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第17回:看護師から(ある意味)嫌われてしまった女性医師Mさん

第17回:看護師から(ある意味)嫌われてしまったM医師

 

■ 記事作成日 2015/10/20 ■ 最終更新日 2017/12/5

 

レベル別OPE室看護師が好感を抱く医師像

第17回:看護師から(ある意味)嫌われてしまったM医師

 

元看護師のライター紅花子です。このコラムでは、私の約10年の看護師経験の中で出会った、看護師に好かれる医師/嫌われる医師の人物像を振り返ってみます。今回OPE室看護師からは「ある意味」嫌われてしまった、女性医師Mさんです。

 

一般病院にとって大学との「つながり」は重要?

 

OPE室というところは、とても多くの科の医師たちとともに働く職場であり、病院の中全体を見渡しても、これだけ多くの医師と日常的に接するところは少ない。
大学付属病院や系列の病院であれば、多少の医師不足はあったとしても、それなりに医師の配置はできているのだと思う。あるいは一般的な民間病院でも、全国規模で系列病院が展開されているとか、その病院に「就職」する医師が多いような病院であれば、医師がコロコロと変わることも少ない。

 

しかし、ある程度の規模であっても、一般的な病院の中には、大学との連携が中心となっており、一定の期間で医師がコロコロかわることもある。大学の医局の「ローテーション」の中に組み込まれている病院であれば、それなりに上の方になれば数年から10年単位で同じ医師が赴任することはあっても、まだ肩書を持たないような若い医師は、1年や2年などの単位で、コロコロ変わる。

 

そこそこの年齢で経験を積んだ医師でも、場合によっては、研究に没頭すべく臨床から離れたり、大学医局内での人事によっては、数年で大学に戻ることもある。

 

他の医療者は基本的に「病院に就職」しているので、系列の医療機関へ移動することはあまりない(病院の系列によっては、看護部長は数年単位でローテーション、というところもある)。ずっとその病院から動かない医療者からみると、職場環境がコロコロ変わる医師という職業は、うらやましくもあり、若干かわいそうに思うこともある。

 

診療科によっては「一人医局」となることも

 

例えば、「外科」とか「循環器科」とか、「一般内科」とか、入院患者数が多く、病院にとっての「花形」となる診療科であれば、そこそこの人数の医師がいる。救急の受け入れをしている、外科系・内科系などの当直医が常駐するような病院であれば、なおさらだ。

 

しかし、場合によっては、外来患者数はそこそこ多いものの、手術や処置に必ずしも入院を必要としないとか、命にかかわることが少ない部位を診療する科であれば、場合によっては「一人医局」となることもある。

 

実際、私が過去に働いたことのある病院の中で、病院規模としては中規模だが、「一人医局」となっている診療科がある病院があった。眼科だった。

 

その病院の眼科は、手術件数はそこそこ多いものの、白内障手術などは基本的に「外来手術」だし、夜間急患で患者がくることはほとんどないとか、夜間に急変する可能性が少ないとみられているためか、常勤医は一人だった。外来だけを担当するいわゆる「外勤」の医師は複数いたが、常勤ではなく、あくまで「週に1日だけ来る医師」であったため、その病院の眼科は「一人医局」となっていた。

 

自分が「慣れ親しんだ器械」しか使えないのはいかがなものか

 

その病院の眼科は、ある大学から、切れ目なく医師が赴任してきた。ただし、常勤としては一人だけ。手術の時だけ、手術の助手となる医師が大学からくる、というスタイルだった。

 

あるとき、それまでの常勤の医師が別の病院へ移動することとなり、次の赴任予定の医師が、見学に来た。

 

「見学」といっていたが、要は「下見」だ。OPE室にある眼科手術器械や滅菌済の手術機械セット(滅菌済みのものを開けて確認)、ドレープや消毒キットなどの内容(さすがにディスポだから「開ける」ことは死守したが)、メーカーからの借り物の手術用機械など、数時間かけて、すべてを見ていったらしい。OPE室だけではなく、外来、病棟もしかり。

 

診療行為に使用する可能性のあるものすべてをチェックしたとのこと。

 

その上で「手術にはこの器械が必要だが、この病院には無いので、購入しておくこと」という申し出があった。

 

希望する器械は複数あったため、その額およそ数十万。いやいや、同じ用途で使う器械はあるわけですよ。ただ、M医師が「使い慣れた」器械がなかっただけのこと。しかもM医師の赴任期間はその時点で「2年」と決まっていたはず。

 

にもかかわらず、数十万ですか!…当然、これは病院側に受け入れられず、却下となったようだが、ディスポメスなどは、赴任する時期に合わせて、すべて変更になった。

 

ところで、診療科によっては、毎日外来があるわけではない、という場合もある。水曜日は午前中だけとか、OPE日は外来はなしとか。一人医局とはいえ、赴任してくれば外来・病棟・手術と、必要に応じて「診療」を行うわけで、ある程度は週ごとのスケジュールの大枠というものは、決まっている。

 

しかしこのM医師、赴任1週間前になって、「外来日を変える」と言い出した。それだけではなく「手術日も変更する」つもりらしい。理由は「自分の外勤日と被るから」だそうだ。

 

これには、OPE室の師長も激怒。そもそも、OPE室には必要最低限の数の看護師しかいない。「手術日を変更」するということは、少なくても2人の看護師を補充するか、変えた先の曜日に手術枠を持つ他の科に、枠の曜日を変えてもらうしかない。病院側はもちろん、そのために2人の看護師をOPE室へ移動させるつもりはなく、そうなると、他の科の医師が迷惑をこうむることになる。しかも大学が同じならともかく、まったく違う。

 

いや、これも無理でしょう、ということで、M医師の希望が叶えられることはなかった。

 

で、実際に赴任してくると…

 

M医師は、見た目は普通の人だった。しかし、言動が結構微妙。

 

どの科でもそうだが、「初めに診察した」医師が必ずしも手術をするわけではない。眼科もしかり。つまり、M医師の前にいた眼科医が診察し、手術を決めた患者さんも大勢いたのだが、「初診から診てないから、患者さんのことあんまり分からないんだよねー」と、さらっと言ってのけた。

 

さらに「ここの手術室、使えない器械ばっかりだから、手術したくないんだよね」とも言っていたそうだ。

 

それだけではなく「ドレープセットも気に入らないから、新しいものに変えて」だそうだ。いやいや、これは貴女の大学の歴代の医師たちが決めて、何年も使ってきたものだし、それを変えるのって、いろいろなところにしわ寄せが来るんですけど?

 

…えーっと、貴女、●●大学の医師ですよね?

 

そう思ったのは、私だけではないだろう。

 

こんなことが続くと、OPE室看護師からの風当たりは、当然ながら強くなる。看護師だって人の子、理不尽なことが続けば、相手が医師だってやっぱり仕事がしにくくなるし、冷たい態度だってとってしまうこともある。

 

M医師は、そういうところは感じ取るらしく「なんか、ここのOPE室の看護師さんって、みんな冷たいよね」だって。そりゃー、貴女の言動が招いた結果だと思うのだが。特に師長は「先生の【お願い】は、もう聞きませんよ」と言ったらしい。

 

…やっぱり医師だって、円滑に仕事=診療をすすめるためには、「空気を読む」ことも必要なのではないだろうか。

 

この記事をかいた人


紅 花子

正看護師歴10年、IT技術者歴10年という少し変わった経歴をもつ。現在は当研究所所属ライターとして、保健医療福祉分野におけるライティング業を生業としている。この分野であれば、ニュース記事の執筆・疾患啓発・取材・書籍執筆・コンテンツ企画など、とりあえずは何でも受ける。東京都在住の40代、2児の母でもある。好きなマンガは「ブラック・ジャック」。

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