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第11回:【医療経営士】医療経営士3級 合格発表!

【医療経営士】医療経営士3級 合格発表

 

■ 記事作成日 2017/4/7 ■ 最終更新日 2017/12/5

 

医療経営士3級 合格発表!

 

元看護師のライター、紅花子です。

 

当コラム、第11回目となる今回は、医療経営士3級の合格発表がありましたので、そちらについて触れてみたいと思います。

 

第20回 医療経営士3級 合格発表

 

2017年3月31日、第20回 医療経営士3級試験 合格発表がありました。合格された皆さま、おめでとうございます!今回の試験での合格者数を数えたところ873名、今回の合格率は38.9%でした。比較的、狭き門といえるでしょう。

 

一般社団法人 日本医療経営実践協会のWebサイトに、合格者が公示されていますが、このページは2週間程度で閉鎖されるようです。その間に、受験者宛に簡易書留で試験結果が郵送されてくるそうですが、この未着問合せについても、4月7日(金)~4月13日(木)と非常に短く設定されています。受験者の方・合格者の方は、新年度早々、ちょっと忙しくなりそうですね。

 

では実際に、どのような人が受験し、合格しているのかをみてみましょう。

 

 

これを見ると、受験者数の割合と比較すると、医療関連企業勤務者の合格割合が高くなっていることが分かります。

 

実際には、医療機器メーカーに勤務する人や、医療コンサルタントとよばれる職業へ従事している人が含まれているようですが、やはり、医療機関全体を第三者的な視点で見ている人の方が、医療経営士としての資質を兼ね備えているのかもしれません。

 

ところが、第1回から第20回までの累計でみると、様子が少し変わってきます。

 

 

過去の資格認定試験では、医療機関勤務者の合格者がおよそ4分の1を占めており、金融機関勤務者よりも医療関連企業の勤務者の方が合格しやすい、という状況でした。

 

過去の試験では、どちらかといえば医療機関に勤務して内側から見ている人の方が、合格しやすい傾向があったと考えられます。しかしこの結果は、医療者の立場だけでは医療機関を経営していくのが難しくなってきた、という社会情勢も関係しているのではないでしょうか。

 

受験者数の推移

 

では、今回の試験を含め、医療経営士3級の受験者数、合格者数の推移をみてみましょう。

 

 

一般社団法人 日本医療経営実践協会が公表している、「医療経営士3級」資格認定試験受験者数の推移」によると、今回の受験者数、合格者数は次のようになっています。

 

  • 申込者数:2498名
  • 受験者数:2245名
  • 合格者数:873名
  • 合格率:38.9%

 

前述のグラフ通り、第20回の試験は、受験者数は過去最高、合格者数も過去最高ではありますが、合格率が40%を切る結果となりました。過去20回を通しての合格率は44.0%と公表されていますので、過去平均よりも5ポイント以上低い、合格率だったことになります。

 

第8回から第10回あたりで、やはり合格率が30%台だったことがありました。これは、2013年度に行われた試験でしたが、この1年間は3回とも、合格率が30%台前半でした。さてこの年、何があったのかを振り返ってみると、

 

  • 2020年夏季オリンピック(五輪)の東京誘致成功
  • 2012年12月に発足した自民党政権の第2次安倍内閣において、1年間を通じて内閣の交代が行われなかった
  • 第2次安倍内閣では、大胆な金融緩和を実施、速いスピードで円安が進んだ
  • 伊勢神宮の式年遷宮(20年毎)と出雲大社の大遷宮(60年毎)が重なった

 

など、社会情勢的にはいくつかの特徴のある年ではありましたが、医療分野において非常に目立った年だった、ともいえないようです。

 

では、なぜこの年は合格率がこれほど低かったのでしょうか。様々な要因があるのだと思いますが、第8回の試験結果により、累計合格者数が2,000人を超えたこと、第1回の試験から3年が経過してそれまでの試験内容との変化が出てきたこと、などが考えられるのではないでしょうか。

 

合格者の今後は?

 

医療経営士3級の試験に合格しても、それだけで名乗れるわけではありません。例えば、名刺に肩書を記載する、あるいは医療機関の中で「医療経営士として仕事をする」ためには、登録料・年会費を納入し、履歴書など三つの書類による、資格認定審査を受ける必要があります。

 

これをパスすることで認定登録番号が発行され、「医療経営士」として名乗ることが出来る、というシステムになっています。

 

また、医療経営士3級として認定されると、医療経営士2級の受験資格が得られることになります。しかし、次回の2級試験日は2017年6月18日(日)、受験エントリーは4月10日にはスタートしますので、ここでものんびりしているわけにはいきませんよね。

 

また、次回の3級試験受験を考えている人、あるいは今回は残念な結果となったため次回再チャレンジしたい人も、第21回の3級試験は、2級試験と同じ6月18日(日)です。こちらのエントリーも、4月10日から始まるようですので、今から準備を初めておいても早すぎることはありません。

 

現在のところ、推奨テキストとされる書籍の変更は無いようです。

 

また、推奨テキストだけで試験をパスできるわけでは無く、特に今年度は、2018年度の診療報酬および介護報酬の同時改定を控えていますので、こういったポイントを押さえた受験対策を練る必要があるのかもしれません。

 

いかがでしょうか。3級の合格者数が累計8,000名を超え、認知度も上がってきたと思われる医療経営士の資格。とはいえ、1級の認定者は全国に21名しかいません。まだまだ、狭き門ではありますが、今後の医療機関経営における重要なポジションとして、目指してみてはいかがでしょうか。

 

参考資料

 

一般社団法人 日本医療経営実践協会
医療経営士とは
http://www.jmmpa.jp/about/

 

一般社団法人 日本医療経営実践協会 プレスリリース
第 20 回「医療経営士3級」資格認定試験合格者 873 名
「3 級」受験申込者の累計 20,000 名突破!
http://www.jmmpa.jp/docs/press_release_20170331.pdf

 

厚生労働省 平成 28 年度診療報酬改定の基本方針
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000106247.pdf

 

この記事をかいた人


紅 花子

正看護師歴10年、IT技術者歴10年という少し変わった経歴をもつ。現在は当研究所所属ライターとして、保健医療福祉分野におけるライティング業を生業としている。この分野であれば、ニュース記事の執筆・疾患啓発・取材・書籍執筆・コンテンツ企画など、とりあえずは何でも受ける。東京都在住の40代、2児の母でもある。好きなマンガは「ブラック・ジャック」。

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