医師の年収調査(賃金構造基本統計調査より)

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賃金構造基本統計調査にみる医師年収

医師の年収調査(賃金構造基本統計調査より)

 

医師の年収は当サイトでも度々触れるトピックスです。今回は余計な私の感想などを一切なしにして、淡々と事実としてのデータを引用しておくことにしようと思います。詳細は厚生労働省の平成24年賃金構造基本統計調査による医師年収データおよび年収ラボの資格別年収サーチを引用元にしております。


医師の平均年収は1,144万円

平成24年調査では、平均年齢:42.6歳とするところの医師の平均年収は1,144万円となります。この年数を月収に換算すると88万円、時給に換算すると5,053円となります(総労働時間:175時間/月)。過去十年間、平均年収は増減を繰り返していますが、平成23年の1,169万円からは減少傾向にあります。

国の方針と専門により年収は変化

医師の年収は国の施策に大きく左右されます。臨床研修制度の変化により、研修医の給与も変わりますがその後の人生の進路によって給与も随分変わってきます。大学病院勤務の医師トップである教授クラスの基本給が1000万円とすると、同じ年齢で民間の病院院長クラスにて2000万円程度と、かなりの金額差が発生する可能性があります(当然、就労条件による)。

 

また、開業医として独立すれば年商2000〜1億円万円はそれほど難しくない金額ですが、実際の所得としていくら手元に残すことができるのかは、その経営手腕に当然左右されるため、一概にいくらであるということは難しいです。当然、開業時は多額の借り入れ(1〜2億程度が多いと言われる)が必要となります。

 

また、医師資格取り立ての研修医時代の年収は200〜300万程度も珍しくなく、医師3年目の大学病院勤務の手取りが144,000円だったという笑えない話も紹介されています。もちろんこういった研修医の方は、日給(夜勤含む)8〜10万円ほどのアルバイトを通常勤務外にもこなすことで、生活費を稼いでいます。

男女に年収差有り

どの職種も同じ傾向がありますが、医師も男女で年収差が発生しています。男性医師の平均年収:1,213万円に対し、女性医師の平均年収は975万円となっており、その差は250万円に届こうかという程になっています。

 

それでも医師と同じくプレミア資格である公認会計士(年収713万円)、税理士(713万円)、弁護士(642万円)に比べれば、圧倒的に年収が多い状況は続いています。

病院規模が小さいほど年収が高い?

一般的な企業は組織規模が大きいほど平均年収も比例して高くなるのが通常です。しかし医師の場合は、所属組織(病院)の企業規模が大きくなればなるほど年収が低くなるとデータに出ています。平成24年調査によると、企業規模(病院規模)が1000人を超える場合の医師年収は894万円なのに対し、企業規模が10人-99人の場合、医師年収は1,669万円と平均をはるかに上回る金額を取得している事がわかります。

 

年収だけで見た場合、開業医>勤務医(特に大学病院のような巨大病院)の構図が透けて見えてきます。

 

 

(文責・医師紹介会社研究所 所長 野村龍一)

 

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シリーズ医師の年収:「小児科医」編 =労苦多いといわれる小児科の収入は?
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シリーズ医師の年収と未来:「消化器内科医」編
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シリーズ医師の年収と未来:「腎臓内科医」編
厚生労働省の調査によると2014年の腎臓内科医の人数は3,929人でした。国内の医師総数は296,845人ですので腎臓内科医は1.3%となります。少ないように感じるかもしれませんが、40の診療科のうち21番目に多い数です。
シリーズ医師の年収と未来:「消化器外科医」編
厚生労働省の調査によると2014年の消化器外科医の人数は4,934人で、全40科中18位と、ほぼ中間に位置しています。消化器内科医は13,805人(7位)ですので、消化器でも「内高外低」が顕著です。
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厚生労働省の調査によると2014年の心臓血管外科医の人数は3,048人で、全40科中22位と、ほぼ中間に位置しています。循環器内科医が11,992人、9位ですので、循環器領域でも「内高外低」の傾向は顕著です。
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シリーズ医師の年収と未来:「糖尿病内科医」編
厚生労働省の調査によると2014年の糖尿病内科医の人数は4,446人で、全40科中20位とちょうど中間に位置しています。糖尿病内科医が統計に登場したのは2008年からなのでこの年と比較すると、2014年までの6年間に1,492人増え、増加率は50.5%です。
シリーズ医師の年収と未来:「呼吸器外科医」編
厚生労働省の調査によると、2014年の呼吸器外科医の人数は1,772人で、全40科中28位と「医師の数が少なめの診療科」といえます。一方で、呼吸器内科医の人数は5,555人、17位と、この分野でも「内高外低」の傾向は顕著でした。
シリーズ医師の年収と未来:「乳腺外科医」編
厚生労働省の調査によると、2014年の乳腺外科医の人数は1,622人で、全40科中30位と「医師が少なめの診療科」といえます。2008年の乳腺外科医の数は913人(31位)でしたので、2014年までの6年間で709人増、77.7%アップ、1.8倍になっています。
シリーズ医師の年収と未来:「産婦人科医」編
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シリーズ医師の年収と未来:「耳鼻咽喉科医」編
厚生労働省の調査によると2014年の耳鼻咽喉科医の人数は9,211人でした。医師の多さランキングでは全40科中11位ですので「国内に多くいる医師」といえます。全医師296,845人に占める割合は3.1%でした。
シリーズ医師の年収と未来:「肛門外科医」編
厚生労働省の調査によると2014年の肛門外科医の人数は432人でした。医師の多さランキングでは全40科中38位ですので「かなり少ない医師」といえます。全医師数296,845人に占める割合は0.15%にすぎません。
シリーズ医師の年収と未来:「泌尿器科医」編
厚生労働省の調査によると2014年の泌尿器科医の人数は6,837人で、全40科中15位と、「国内では比較的多い医者」という位置づけです。増加率をみると、2004年の6,032人から10年間で805人増え、増加率は13.3%でした。
シリーズ医師の年収と未来:「放射線科医」編
医師専用求人サイト「リクルートドクターズキャリア」には、放射線科医の求人票が169件掲載されています(2016年12月現在)。この数字は「比較的求人数が多い診療科」といえます。
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厚生労働省の統計には「人工透析医」という項目がないので、ここでは人工透析医療に携わることが多い「腎臓内科医」と「泌尿器科医」についてみてみます。

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