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【医療ニュースPickUp】2015年4月21日

医療にまつわる気になるニュースを当研究所独自の目線で掘り下げて記事にしている「医療ニュースPickUp】。このコーナーでは、まだ大手マスメディアが報道していない医療ニュースや、これから報道が始まるだろう時事的医療ニューストピックを、どこよりも半歩素早く取材・記事化していくコーナーです。

”薬剤師による医療費削減“もある

【2015/4/21】 ”薬剤師による医療費削減“もある

 

2015年4月12日、「薬の飲み残し対策強化で医療費抑制へ」というニュースが報道された。患者へ処方した薬の飲み残し=残薬がある場合、薬剤師が調剤する薬を減らすなどをした結果、平成24年度にはおよそ29億円の医療費が抑制できたと試算されたことから、厚生労働省は薬の情報を記録する「お薬手帳」の利用を促進するなど、患者の薬の量を正確に把握する取り組みを強化することにしたという。

 

院内薬局や調剤薬局で患者に薬を手渡す際、薬剤師は口頭でいわゆる「残薬」がないかを確認し、「残薬」がある場合には医師に確認のうえ、薬の量を調整することになっている。

 

厚生労働省が、日本薬剤師会の調査をもとに、平成24年度に全国で7億9千万件あった薬の処方箋について推計を行ったところ、うち180万件で「残薬」を理由に薬剤師が薬の量を減らすなどの対応を取っていた。それによって医療費をおよそ29億円抑制できたとしている。

 

このデータは、厚生労働省の「中央社会保険医療協議会 総会(第294回)資料」から読み取ることができる。

 

資料によると、薬局調査では残薬のある患者が「頻繁にいる」「ときどきいる」と答えた薬剤師は90%以上にのぼり、薬剤師は日常的に「残薬のある患者」と接していることになる。

 

患者側への調査でも、処方薬が「大量に余ったことがある」「余ったことがある」と答えたのは55%以上、およそ半数以上の患者に残薬があることになる。

 

これらの状況を受けて厚生労働省は、薬の情報を記録する「お薬手帳」の利用を促進、長期処方される患者に対する薬剤師による服薬指導の徹底など、患者の薬の量を正確に把握する取り組みを強化することにしているという。

 

厚生労働省の統計によると、平成24年度の調剤医療費(電算処理分のみ)は6兆5,902億円。

 

これも年々増加傾向にあり、平成25年度では6兆9,933億円となっている。そこからみると29億円は大きな数値ではないが、残薬全体では年間475億円にのぼるという推計もある。

 

残薬が生じる原因としては、患者側のアドヒアランスの問題もあるが、複数の医療機関からの重複投薬もその原因の1つになるであろう。

 

前出の資料でも、特に高齢者の間で「外来患者の少なくとも3割以上が複数の医療機関にかかっている」ことが分かっている。

 

一方、重複投薬が多いのは実は小児であり、内容としては去たん剤・鎮咳去たん剤・抗ヒスタ ミン剤などが多い。

 

医療制度改革なども進められているが、こういったところからも医療費は削減できそうだ。「お薬手帳」の活用と、薬剤師からの働きかけにも期待したい。

 

 

参考資料

 

NHK 薬の飲み残し対策強化で医療費抑制へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150412/k10010045431000.html

 

厚生労働省 中央社会保険医療協議会 総会(第294回)資料
外来医療(その1)平成27年4月8日
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000081548.pdf

 

厚生労働省 調剤医療費(電算処理分)の動向~ 平成 25年度版 ~
http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/year/13/dl/gaiyo_data.pdf

 

朝日新聞 飲めずに「残薬」、山積み 高齢者宅、年475億円分か
http://www.asahi.com/articles/ASH465DMZH46UTIL026.html

 

【医師紹介会社研究所’s Eye =記事への所感=】

 

高齢者の場合、特に老老介護や独居高齢者に多いそうですが、「食後、となっているが食事をしなかったから飲まなかった」というケースもあるようです。そこで「効果が少ないから薬の増量」となると怖いと思うのですが、一般的には違うのでしょうか。

 

また乳幼児の場合、患者自身ではなくその保護者が「もらった薬で症状が改善しない」と考え、別の医療機関で同じ薬剤を処方されることも多くなります。

 

中には「処方薬を2日飲んだけど熱が下がらないから他の小児科に行った」というママさんもいます。そもそもその薬、鎮咳去たん剤だから熱は下がらないし、違う小児科でも同じ薬をもらっているし…というケースもあります。

 

子どもが心配なのは分かるのですが、先生と薬剤師さんの説明をきちんと聞いて、お薬手帳も使えば重複薬はなくなるのに、と思うことが時々あります。私の周りだけではないと思うのですが、どうなのでしょう。

 

小児や乳幼児で残薬があると、間違えて多く飲ませたりして怖くないの?と考えてしまうので、私自身はお薬手帳を使っています。実は保険点数上、お薬手帳を持っていると調剤薬局での会計は少し高くなるのですが、怖いよりは良いかなと。

 

先日、風邪を引いた知人がかかりつけ医(糖尿病)で風邪薬を処方されましたが、お薬手帳を使っていたので、調剤薬局で「この薬は眼圧があがるからやめた方が良い」と指摘され、処方内容が変わった、ということがありました。

 

その知人は緑内障用の点眼薬も使っていたことが、お薬手帳で確認されたためです。

 

これは小さなケースかもしれませんが、そういう意味でもお薬手帳は使えますし、現在では「電子お薬手帳」も一部の地域で利用できるようになっています。

 

これにはまだ「薬を飲んだチェック」機能はないようですが、リマインダー機能はあるそうなので、ついでに服用確認ができればさらに便利!と思うのですが、いかがでしょうか。

 

この記事をかいた人


紅 花子

正看護師歴10年、IT技術者歴10年という少し変わった経歴をもつ。現在は当研究所所属ライターとして、保健医療福祉分野におけるライティング業を生業としている。この分野であれば、ニュース記事の執筆・疾患啓発・取材・書籍執筆・コンテンツ企画など、とりあえずは何でも受ける。東京都在住の40代、2児の母でもある。好きなマンガは「ブラック・ジャック」。

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