患者さんは、医師との信頼関係が崩れると受診に来てくれなくなりますから、治療を中断してしまうかもしれません。

 

こういう患者さんは、これまでに築いてきた信頼関係を崩さないコミュニケーションが必要です

 

では、初めて診察する患者さんはどうでしょうか。

 

患者さんが、自分の症状を隠さずに話してくれるか、これまでの経過を面倒がらずに話してくれるか、これらが今後の治療方針を決めるポイントにもなります。もちろん、治療方針の決定には客観的な検査データも必要です。

 

しかし、患者さんからどこまで正確な話を聞きだせるかで、医師のコミュニケーションスキルは決まってきます。高ければより正確な診断・治療につながる可能性が高くなりますよね。

 

相手と信頼関係を築くために、してはいけない3つのこと

 

患者さんと良い信頼関係を築くことは必要ですが、たとえば外来診察のごく短時間の間で、これを完璧にこなすことは、非常に難しいと思います。

 

そこで、ごく短時間でも相手からの信頼を得る「相手が話しているときにしてはいけない3つのこと」をお伝えします。難しくはありません。たったの3つです。

 

  1. 患者さんが話している間はしゃべらない
  2. 相手の話を奪わない
  3. 話しを聴いている最中に「違う」と言わない

 

「医師 対 患者」という構図の中では、かなり気をつけないと難しいと感じるかもしれませんが、一般的はこれが当たり前のことであり、「この人ともっと話をしたい」と思わせるカギにもなります。

 

例えば患者さんが、すごくゆっくりとぼそぼそ話すような人でも、とりあえずは最後まで話を聞くだけで、患者さんは「この先生は信頼できる」と考えるでしょう。

 

話を途中で遮ったり、「それは違う」と否定されれば、患者さんは萎縮してしまい、伝えるべきことを伝えられなくなってしまいます。信頼関係を築くことはかなり難しくなるでしょう。

 

短い診察時間の中では、イライラしてしまうこともあるかもしれません。しかし、初診で上手く信頼関係が築ければ、その患者さんはいずれリピーターとして、まじめに受診してくれるのではないでしょうか。

 

いかがでしょうか。

 

今回は、一般の人が「相手とのコミュニケーションで重視すること」という視点で、医師 対 患者さんのコミュニケーションを考えてみました。

 

もちろん「治療方針が患者さんの意向と合っていること」も、信頼関係を築く条件ではありますが、初診のときに患者さんの心をグッとつかむ会話術は、医師にとって一番必要なコミュニケーションスキルかもしれません。

 

この記事をかいた人


紅 花子

正看護師歴10年、IT技術者歴10年という少し変わった経歴をもつ。現在はフリーライターとして、保健医療福祉分野におけるライティング業を生業としている。この分野であれば、ニュース記事の執筆・疾患啓発・取材・書籍執筆・コンテンツ企画など、とりあえずは何でも受ける。東京都在住の40代、2児の母でもある。好きなマンガは「ブラック・ジャック」。

医師キャリア研究のプロが先生のお悩み・質問にお答えします


患者との信頼関係を築く3つの方法


患者との信頼関係を築く3つの方法


患者との信頼関係を築く3つの方法


【お願い】この記事があなた様のお役に立ちましたら是非「いいね」「ツイート」をお願い致します。
 

【2017年11月常勤転職版 =初心者向け登録推奨3社=】 当研究所が成績優秀コンサルタントを先生のご担当へとブッキングします

患者との信頼関係を築く3つの方法

数ある医師転職支援会社への登録に迷ったら・・・まずはこの3社だけまとめて登録すれば失敗の確率はグンと下がります常勤転職、非常勤アルバイト転職の2パターンでそれぞれの初心者にオススメ登録先(有力企業のみを厳選、且つ、成績優秀コンサルを担当につけるよう当方がアレンジできる企業)をパッケージングしてみました(2017年度最新データに基いて分析)。

 

医師紹介会社研究所所長・野村龍一

下記の推薦企業は、当研究所所長が先方企業を直接訪問した上で「誠実で親身に医師に寄り添う姿勢」「強引な転職などを誘因しない姿勢」「医療機関から高い信頼を得ている証左」を確認済みの紹介会社です。各企業上層部には、「当会社研究所サイト経由で登録した医師」に対し、「通常登録の方よりも手厚いサポート」「社内でも特に優秀なコンサルタントを担当につけていただくこと」をお約束頂いています
登録無料、すぐ転職しなくても情報収集目的のみで『お試し登録可能』、匿名転職サポート可能、ヘッドハント有り、6000ヶ所以上の医療機関や大学との取引あり、医局の退職事例多数、コンサルタントレベル高し

患者との信頼関係を築く3つの方法

医師会員21万人を誇るソニーグループ運営の医師ポータルサイト「m3.com」グループ会社。一般人材紹介企業と異なり、医師に特化した上でこの事業規模の大きさを誇るため、好条件の求人情報の収集力がずば抜けている印象がある。当然、所属医師コンサルやエージェントの数も多く、個別の医師に対して「相性のあったパートナー」が探しやすいと言える。年収2500万以上、週4日で年収2200万といった高額条件の案件を多数保有しつつ、個別医師のライフスタイルや家族都合などを考慮した勤務条件を引き出す力にも非常に長けており、自ら医療機関と交渉して好条件求人を創り出すことが可能な企業。

患者との信頼関係を築く3つの方法  患者との信頼関係を築く3つの方法

対医療機関交渉力 高条件求人情報収集力 専門人材紹介業総合力
医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査

登録無料、匿名転職サポート可能、産業医に強み

新興勢力の医師紹介会社の中では最も勢いのある企業です。東京の常勤転職に非常に強みを持っており、同エリアで常勤転職希望に該当する医師は是非とも1度相談をする価値があるでしょう。また、年収1800万円以上の高収入求人や、産業医にも力を入れていることが調査でわかっております。組織規模はまだまだこれからといったところですが、実力派の個性あるコンサルタントが揃っているところから、属人的能力の強い医師紹介会社の1つです。

患者との信頼関係を築く3つの方法  患者との信頼関係を築く3つの方法

対医療機関交渉力 高条件求人情報収集力 専門人材紹介業総合力
医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査

業界トップレベルの圧倒的な求人数と非公開求人の充実が売り

患者との信頼関係を築く3つの方法

医師転職ドットコムを運営する株式会社メディウェルは、医師紹介業界のリーディングカンパニー1角を占めている著名企業です。医師転職ドットコムの最も大きな売りは、他社を凌駕する圧倒的な求人情報数といえます。求人カバレッジエリアも日本全国に及んでおり、非常勤/スポット求人を求める医師のどのようなニーズにも一定以上の回答を用意することができる、数少ない企業の1つといえます。医師紹介会社にまよったら、まずとりあえずは同社に登録をしておくことが、好条件求人を見過ごさないためのポイントとなるでしょう。

患者との信頼関係を築く3つの方法  患者との信頼関係を築く3つの方法

対医療機関交渉力 高条件求人情報収集力 専門人材紹介業総合力
医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査

常勤オーダーメイド求人とアフターフォローに強み

患者との信頼関係を築く3つの方法

2011年創業にも関わらず、一気に事業展開を加速させて業界を驚かせている新興企業の1社です。大手医師紹介会社のベテランコンサルタントが集結して立ち上がった企業であり、特徴としては常勤転職へのオーダーメイド求人クリエイト、転職後のアフターフォローの徹底等があげられます。新興企業ですが、担当となるスタッフはベテランが多いため、初めて転職をする医師でも安心して業務を委託できるのが心強いです。

患者との信頼関係を築く3つの方法  患者との信頼関係を築く3つの方法

対医療機関交渉力 高条件求人情報収集力 専門人材紹介業総合力
医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査

登録無料、情報収集目的のみでお試し登録可能、業歴10年

患者との信頼関係を築く3つの方法

業界歴10年、全国10拠点展開の老舗企業メディカルステージでは、賞味期限の維持管理を徹底された保有求人数6000件以上を誇示する、常勤転職の「Dr.転職なび」に加えて、医師のニーズやご意向を中心に求人を組み立てて創りだすオーダーメイド型の求人サイト「AgentxMedicalStage」等を新たに展開。実際の業務量がわかる求人票の作成へのこだわりや、コンサルタント全員が医療経営士資格取得者として、能力担保を対外的に明示した転職サポーティング体制を打ち出している、高評価の医師転職支援会社です。

患者との信頼関係を築く3つの方法  患者との信頼関係を築く3つの方法

対医療機関交渉力 高条件求人情報収集力 専門人材紹介業総合力
医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査


尚、上記トップ3は常勤転職支援のみを考慮したランキングですので、アルバイト求人/非常勤求人に関するトップランキングは下記リンクからご参照下さい。

患者との信頼関係を築く3つの方法

また、おすすめできる会社がある一方、おすすめできない会社があるのも当然です。当サイトが医師転職にあたって、あまり登録をおすすめできないC評価の医師求人転職支援会社はこちらから見ることができますので、是非、一緒に参考にしてみてください。

患者との信頼関係を築く3つの方法


患者との信頼関係を築く3つの方法

医師紹介会社への登録を考えているけれど、企業レビューや各ランキングだけでは不明な点がある、不安がある、登録の方法や特定の医師紹介会社の本当の姿(しつこい勧誘がされないか、騙されやしないか、誠実かどうか、具体的にどの担当コンサルがおすすめか)等を登録前にこっそり知りたい、このように個人的に当研究所所長の野村に相談をしたい方は、遠慮無くメールをしてください。

登録前相談用アドレス: ryuichinomura777@gmail.com


常に客観的な立場から、貴方の事情に合わせたご回答をさせていただきます。

※原則、24-48時間程度でお返事します。お気軽にどうぞ
※どのような内容でも問題ありません。是非、匿名で安心してご連絡下さい。

患者との信頼関係を築く3つの方法|医師紹介会社研究所関連ページ

“期待される医師像”は時代によって変わる
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
医師にとっての“コミュニケーション能力”を考える
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
“聞き上手”の一歩上を行く“聞き取り上手”のススメ
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
医師にとっての“コミュニケーション能力”を考える その2
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
医学生が医師になるまでに身につけておきたい資質とは
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
ムンテラは“中学生にも分かる言葉”で
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
これからの医師はジェネラリストが生き残る
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
医学生の学習能力 この10年間での変化を読み解く
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
今後の日本で求められる医師像 “総合診療医”
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
良医=名医、しかし名医は必ずしも良医ではない?
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
良い医師がいるから良い病院となり、さらに良い医師が集まる
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
急変対応時の言動で分かる“医師の素質”とは
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
研修期間はコミュニケーションスキルの練習期間でもある
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
否応なく、医師は患者のお手本として見られている
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
良い医師になれる研修医、なれない研修医
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
一つの分野を極める「匠の医師」か、幅広く活躍する「ジェネラリスト医師」か
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
「高齢医師の働き方と働く場所」に関する一考察
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
まだ若い医師の開業は得か損か
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
【再検証】ドクターX的なフリーランス外科医師は本当に実在するのか?
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
看護師に好かれる医師は得か損か
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
仕事ができる派遣医師とダメな派遣医師の判断ポイント
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
女性医師の働き方と悩みについて考える
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―

個別レビュー高成績TOP3

お勧めコンテンツ

かなり得する医師転職TIPS


Site Top 常勤転職の推奨3社 非常勤・スポットの推奨3社 About Us Contact Us Dr.くめがわの転職体験談