医局退職も万全 - 初心者用登録推薦ベスト3社

格付けの高い医師紹介会社を下記で比較

当サイトの医師紹介会社評価基準について

転職成功に必要な医師紹介会社の登録数は?


 

第10回: 今後の日本で求められる医師像 “総合診療医”

今後の日本で求められる医師像 “総合診療医”

 

■ 記事作成日 2016/10/27 ■ 最終更新日 2017/12/6

 

あと数年で「多死社会」になる日本

今後の日本で求められる医師像 “総合診療医”

 

元看護師のライター紅花子です。
このコラムでは、私の約10年の看護師経験の中で感じた“医師として活躍するために必要な素質”について考えてみたいと思います。

 

今回は、2017年から研修および養成が始まることになっている「総合診療医」について考えてみたいと思います。

 

日本の医療の現状

 

平成28年10月3日、厚生労働省は「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」を開催しました。

 

この有識者会議は、平成27年6月30日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2015」(以下、基本方針)が根底にあるようです。

 

この基本方針の中には「経済・財政一体改革」の取組として「経済・財政再生計画」が挙げられていますが、そこには「人口構造の変化や地域の実情に応じた医療提供体制の構築に資するよう、地域医療構想との整合性の確保や地域間偏在等の是正などの観点を踏まえた医師・看護職員等の需給について、検討する。」と明記されています。

 

厚生労働省ではこれまでにも、この基本方針に則り、医療従事者の需給に関する検討会などを開催してきました。そこでは、医師の需給推計や医学部の定員増員計画、特に地方における医師の偏在対策などについての議論が行われてきました。

 

そこから今度は、「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」(以下、検討会)を開催するに至った、ということのようです。

 

前置きが長くなりましたが、この検討会により公表されている資料によると、日本はあと数年で「多死社会」となるそうです。

 

2015年の死亡数(推計値)と、死亡者数が今後もっとも多くなると推計されている2040年とを比較すると、年間でおよそ36万人の差がある、とされています。

 

今後の日本で求められる医師像 “総合診療医”

 

検討会からの資料では、2015年も推計値となっていますが、2015年を実数値に置き換えると、その差はさらに広がり、38万人/年の差、となります。これが、多死社会の到来ということのようです。

 

また、死亡者数の死亡場所による年次別死亡数を見ると、1950年代は自宅での死亡が80%を超えていましたが、1980年代後半から30%を切るようになり、2000年代には15%程度になっています。

 

その代り、老人ホームや介護老人保健施設での死亡者数が増えてきましたが、2005年頃を境として、病院での死亡者数が減少傾向にあります。

 

日本の医療事情からみた“総合診療医”の需要

 

この様な背景がありつつ、日本は少子化の進行により、今後は医療者全体の人数も減っていくことから、全国的に病床数全体が減少していく傾向となっています。つまり、今後はさらに病院以外の場所での死亡が増える、ということです。

 

そこで厚生労働省では、数年からからかかりつけ医の普及に取り組んできました。

 

かかりつけ医とは

 

なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要なときには専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師

 

と定義されています。

 

平成28年度からは、日本医師会による「日医かかりつけ医機能研修制度」も始まりました。かかりつけ医は、診療報酬にも反映されることになります。

 

これを受けて厚生労働省の「専門医のあり方に関する検討会」では、総合的な診療能力を有する医師を「総合診療医」とすることを決め、専門医としての名称を「総合診療専門医」とすることとしました。その位置づけは、次のようになっています。

 

今後の日本で求められる医師像 “総合診療医”

 

つまり、神の手を持つ脳神経外科医や、天皇陛下の命を救った心臓血管外科医のような、ウルトラ級のスペシャリストだけではなく、より地域住民の声に耳を傾け、臓器に特化せずに総合的な診断ができる内科医が、これからの日本では必要だとされている、ということになります。

 

看護師視点からみた“総合診療医”に求められる資質?

 

私自身は、一定規模以上の総合病院での手術室勤務と、単科でのクリニック勤務経験があります。つまり、スペシャリスト的な医師と、総合診療医的な医師の、両方を見ているわけです。

 

単科は内科ではありませんでしたが、患者層としては圧倒的に高齢者が多く、そのクリニックでのメインとなる病態だけではなく、全身的な状況も判断する必要がありました(高齢者ですので、既往歴が多く、合併症のある人も多かった)。

 

その両方の医師を比べると、クリニックの医師は、患者さんの不定愁訴にも付き合い、患者さんからの話を聞くことに、一番の時間をかけていたと思います。

 

もちろん、総合病院のスペシャリスト的な医師も、患者さんの話に耳を傾けてはいたのですが、医師の入れ替わりもありますから、何年にもわたり、1人の患者さんvs一人の医師 という付き合い方をしている医師は、非常に少ないというのが現実でした。

 

一方で、クリニックであれば、患者さんと医師との「ウマ」が合わなければ、患者さんはかかりつけ医を変えることが自由にできるわけですから、医師の方も「人としての付き合い」を重視しているように感じました。

 

患者さんからは、メインとなる病態に対する訴えだけではなく、時には「孫が〇〇してくれて・・・」という、ある意味世間話のような話もありましたし、医療者からすれば関係のなさそうな症状が「きっと関係があると思う」と断言する患者さんもいました。

 

これが、内科クリニックだったら・・・と考えると、不定愁訴もさらに多くなると思いますし、1日のうちに何人もそういった患者さんの相手をしていくことになります。

 

それを横から見ている看護師からみると、患者さんの声に耳を傾けようとする姿勢が、総合診療医に求められているのではないかと、感じます。

 

しかも、そういった話を聞きながら、現在の病状を判断し、治療方針を適宜修正し、必要に応じて検査や処置を行い、場合によっては他院を紹介する、という複数の診療行為を、同時進行していくことになるわけですから、医師の頭の中はフル回転していると思います。

 

こういった柔軟性や、頭の回転力も、総合診療医には必要なのではないでしょうか。

 

名医よりも良医

 

私自身は現在の仕事柄、いろいろな立場の医師へ取材させて頂くこともあるのですが、ある医師に「名医になるより良医になれ、という言葉がある」と伺ったことがあります。

 

どちらも、優れた医師という意味では変わりないのだと思いますが、名医と良医とは、違うのだそうです。次回は、この辺りに触れてみたいと思います。

 

 

参考資料

 

厚生労働省 新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会  資料1 本検討会の設置に至る経緯
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000138743.pdf

 

同上 資料4 我が国の医療の現状
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000138746.pdf

 

e-stat 人口動態総覧 年次別にみた人口動態総覧
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001157964

 

国立社会保障・人口問題研究所 日本の正将来推計人口(平成24年1月推計)
出生中位・死亡中位家庭による推計結果
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/newest04/sh2401smm.html

 

この記事をかいた人


紅 花子

正看護師歴10年、IT技術者歴10年という少し変わった経歴をもつ。現在は当研究所所属ライターとして、保健医療福祉分野におけるライティング業を生業としている。この分野であれば、ニュース記事の執筆・疾患啓発・取材・書籍執筆・コンテンツ企画など、とりあえずは何でも受ける。東京都在住の40代、2児の母でもある。好きなマンガは「ブラック・ジャック」。

医師キャリア研究のプロが先生のお悩み・質問にお答えします


今後の日本で求められる医師像 “総合診療医”


今後の日本で求められる医師像 “総合診療医”


今後の日本で求められる医師像 “総合診療医”


【お願い】この記事があなた様のお役に立ちましたら是非「いいね」「ツイート」をお願い致します。
 

【初心者向け登録推奨3社】 成績優秀コンサルを担当にブッキング

今後の日本で求められる医師像 “総合診療医” 今後の日本で求められる医師像 “総合診療医” 数ある医師転職支援会社への登録に迷ったら・・・まずはこの3社だけまとめて登録すれば成功確率がアップする、初心者にオススメ登録先紹介会社をパッケージングしました(2018年度最新データに基いて分析)。

 

医師紹介会社研究所所長・野村龍一 下記の推薦企業は、私が先方企業を直接訪問した上で各企業上層部に、「当会社研究所サイト経由で登録した医師」に対し、「通常登録の方よりも手厚いサポート」「社内でも特に優秀なコンサルタントを担当につけていただくこと」をお約束頂いています

エムスリーキャリアエージェント


エムスリーキャリアエージェントの特徴
登録無料、すぐ転職しなくても情報収集目的のみで『お試し登録可能』、匿名転職サポート可能、ヘッドハント有り、6000ヶ所以上の医療機関や大学との取引あり、医局の退職事例多数、コンサルタントレベル非常に高い、保有求人数2万件前後。高額求人をオーダーメード獲得する能力に長ける。
価格
登録無料 0
評価
評価5
対象
常勤・非常勤
条件交渉力
AAA
求人情報数
AAA
医療専門性
AAA
エムスリーキャリアエージェントの総評
医師会員21万人を誇るソニーグループ運営の医師ポータルサイト「m3.com」グループ会社。一般人材紹介企業と異なり、医師に特化した上でこの事業規模の大きさを誇るため、好条件の求人情報の収集力がずば抜けている印象がある。当然、所属医師コンサルやエージェントの数も多く、個別の医師に対して「相性のあったパートナー」が探しやすいと言える。年収2500万以上、週4日で年収2200万といった高額条件の案件を多数保有しつつ、個別医師のライフスタイルや家族都合などを考慮した勤務条件を引き出す力にも非常に長けており、自ら医療機関と交渉して好条件求人を創り出すことが可能な企業。

CME@医師転職


CME@医師転職の特徴
常勤、非常勤のオーダーメイド求人とアフターフォローに強み。近年非常に力をつけてきている有力医師転職サイトだが、社長及び幹部の医療人材紹介歴は10年以上と非常に老舗。他社で上手くいかなかった医師でも、医師の立場に寄り添って親身に相談してくれると非常に評価が高い企業。
価格
登録無料 0
評価
評価4.5
対象
常勤・非常勤・スポット
条件交渉力
AAA
求人情報数
AA
医療専門性
AAA
CME@医師転職の総評
2011年創業にも関わらず、一気に事業展開を加速させて業界を驚かせている新興企業の1社です。大手医師紹介会社のベテランコンサルタントが集結して立ち上がった企業であり、特徴としては常勤転職へのオーダーメイド求人クリエイト、転職後のアフターフォローの徹底等があげられます。新興企業ですが、担当となるスタッフはベテランが多いため、初めて転職をする医師でも安心して業務を委託できるのが心強いです。

Dr.転職なび/Dr.アルなび


Dr.転職なび/Dr.アルなびの特徴
登録無料、情報収集目的のみでお試し登録可能、業歴が非常に長い医師紹介業界では老舗企業(大手企業の多くも当社のスタイルを模倣した履歴があります)であり、優秀なコンサルタント人材を選んで転職サポート業務を依頼することができます。
価格
登録無料 0
評価
評価4
対象
常勤・非常勤・スポット
条件交渉力
AA
求人情報数
AA
医療専門性
AAA
Dr.転職なび/Dr.アルなびの総評
業界歴10年以上、全国10拠点展開の老舗企業メディカルステージでは、賞味期限の維持管理を徹底された保有求人数6000件以上を誇示する、常勤転職の「Dr.転職なび」に加えて、医師のニーズやご意向を中心に求人を組み立てて創りだすオーダーメイド型の求人サイト「AgentxMedicalStage」等を新たに展開。実際の業務量がわかる求人票の作成へのこだわりや、コンサルタント全員が医療経営士資格取得者として、能力担保を対外的に明示した転職サポーティング体制を打ち出している、高評価の医師転職支援会社です。

常勤転職 =初心者向け登録推奨TOP3社

常勤転職Top3

非常勤/スポット =初心者向け登録推奨TOP3社

非常勤スポットバイトTop3
おすすめ登録2020年

お勧めコンテンツ

当サイトの便利な利用方法