【2014/11/30】障害者への虐待は年間2,659人、うち8割は、身近な家族からの虐待

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【医療ニュースPickUp】2014年11月30日

医療にまつわる気になるニュースを当研究所独自の目線で掘り下げて記事にしている「医療ニュースPickUp】。このコーナーでは、まだ大手マスメディアが報道していない医療ニュースや、これから報道が始まるだろう時事的医療ニューストピックを、どこよりも半歩素早く取材・記事化していくコーナーです。

 

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障害者への虐待は年間2,659人 うち8割は、身近な家族からの虐待

【2014/11/30】障害者への虐待は年間2,659人、うち8割は、身近な家族からの虐待

 

2014年11月25日、厚生労働省は「平成25年度 都道府県・市区町村における障害者虐待事例への対応状況等(調査結果)」を公表した。

 

平成24年10月1日から障害者虐待防止法が施されたことを受け、今回2回目の全国調査を行い、虐待と判断された事例を集計したもの。

 

調査結果をみると、市区町村等への相談・通報件数は、養護者(家族など障害者福祉施設従事者等及び仕様車以外の者)によるものが4,653件、障害者福祉施設従事者等によるものが1,860件となっており、このうちの2,280件が虐待と判断され、被虐待者は2,659人にのぼることが分かった。全体のおよそ8割は、家庭内で起きていたことになる。

 

また、平成24年度に行われた同様の調査では、それぞれ3,260件、939件であった。

 

調査期間は両調査とも同じ1年間だったことから、相談・通報の件数が増加していることが分かる。実際に虐待が増えているのか、相談・通報が行いやすくなったのかは定かではないが、表面化する虐待が増加傾向にあることは確実だ。

 

相談・通報件数は、大阪府(722件)が最も多く、次いで神奈川県(347件)、東京都(300件)、千葉県(250件)、愛知県(224件)と続く。

 

虐待の種別・類型でみると、養護者による虐待は、身体的虐待が全体の63.3%と最も多く、心理的虐待(31.6%)、経済的虐待(25.5%)が続く(複数回答)。養護者による虐待は、被虐待者の多くが女性であり(62.9%)、50歳〜59歳が最も多いことが分かった。

 

対して虐待する側は、性別では男性(65.6%)が多く、60歳以上が最も多いことが分かった。

 

一方で、障害者福祉施設従事者等による虐待をみると、虐待者、被虐待者ともに男性の方が多く、生活支援員によるものが最も多かった(43.7%)。

 

尚、この調査では死亡者は3名、うち2名が家庭内での虐待により死亡し、1名は障害者福祉施設にて死亡したとしている。

 

これらの結果を鑑みると、家庭では父親や兄弟から、娘あるいは姉や妹への虐待、障害者施設等では男性職員から施設の男性利用者への虐待、というケースが推測される。

 

障害者への虐待は、被虐待者が通報できないケースが多い。

 

特に家庭内での虐待は、他人の目が届かないところで行われることが多く、被虐待者が病院へ行く、あるいは事件として警察が介入しなければ、表に出ないケースも多いだろう。

 

各地方自治体では、啓発活動を行ったり、相談窓口を公表しているが、未だ表面化していない虐待も数多く存在する可能性も否定できない。

 

 

[参考資料]

 

朝日新聞 障害者への虐待2280件 2013年度、3人は死亡
http://apital.asahi.com/article/news/2014112600001.html

 

厚生労働省 平成25年度 都道府県・市区町村における障害者虐待事例への対応状況等(調査結果)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000065128.html

 

同上 平成25年度 障害者虐待対応状況調査<養護者による障害者虐待>
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12203000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Shougaifukushika/0000065133.pdf

 

同上 平成25年度 障害者虐待対応状況調査<障害者福祉施設従事者等による障害者虐待>http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12203000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Shougaifukushika/0000065134.pdf

 

同上 平成25年度 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果報告書
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12203000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Shougaifukushika/0000065135.pdf

 

神奈川県 障害者虐待の防止のために
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420445/

 

千葉県 障害者の虐待防止について
http://www.pref.chiba.lg.jp/shoufuku/kenriyougo/gyakutai/

 

東京都 障害者虐待防止と権利擁護
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shougai/shougai_shisaku/gyakutai_kenriyougo/

 

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【2014/12/1】インフルエンザの流行はいつから?学校・学級閉鎖が出ている地域も
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【2014/12/3】花粉症は年明けから対策強化 飛散量が2014年シーズンの2倍以上となる地域も
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区 代表取締役社長:草開千仁、以下ウェザーニューズ)は、2014年11月27日、2015年の花粉シーズンにおける全国および各12エリアの“スギ・ヒノキ花粉飛散“傾向を発表した。
【2014/12/4】糖尿病患者の治療コンプライアンスは意外と低い?患者と医師への意識調査より
2014年11月21日、日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、社長:パトリック ジョンソン)は、2型糖尿病患者408名、並びに糖尿病治療に従事する医師348名を対象に行った「2型糖尿病治療とライフスタイル」に関する意識調査結果を発表した。
【2014/12/10】癌の種類ごとに病院検索を行えるシステムが本格稼働 国立がん研究センター
2014年12月9日、国立がん研究センター(理事長:堀田知光、所在地:東京都中央区、略称:国がん))がん対策情報センター(センター長:若尾文彦)は、全国のがん診療連携拠点病院(以下、「拠点病院」)407施設で2009年から2012年までに院内がん登録された診療情報のデータベースを構築し、各種の条件で施設別に症例数を検索できるシステムを開発したと発表した。
【2014/12/11】感染性胃腸炎の流行シーズン突入への準備を 定点あたり報告数は7を超過
国立感染症研究所(以下NIID)が公表した「2014年第47週(11月17日〜11月23日)によると、全国各地で感染性胃腸炎の流行はすでに始まっている。
【2014/12/18】ワクチンによる肺炎予防の認知度はわずか8% 高齢者へのアンケート調査結果を公開
2014年12月16日、ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:梅田 一郎 以下、ファイザー)は、自社が行った高齢者を対象にしたアンケート調査「健康寿命と予防に関する意識調査」の調査結果を公表した。
【2014/12/19】定説とは違う自己免疫疾患の発症メカニズムを発見か 東大研究チームの研究結果より
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【2014/12/25】医療ミスにより高齢患者の心肺停止 看護師による輸液ポンプ誤操作が原因
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【2014/12/26】野菜中心の食事が日本人男性を救う?
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