看護師に好かれる医師は得か損か

第21回:看護師に好かれる医師は得か損か

看護師に好かれる医師は得か損か

■ 記事作成日 2017/9/16 ■ 最終更新日 2017/9/16


医師にとって看護師に好かれることに重要性はあるか?ないか?

医師にとって看護師に好かれることに重要性はあるか?ないか?

 

元看護師のフリーライター元看護師のフリーライター紅花子です。このコラムでは、私の約10年の看護師経験の中で感じた“医師として活躍するために必要な素質”について考えてみたいと思います。

 

今回は、看護師に好かれる医師は得か損かということを考えていきます。

 

もちろん、医師達が仕事を行う上で、看護師に好かれようと必死になる医師は居ないでしょう(居ないと思いたい)。
しかし、チーム医療が推進される昨今では、看護師と医師の関係性は以前よりも重要なものとなっていると考えられます。
これを踏まえて、看護師に好かれる医師は得か損なのかについてみていきます。

 

看護師に好かれようと動いていた研修医A医師

 

A医師は大学病院で研修医として働いていました。

その病院は当時医師が1番偉い存在で、看護師は(言葉は悪いですが)医師の小間使い、と考えている医師が多く、看護師を顎で使うような医師が多かったのだそうです。

 

そのような態度をすれば、当然看護師からは嫌われてしまうだけではなく、「この医師から指示された仕事は必要最低限、事故が起きないようにだけ注意して行えば良い」という風潮もあったそうです

 

これを見ていた若き日のA医師は「看護師さんたちを敵に回してしまうと、医師の職務上でも面倒を抱えることになる」と悟ったのだそうです。そのため、研修医時代はイエスマンとなり、自分よりも年上の看護師から「お願い」される業務もすべて引き受け、時には自ら進んで看護師の仕事を手伝っていました。

 

その結果、A医師はその病院内の看護師たちから人気ものになり、看護師たちを味方につけることができました。

結果的に、医師として自立してからも、A医師の指示はほとんどの看護師達が素直に聞き、A医師が指示を出すよりも先に準備をする、A医師の指示以上に手厚い看護をする、という行動をする看護師たちが増えたということです。

 

 

医師に好かれようと動いた研修医B医師

 

A医師と同じ大学病院で研修医として働いていたB医師。

他の医師がとる行動や、医師同士の対応、看護師への対応を見て、医師として出世していくためには「医師に好かれるべきである」と思ったのだそうです。

 

そのため、他の医師と同様に

 

  • 自分の同僚や上司である医師には常にイエスマン
  • 看護師からのお願いは全く聞かない
  • 周りの看護師に対して、他のベテラン医師達と同様のふるまい

 

という行動をとっていました。

 

もちろん、医師には医師同士のコミュニケーションの取り方があり、自分よりも上司に対して「イエスマン」であることの方が多いでしょう。

しかし、例えば看護師が「○○さんへの投薬指示をお願いします」という、治療の上で重要な業務を、「まだ指示が出ていないから、私たちは動けない」という訴えであったにも関わらず、B医師は「今ヤダ」といって、すぐには動かなかったのだそうです。

 

その結果、どうやらB医師は、看護師たちからは嫌われてしましました。

B医師の診療補助に、自ら進んでつく看護師は誰もおらず、B医師の指示に対しては必要最低限しか行わない、という状況が生まれてしまったのだそうです。

 

 

もちろん、患者さんには影響のない範囲で、ですけどね。

 

看護師の口コミを、みくびってはいけない

 

看護師は、同じ病院内に勤務していても、看護師独自のネットワークを持っています。
病院付属の看護師養成学校(大学、短大、専門学校に関わらず)を卒業しているなら、「違う勤務場所で働く同期」がたくさんいます。

 

しかし看護師が他の職種と大きく違う点は、「勤務異動」があるということです。
医師の場合「今日は外来で明日は手術」という違いはあっても、科を変わることはほとんどありませんよね(研修医を除く)。

 

しかし看護師の場合、病棟勤務だとしても、同じ勤務場所にずっと勤務しているわけではありません。
例えば「整形外科病棟」から「循環器病棟」へ異動になれば、看護師は自分の持つネットワークを駆使し、「循環器病棟の看護師の人間関係」や「循環器の医師の性格」など、今後の自分の仕事に影響しそうなことに対し、情報取集をします。

 

つまり、医師からみれば「初めてあう一看護師」でも、看護師からみれば「あー、■■で有名な先生ね」と、初めましての瞬間から、医師のことをある程度は知っている可能性があるのです。

 

その看護師ネットワークの中で

 

  • ××科の研修医、B先生って、指示出しお願いしてもすぐにはやってくれないんだよね
  • @@科の研修医、A先生って、看護師がお願いする前に指示出しは終わっているし、看護師の手が離せない時は、代わりに患者さんへの説明もしてくれるの

 

などという言葉が出ていれば、医師当人の知らないところで「医師の評判」はまことしやかに囁かれているのです

 

まとめ:看護師に好かれておいて損はないはず

 

もちろん、診療の上でメインとなるのは、医師の判断であり、医師の技術ではあります。

しかし、それをサポートしていくのは、看護師を始めとする医療スタッフです。

そのため、看護師を顎で使うような立ち振る舞いをするB医師の場合、当然ながら看護師のサポートは受けられず、自分やりたい診療を思い通りに進めることは難しくなることがあります。

 

前述の例のほかにも、「医師が病棟に来る前には、患者さんの検査結果がすぐ確認できるようになっている」ということはありませんか?

A医師タイプなら、これが日常になるかもしれません。

 

しかしB医師タイプの場合、患者さんの検査結果は、自分でカルテを開いて探さなくてはならない、というのが日常になることもあるでしょう。

 

 

つまり、看護師側がその医師に対して、どれだけ気を配ろうという気になるのか、ということなのです。

チーム医療、他職種連携という言葉が声高に言われている昨今の医療業界。看護師に好かれておくということは、医師の業務を円滑に進める上でも、決して損はしないのではないでしょうか。

 

 

 

この記事をかいた人


紅 花子

正看護師歴10年、IT技術者歴10年という少し変わった経歴をもつ。現在はフリーライターとして、保健医療福祉分野におけるライティング業を生業としている。この分野であれば、ニュース記事の執筆・疾患啓発・取材・書籍執筆・コンテンツ企画など、とりあえずは何でも受ける。東京都在住の40代、2児の母でもある。好きなマンガは「ブラック・ジャック」。

医師キャリア研究のプロが先生のお悩み・質問にお答えします


看護師に好かれる医師は得か損か


看護師に好かれる医師は得か損か


看護師に好かれる医師は得か損か


【お願い】この記事があなた様のお役に立ちましたら是非「いいね」「ツイート」をお願い致します。
 

【2017年11月常勤転職版 =初心者向け登録推奨3社=】 当研究所が成績優秀コンサルタントを先生のご担当へとブッキングします

看護師に好かれる医師は得か損か

数ある医師転職支援会社への登録に迷ったら・・・まずはこの3社だけまとめて登録すれば失敗の確率はグンと下がります常勤転職、非常勤アルバイト転職の2パターンでそれぞれの初心者にオススメ登録先(有力企業のみを厳選、且つ、成績優秀コンサルを担当につけるよう当方がアレンジできる企業)をパッケージングしてみました(2017年度最新データに基いて分析)。

 

医師紹介会社研究所所長・野村龍一

下記の推薦企業は、当研究所所長が先方企業を直接訪問した上で「誠実で親身に医師に寄り添う姿勢」「強引な転職などを誘因しない姿勢」「医療機関から高い信頼を得ている証左」を確認済みの紹介会社です。各企業上層部には、「当会社研究所サイト経由で登録した医師」に対し、「通常登録の方よりも手厚いサポート」「社内でも特に優秀なコンサルタントを担当につけていただくこと」をお約束頂いています
登録無料、すぐ転職しなくても情報収集目的のみで『お試し登録可能』、匿名転職サポート可能、ヘッドハント有り、6000ヶ所以上の医療機関や大学との取引あり、医局の退職事例多数、コンサルタントレベル高し

看護師に好かれる医師は得か損か

医師会員21万人を誇るソニーグループ運営の医師ポータルサイト「m3.com」グループ会社。一般人材紹介企業と異なり、医師に特化した上でこの事業規模の大きさを誇るため、好条件の求人情報の収集力がずば抜けている印象がある。当然、所属医師コンサルやエージェントの数も多く、個別の医師に対して「相性のあったパートナー」が探しやすいと言える。年収2500万以上、週4日で年収2200万といった高額条件の案件を多数保有しつつ、個別医師のライフスタイルや家族都合などを考慮した勤務条件を引き出す力にも非常に長けており、自ら医療機関と交渉して好条件求人を創り出すことが可能な企業。

看護師に好かれる医師は得か損か  看護師に好かれる医師は得か損か

対医療機関交渉力 高条件求人情報収集力 専門人材紹介業総合力
医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査

登録無料、匿名転職サポート可能、産業医に強み

新興勢力の医師紹介会社の中では最も勢いのある企業です。東京の常勤転職に非常に強みを持っており、同エリアで常勤転職希望に該当する医師は是非とも1度相談をする価値があるでしょう。また、年収1800万円以上の高収入求人や、産業医にも力を入れていることが調査でわかっております。組織規模はまだまだこれからといったところですが、実力派の個性あるコンサルタントが揃っているところから、属人的能力の強い医師紹介会社の1つです。

看護師に好かれる医師は得か損か  看護師に好かれる医師は得か損か

対医療機関交渉力 高条件求人情報収集力 専門人材紹介業総合力
医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査

業界トップレベルの圧倒的な求人数と非公開求人の充実が売り

看護師に好かれる医師は得か損か

医師転職ドットコムを運営する株式会社メディウェルは、医師紹介業界のリーディングカンパニー1角を占めている著名企業です。医師転職ドットコムの最も大きな売りは、他社を凌駕する圧倒的な求人情報数といえます。求人カバレッジエリアも日本全国に及んでおり、非常勤/スポット求人を求める医師のどのようなニーズにも一定以上の回答を用意することができる、数少ない企業の1つといえます。医師紹介会社にまよったら、まずとりあえずは同社に登録をしておくことが、好条件求人を見過ごさないためのポイントとなるでしょう。

看護師に好かれる医師は得か損か  看護師に好かれる医師は得か損か

対医療機関交渉力 高条件求人情報収集力 専門人材紹介業総合力
医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査

常勤オーダーメイド求人とアフターフォローに強み

看護師に好かれる医師は得か損か

2011年創業にも関わらず、一気に事業展開を加速させて業界を驚かせている新興企業の1社です。大手医師紹介会社のベテランコンサルタントが集結して立ち上がった企業であり、特徴としては常勤転職へのオーダーメイド求人クリエイト、転職後のアフターフォローの徹底等があげられます。新興企業ですが、担当となるスタッフはベテランが多いため、初めて転職をする医師でも安心して業務を委託できるのが心強いです。

看護師に好かれる医師は得か損か  看護師に好かれる医師は得か損か

対医療機関交渉力 高条件求人情報収集力 専門人材紹介業総合力
医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査

登録無料、情報収集目的のみでお試し登録可能、業歴10年

看護師に好かれる医師は得か損か

業界歴10年、全国10拠点展開の老舗企業メディカルステージでは、賞味期限の維持管理を徹底された保有求人数6000件以上を誇示する、常勤転職の「Dr.転職なび」に加えて、医師のニーズやご意向を中心に求人を組み立てて創りだすオーダーメイド型の求人サイト「AgentxMedicalStage」等を新たに展開。実際の業務量がわかる求人票の作成へのこだわりや、コンサルタント全員が医療経営士資格取得者として、能力担保を対外的に明示した転職サポーティング体制を打ち出している、高評価の医師転職支援会社です。

看護師に好かれる医師は得か損か  看護師に好かれる医師は得か損か

対医療機関交渉力 高条件求人情報収集力 専門人材紹介業総合力
医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査 医師転職サイト比較ランキング調査


尚、上記トップ3は常勤転職支援のみを考慮したランキングですので、アルバイト求人/非常勤求人に関するトップランキングは下記リンクからご参照下さい。

看護師に好かれる医師は得か損か

また、おすすめできる会社がある一方、おすすめできない会社があるのも当然です。当サイトが医師転職にあたって、あまり登録をおすすめできないC評価の医師求人転職支援会社はこちらから見ることができますので、是非、一緒に参考にしてみてください。

看護師に好かれる医師は得か損か


看護師に好かれる医師は得か損か

医師紹介会社への登録を考えているけれど、企業レビューや各ランキングだけでは不明な点がある、不安がある、登録の方法や特定の医師紹介会社の本当の姿(しつこい勧誘がされないか、騙されやしないか、誠実かどうか、具体的にどの担当コンサルがおすすめか)等を登録前にこっそり知りたい、このように個人的に当研究所所長の野村に相談をしたい方は、遠慮無くメールをしてください。

登録前相談用アドレス: ryuichinomura777@gmail.com


常に客観的な立場から、貴方の事情に合わせたご回答をさせていただきます。

※原則、24-48時間程度でお返事します。お気軽にどうぞ
※どのような内容でも問題ありません。是非、匿名で安心してご連絡下さい。

看護師に好かれる医師は得か損か|医師紹介会社研究所関連ページ

“期待される医師像”は時代によって変わる
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
医師にとっての“コミュニケーション能力”を考える
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
“聞き上手”の一歩上を行く“聞き取り上手”のススメ
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
患者との信頼関係を築く3つの方法
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
医師にとっての“コミュニケーション能力”を考える その2
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
医学生が医師になるまでに身につけておきたい資質とは
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
ムンテラは“中学生にも分かる言葉”で
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
これからの医師はジェネラリストが生き残る
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
医学生の学習能力 この10年間での変化を読み解く
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
今後の日本で求められる医師像 “総合診療医”
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
良医=名医、しかし名医は必ずしも良医ではない?
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
良い医師がいるから良い病院となり、さらに良い医師が集まる
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
急変対応時の言動で分かる“医師の素質”とは
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
研修期間はコミュニケーションスキルの練習期間でもある
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
否応なく、医師は患者のお手本として見られている
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
良い医師になれる研修医、なれない研修医
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
一つの分野を極める「匠の医師」か、幅広く活躍する「ジェネラリスト医師」か
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
「高齢医師の働き方と働く場所」に関する一考察
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
まだ若い医師の開業は得か損か
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
【再検証】ドクターX的なフリーランス外科医師は本当に実在するのか?
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
仕事ができる派遣医師とダメな派遣医師の判断ポイント
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―
女性医師の働き方と悩みについて考える
ブラックジャックのポケット―看護師から見た“医師として活躍するために必要な素質”―

個別レビュー高成績TOP3

お勧めコンテンツ

かなり得する医師転職TIPS


Site Top 常勤転職の推奨3社 非常勤・スポットの推奨3社 About Us Contact Us Dr.くめがわの転職体験談