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【医療ニュースPickUp 2016年1月29日】ジカ熱はどこまで広がるのか 南米やカリブ海地域での流行が拡大

【2016/1/29】 ジカ熱はどこまで広がるのか 南米やカリブ海地域での流行が拡大

 

2016年1月21日、厚生労働省は各地方自治体や医療機関に対し、ジカ熱に関する情報提供及び協力依頼を呼びかけた。昨年にはブラジル保健省より、南米を中心に感染が確認されているジカ熱に関して、妊娠中のジカ熱感染と胎児の小頭症に関連がみられるとの見解が発表されている。

 

さらに、2016年1月 15 日には、米国 CDC が「妊娠中のジカ熱感染に関してより詳細な調査結果が得られるまでは、流行国地域への妊婦の渡航を控える」との警告を発出している。


フランス領ポリネシアやエルサルバドルなどの地域で急増

今回、厚生労働省が発出した文書には、これらの注意喚起に対する検討を行った結果

 

  • 詳細な調査結果が得られるまで妊婦の流行国地域への渡航は可能な限り控えた方が良いこと
  • 国内での症例の発生に備え、神経症状の合併の可能性について、臨床医が認識していることが望ましいこと

 

などが明示されている。さらには、ジカ熱の検査を実施する場合は国立感染症研究所へ検体搬送を行うこと、医療機関内でジカ熱を疑う症例を診察した場合は保健所へ届け出ることなども明示している。

 

ジカ熱は、蚊を媒体として感染するウイルス性疾患であり、昨年のブラジルでの報道により、妊婦と小頭症との関連性がクローズアップされている。

 

しかしこのほかにも、ジカウイルスが伝播している地域で、ギラン・バレー症候群や、その他の神経症候群、自己免疫症候群が増加していることも分かっている。

 

ジカウイルスが、たとえばギラン・バレー症候群を発症するまでのメカニズムなどについては未だ明らかにはなっていないが、ジカウイルスの流行とギラン・バレー症候群を発症する患者の増加との間で、時間的・空間的に一致する関連性がみられている。

 

フランス領ポリネシアやエルサルバドルなどの地域では、一昨年から今年はじめにかけて、ジカウイルス感染の拡大と、ギラン・バレー症候群やその他の神経症候群患者の急増が確認されている。

 

尚、ジカウイルスによる感染を含む、蚊を媒介する感染症の治療が可能な医療機関については、日本感染症学会のサイトにて公開されている。全国で170あまりの医療機関が掲載されているが、「指導助言のみ」が可能な医療機関や、重症例の受け入れができない医療機関なども含まれているため、注意が必要となる。

 

尚、日本でのジカ熱の発症は、2014年2月および11月に確認されている。

 

 

 

参考資料

 

厚生労働省 ジカ熱に関する情報提供及び協力依頼について
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10906000-Kenkoukyoku-Kekkakukansenshouka/0000109915.pdf

 

同上 ジカウイルス感染症(ジカ熱)のリスクアセスメント
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10906000-Kenkoukyoku-Kekkakukansenshouka/0000109917.pdf

 

厚生労働省検疫所FORTH 2016年01月20日更新 ジカ熱に関する疫学と注意喚起
http://www.forth.go.jp/topics/2016/01201403.html

 

一般社団法人日本感染症学会 蚊媒介感染症専門医療機関一覧
http://www.kansensho.or.jp/mosquito/index.html

 

国立感染症研究所 IASR フランス領ポリネシア・ボラボラ島帰国後にZika feverと診断された日本人旅行者の2例
http://www.nih.go.jp/niid/ja/route/arthlopod/1774-idsc/iasr-in/4401-pr4083.html

 

同上 タイ・サムイ島から帰国後にジカ熱と診断された日本人旅行者の1例
http://www.nih.go.jp/niid/ja/route/transport/1715-idsc/iasr-in/5033-kj4161.html

 

【医師紹介会社研究所’s Eye =記事への所感=】

 

蚊を媒介とする感染症として、日本では「デング熱」がありました。2014年の夏に70年ぶりにデング熱の国内流行が報告されたことを受け、日本感染症学会でも注意喚起を呼びかけたり、「蚊媒介感染症専門医療機関のネットワーク」を構築するなどの活動をおこなってきたようです。

 

その成果の一つが、本文中にもある「蚊を媒介する感染症の治療が可能な医療機関」の一覧のようです。実際、日本でも発症が確認された例がありましたが、そこから拡大することはなく現在に至っている、ということのようです。

 

今月12日にFORTHで公開された、ブラジルでの小頭症の発生状況をみると、1月2日現在、死亡者38人を含む3,174人とあります。

 

それ以前のブラジルにおける小頭症の発症率がどれくらいなのかが分からないのですが、ブラジルの北東部では、疑い患者数が最大数を更新し続けているそうですので、やはりあり得ないほどの増加傾向ということになるのだと思います。

 

先天的な小頭症の原因の1つとして、日本では戦後に先天性の小頭症の子どもが多く生まれたことから、原子爆弾による被害(=放射能が影響する)があるといわれているようです。

 

そのほかにも、有害化学物質や物質への暴露やメチル水銀中毒、食事中の適切なビタミンや栄養素の不足なども考えられているようですが、今後は「母体のジカ熱感染」も加わるのでしょうか。

 

日本では冬の間、蚊に刺されることは稀ですが、温暖化が進めば「蚊に刺される期間」も長くなりますので、自衛が重要となりそうですね。

 

この記事をかいた人


紅 花子

正看護師歴10年、IT技術者歴10年という少し変わった経歴をもつ。現在は当研究所所属ライターとして、保健医療福祉分野におけるライティング業を生業としている。この分野であれば、ニュース記事の執筆・疾患啓発・取材・書籍執筆・コンテンツ企画など、とりあえずは何でも受ける。東京都在住の40代、2児の母でもある。好きなマンガは「ブラック・ジャック」。

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