特集：医師転職・アルバイト支援サービス（日本メディカルコネクション㈱）現場コンサルタントインタビューNo.2

難しい質問ですね。話しだすと色々ありすぎて止まらなくなってしまうのですが、大きな点だけ昔と比較すると、明らかに都心部の医師は今現在充足しつつあります。

毎年9000名程度の医師が誕生するわけですから、医師にとっては今後は更に転職が難しくなってくるでしょう。

逆に、郊外の医療機関につきましては、未だに医師不足が続いてる状況ですので、あえて都心部を避けて郊外で条件のよい求人を考慮して転職プランを組み立てていくという戦略もありうるでしょう。

転職しやすい診療科は内科全般です。特に近年は個人宅向けの訪問診療の求人が多いので、エリアを選ばなければ転職は容易だと思われます。

逆に、外科はチームで仕事をするため、1人で転職することが難しいと言われています。産業医も産業医希望者数に対して、求人が圧倒的に少ないため転職が難しいですね。JMCでは企業トップ自らが産業医専門エージェントとして活動しているため、競合他社に比べてより優位に産業医案件での転職支援を行うことが出来ております。

先の質問のお答えとかぶってしまいますが、転職しやすいエリアは医療過疎が進んでいる郊外であり、逆に難しいエリアはやはり都心部です。全ての都道府県において、人気が集中するエリアは都心部ですので、医療機関からの求職ニーズを上回る医師からの応募が発生してしまう事態になっています。

医師にも家族がいますから、育児のことを考えると、過度の過疎地にて就業をするということは現実的に乗り越えなければならない困難が多く、結果、都心部に医師人材が集まることは致し方ないことかもしれません。

転職に成功される医師は、お人柄良く転職回数が少ない方です。これは一般人材となんら変わりはありません。医師だからといって専門的な知識さえあれば良いという訳ではありません。

雇い入れる側の医療機関の立場としては、医療はチームで行うものなので、協調性の高い人が好まれることは言うまでもありません。

転職エージェント（コンサルタント）が有能か有能でないかは、人によって見方が変わるので、まずは相性の良い方を選ぶべきだと思います。

また、甘いことばかり言う転職エージェントは不都合な事実を隠しているケースがありますので、要注意です。

そういうエージェントを通じて転職した場合は、入職してから結局揉めてしまうことが多いので、ここは医師に対して、あえて親身になって厳しいことを言ってくれるエージェントの方が信頼できると思います。

ただし、最初はいくつかの転職エージェントを比較されることを強くお勧めします。

ブラック病院の見抜き方もブラック企業の見抜き方となんら変わりありません。まず当然ですが、医師が頻繁に入れ替わる病院は注意した方が良いでしょう。前任者の辞めた理由を聞けば、だいたいどのような医療機関なのかは想像はつきます。

また、極端な利益至上主義の病院はコスト管理が厳しいため、入職後に条件が変わる可能性がありますので注意しなければなりません。

いずれにしても、病院のトップにお会いして話を聞けば、我々はある程度は察知できます。これらの点について、なかなか医師がご自身で調査をするのは難しいのが現実でしょう。業界情報に詳しい転職エージェントの情報を頼りにしてください。

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