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【医療ニュースPickUp 2016年5月20日】今後の医師の需要と供給はどうなるのか 厚労省 医師需給分科会開催

【2016/5/20】今後の医師の需要と供給はどうなるのか 厚労省 医師需給分科会開催

 

2016年5月19日、厚生労働省は「医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第6回)」を開催した。今回の分科会では、中間取りまとめについての議論が行われ、これまでの医学部定員についての振り返りから、将来の医師の需給推計、医師偏在への対策、当面の医学部定員の基本方針などについて議論がなされた。


医師の需給推計

今回行われた推計の前提として、

 

  • 病床の機能区分ごとに必要な医師数を見込むこと
  • 現在、週当たり56.6時間(高度急性期・急性期)となる医師の勤務時間の縮小を図ること
  • 臨床以外に従事する医師については、それぞれの分野での増員を図ること

 

などが挙げられている。

 

実際には、週当たり56.6時間となっている医師の勤務時間を、上位・中位・下位の3つのパターンに分けて推計がなされた。

 

  • 上位の需要推計の場合、平成 45 年(2033 年)頃に約 32 万人で医師需給が均衡し、平成 52 年(2040 年)には医師供給が約 1.8 万人過剰
  • 中位の需要推計の場合、平成 36 年(2024 年)頃に約 30 万人で医師需給が均衡し、平成 52 年(2040 年)には医師供給が約 3.4 万人過剰
  • 下位の需要推計の場合、平成 30 年(2018 年)頃に約 28 万人で医師需給が均衡し、平成 52 年(2040 年)には医師供給が約 4.1 万人過剰

 

場合によっては、あと2~8年程度で、医師の需給が均衡することになる。

 

【医師偏在への対策】

 

医師偏在への対策については、主に以下の項目でさらに検討されることとなった。

 

  • 医学部:地域枠の在り方や、地域医療への貢献に関する早期からの動機づけなど
  • 研修医:地域別の募集枠の検討(医師不足地域等への配慮)など
  • 専門医:国や都道府県による地域での調整権の明確化、地域ごとの募集枠の検討など
  • 医療計画による医師確保対策の強化:都道府県が策定する医療計画における確保すべき医師数の明確化、偏在改善に向けた自由開業・自由標榜の見直しなど
  • 医師の勤務状況等のデータベース化の検討
  • 地域医療支援センターの機能強化

 

このほかにも、女性医師の支援や、ICT医療の推進なども盛り込まれている。

 

 

参考資料

 

厚生労働省
医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第6回)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000124803.html

 

同上 医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会 中間取りまとめ(案)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000120209_5.pdf

 

同上 医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会 中間取りまとめ(案) 補足資料
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000120212_5.pdf

 

【医師紹介会社研究所’s Eye =記事への所感=】

 

何となくですが「医学部の定員の増加」や「新医学部の開設」などを、耳にするようになって久しい気がします。「医師不足!」が叫ばれ始めてから早10年位になるかと思いますが、実はその数年前に、「医師の名義貸し」が問題になったこともありました(覚えている人はどれくらいいるでしょうか?)。

 

当時はとにかく(特に地方で)医師が不足し、そうでもしないと病院を開けることが出来ない状況に追い込まれていたのだと記憶しています。

 

経済協力開発機構(OECD)加盟国の基準でみると、日本は非常に医師数の少ない国であるようです。

 

OECD加盟国では、人口1000人あたり3人以上の医師数がいることになっていますが、日本は2人程度。しかもこれ、欧米では「臨床医」の統計ですが、日本の場合は研究者や引退した医師も含まれているそうです。つまり「医師免許を持っているかどうか」を基準にしても、世界水準には追い付かないというのが、日本の現状です。

 

さすがにこれはまずいだろうと、「医学部の定員の増加」や「新医学部の開設」などを進めてきたわけですが、少子高齢化が加速する日本では、今度は医師過剰になることが懸念されています。

 

今回取りまとめを行おうとしている「中間報告」の案の中には「あと約8年で医師需給が全国的に均衡することを踏まえると、既に現時点で将来的な供給過剰が見込まれる」とあります。

 

これって、本当なのでしょうか。先の世界水準との比較と同様、臨床医以外もカウントしていることは無いのでしょうか。

 

医師の絶対数もそうなのですが、もっと困るのは医師の偏在ですよね。

 

各都道府県が制定する「保健医療計画」では、同じ都道府県内でも、地域によって増床と減床を図る地域があります。つまり、減床を目指す地域では、病院そのものが無くなる可能性もゼロではありませんから、さらに医師が不足する可能性もあるということです。

 

今、日本はいろいろな面で非常に危うい状況にあるといえます。医師数の不足、医師の偏在化、これらと少子高齢化がどのように絡むのか、成り行きを見つめていきたいと思います。

 

この記事をかいた人


紅 花子

正看護師歴10年、IT技術者歴10年という少し変わった経歴をもつ。現在は当研究所所属ライターとして、保健医療福祉分野におけるライティング業を生業としている。この分野であれば、ニュース記事の執筆・疾患啓発・取材・書籍執筆・コンテンツ企画など、とりあえずは何でも受ける。東京都在住の40代、2児の母でもある。好きなマンガは「ブラック・ジャック」。

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