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Eテレ「きょうの健康」 H29年1月30日20:30~より

※画像はEテレ「きょうの健康」ウェブサイトより http://www.nhk.or.jp/kenko/

 

2017年1月30日放送のEテレ「きょうの健康」では、「うつ病 徹底解説 サインに気付く」をテーマに放送していました。以下は番組内容の要約ですので、番組を見落とした方などはチェックしてみてください。

 

出演者:岩田まこ都、黒沢保裕
出演医師:認知行動療法研修開発センター 理事 菊地俊暁 氏


うつ病 徹底解説 サインに気づく(2017年1月30日(月)放送)

 

<岩田>

 

黒沢さんは自分がうつ病になったら気づくと思いますか。

 

<黒沢>

 

どういう症状なのか、ちゃんと知っているわけではないので仮にうつ病になったとしても気づかないのではないでしょうか。

 

<岩田>

 

では日本人の何人に1人がうつ病になると考えられていると思いますか。

 

<黒沢>

 

100人に1人くらいでしょうか。

 

<岩田>

 

ある疫学調査によりますと、15人に1人が生涯に一度はうつ病になると推定されています。患者は国内に300人程いると考えられています。
では、「4人中3人」という数字は何を表す数字だと思いますか。

 

<黒沢>

 

全く想像がつきません。

 

<岩田>

 

うつ病と疑われているものの、医療機関を受診していない人の割合です。先ほどの推定患者数300万人中およそ230万人は受診していないということになります。

 

<黒沢>

 

それはうつ病に気づいていないから受診しないのか、とれとも気づいているけれど受診しないのか、どういうことなのでしょうか。専門家に詳しい話を伺っていくことにしましょう。

 

菊地さん、先程ありましたように、うつ病が疑われているのに受診していない人の方が圧倒的に多いのはどうしてでしょうか。

 

<医師>

 

考えられる理由は、「うつ病を自覚できない」ということが揚げられます。

 

<黒沢>

 

自覚できないとは、気づきにくいということですか。

 

<医師>

 

うつ病の知識があまりないため、うつ病の症状があるのにうつ病と思わない、ということです。また、うつ病は重症になると脳の働きが低下してしまって病気であることを認識できなくなってしまうという特徴もあります。

 

<岩田>

 

本人が気づかなくても周りの人が気づくのではないですか。

 

<医師>

 

以前に比べ、うつ病はだいぶ認知されてきているため、受診を進めていただいて我々のところに来るということは多くなってきています。ただ受診に抵抗があって受診しない方もまだいます。

 

4人中3人が受診していないという調査結果は少し古いデータのため、現在はもう少し受診者は増えていると考えられていますが、それでも自覚できていないため、受診していない患者は多くいると思います。

 

<黒沢>

 

そもそもうつ病とはどんな病気なのでしょうか?

 

<医師>

 

うつ病がどうして起こるのかがまだはっきり分かっていません。ただ考えられる原因は3つあります。①心理的なストレス、②脳内の変化、③なりやすい体質です。心理的なストレスというのは過労、対人関係、生活上の問題(離婚、死別など)などです。うつ病はこうした心理的ストレスが原因で発症することが多いと言われています。

 

<黒沢>

 

脳内の変化とはどういうことでしょうか。

 

<医師>

 

うつ病というのは心の病気と思われがちですが、実は脳の病気でもあるのです。ストレスなどが原因となって、脳の働きのバランスが崩れてうつ病を発症するということも考えられています。

 

<黒沢>

 

脳の働きのバランスが崩れるというのはどういうことでしょうか。

 

<医師>

 

明らかにはなっていませんが、考えられる説をご紹介します。

 

私たちの感情は脳にたくさんある神経細胞同士が、様々な情報を伝達することで生まれてきます。神経細胞には木の枝のように伸びた突起があります。この突起に神経細胞同士をつなぐ役割をしているシナプスと呼ばれる場所があります。シナプスにおいて、神経伝達物質と呼ばれる物質が神経細胞から神経細胞に伝わることによって、情報を伝達していきます。

 

これまで、情報伝達物質の減少がうつ病に関係してくると言われていました。しかし最近では、神経細胞の突起はストレスがかかることによって縮んでいくということが研究で分かっています。ストレスなどによって脳の神経細胞の一部に変化が生じることによって、感情や考え方に歪みが生じるのではないかと考えられています。

 

<岩田>

 

なりやすい体質とはどういうことですか。

 

<医師>

 

遺伝子が関係しているかどうかは分かっていませんが、両親や兄弟にうつ病の人がいる場合の発症のリスクは1.5倍から3倍になると言われています。考え方や性格は親子で似ると言われていますので、そういう影響もあるでしょう。

 

<黒沢>

 

うつ病かどうかはどうやって調べるのでしょうか。

 

<医師>

 

脳の神経細胞を詳しく調べることはできません。血液検査や脳の画像検査も難しいので、詳しい問診で診断します。うつ病と確定するには専門医でも慎重に行う必要があります。

 

<黒沢>

 

専門医でもうつ病の診断は簡単ではないということですね。ではうつ病になるとどんな症状が出て来るのでしょうか。

 

<医師>

 

心と体の両方に症状が出てきます。受診した「患者が最初に訴えた症状」をまとめたものを見ると、心の不調よりも体の不調を訴えることの方が多いです。(体の不調:睡眠障害26%、倦怠感・疲労感58%、首・肩こり22%、頭痛・頭が重い23%。心の不調:意欲・興味の減退4%、仕事能力の低下3%、抑うつ気分3%、不安・取り越し苦労3%)

 

<黒沢>

 

うつ病は心の症状よりも体の症状が出やすいのですか。

 

<医師>

 

いいえ。「問診で聞き取り」をすると、実は心の不調も同じくらいあることがわかります。(体の不調:睡眠障害94%、倦怠感・疲労感89%、首・肩こり84%、頭痛・頭が重い66%。心の不調:意欲・興味の減退91%、仕事能力の低下85%、抑うつ気分70%、不安・取り越し苦労58%)
体の不調は感じやすく他人にも伝えやすいですが、心の不調は伝えるのが難しく上手く伝えられないということだと思います。

 

<岩田>

 

うつ病で現れやすい体の不調と心の不調をについて、もうすこし具体的に見ていきます。

 

体の不調は、眠れない、食欲・体重が落ちた、疲れやすい、だるい、首・肩のこり、頭痛、下痢、便秘、過度の発汗、手や足のしびれ、息切れ・息苦しいなどがあります。心の不調は、憂うつだ、何に対しても興味が持てない、やる気が出ない、落ち着かない、イライラする、もの悲しい、自分を責める、などが特徴です。

 

<黒沢>

 

どういったときにうつ病と診断するのですか。

 

<医師>

 

診断基準に従って問診を行い、総合的に判断して診断します。先程の症状の中で絶対に見逃してはいけないのが、「憂うつだ、何に対しても興味が持てない」の2大症状です。このどちらかの症状であっても、ほとんど一日中、ほとんど毎日のように2週間以上続いている場合には、うつ病の可能性が高いと考えて良いです。その上で様々ある体や心の不調を確認していき、たくさんの症状が現れているほど、うつ病の可能性が高いと考えます。
しかし、症状がたくさん出ているからといって、すぐうつ病と診断するわけではありません。他の病気によって症状が出ていないか、場合によっては画像検査をしながら、あらゆる可能性を探ったうえで診断をつけていきます。

 

<岩田>

 

この2大症状は、具合が悪くて受診した方はほとんど当てはまるのではないでしょうか。

 

<医師>

 

文字にすると単純ですが、これらの症状がほぼ一日中、ほぼ毎日続くというのは想像以上の苦しみです。

 

うつ病と考えられる場合の「憂うつな気分」というものがどういうものかと説明します。例えば会社で何か大きな失敗をしてしまうと相当なショックですし、立ち直るのに時間がかかると思います。それでも元気なときであれば、家族と楽しい時間を過ごせば気持ちが和らぎます。そうなると、これは他の出来事で喜びや楽しみが生じているため、うつ病の診断基準である憂うつな気分には当てはまらない可能性が出てきます。

 

また、「何に対しても興味が持てない」というのは、大好きだったことも含めて、ほぼすべてのことに興味を失ってしまう状態のことを指します。例えば好きだったスポーツ観戦とかに全く興味が持てないというのが一例です。

 

<黒沢>

 

何かのストレスがあって気分が落ち込んだ状態が何日か続いたら、早めに受診したほうが良いということですか?

 

<医師>

 

日常生活や仕事に明らかに支障が出てきている場合には受診をお勧めします。もしかるすと、うつ病という診断にはならないかもしれません。しかし、そのとき起こっている症状に対してアドバイスが出来ますし、それに対する治療も可能かと思います。

 

<岩田>

 

周りの人が気づいたら本人に伝えた方が良いのでしょうか。

 

<医師>

 

伝えていただくのが良いです。ただし伝え方に注意が必要です。

 

<黒沢>

 

周りの人としてはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。

 

<医師>

 

周りの人が気づきたいサインとして、「口数が少なくなる(周りの人と話さなくなる)、イライラしている(余裕がなくなって追い込まれていくような感じ)、朝や休日明けに調子が悪い(特に月曜日に調子が悪い)、遅刻・欠勤が増える、だるさを訴える、身辺整理をする(自分の持っているものを整理して誰かにプレゼントしたり、遺書を書く)」です。身辺整理をするというのは自殺をほのめかすサインのため、かなり気をつかなければいけません。

 

直接本人に伝えにくいという場合であれば、その人の家族や友人から伝えてもらう、あるいは会社であれば産業医に相談する、ということも受診を促すうえでは必要だと思います。

 

ただ、元々悲観的なタイプという方もいます。そのため、単純に悲観的になっているからうつ病かもしれないというのではなく、これまでと今とで違う点を指摘してもらうと良いでしょう。

 

<岩田>

 

他人に受診を進められても、受診しない人の場合は。

 

<医師>

 

そういう場合は本人でなくて、まずは家族が医療機関に相談に行くと良いでしょう。家族相談を受けている医療機関も多いため、電話で問い合わせてみましょう。相談によって、どうやって本人に受診を促すかという助言や、助言によって心配・心労を和らげることもできます。

 

<黒沢>

 

どういう医療機関を受診したら良いでしょうか。

 

<医師>

 

うつ病が疑われたら、専門医がいる精神科または精神神経科を受診しましょう。

 

うつ病は誰でもかかる可能性のある病気ですので、皆さんに症状をしっていただき、今日知っていただいたサインを見逃さないようにしていただきたいです。

 

Eテレ「きょうの健康」2017年1月30日放送「うつ病 徹底解説 サインに気づく」より引用、要約、および台詞等一部書き起こし

 

この記事を書いた人


野村龍一(医師紹介会社研究所 所長)

某医療人材紹介会社にて、10年以上コンサルタントとして従事。これまで700名を超える医師の転職をエスコートしてきた。担当フィールドは医療現場から企業、医薬品開発、在宅ドクターなど多岐にわたる。現在は医療経営専門の大学院に通いながら、医師紹介支援会社に関する評論、経営コンサルタントとして活動中。40代・東京出身・目下の悩みは息子の進路。

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