勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?

今、改めて考える…自分の適性

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?

■ 記事作成日 2015/7/13 ■ 最終更新日 2015/7/13

このコラムをご覧いただいているドクターは、少なからず「転職」を視野に入れた将来を検討されている事と思います。新米医師の頃と違い、ある程度キャリアを積んだ今だからこそ、やっとやっと分かる事も多いはずです。医療現場を知り、自らのスキルを注力しながら研鑽してきたこれまでの道を振り返った上で未来を望む…「転職の検討」とは「キャリアデザイン」の好機であり、そのものでもあると言えるでしょう。

 

一昔前と異なり、医師の転職はキャリアアップの手段として一般化してきました。しかし、だからと言って…無謀であったり、無意味であったりする転職を繰り返していては、キャリアアップを図るどころか、キャリアに傷をつける事になってしまいます。

 

また、結婚・子供の成長・親の介護などのプライベートな事情も、年齢と共にどんどん変移します。QOMLの観点から医業と生活のバランスを調整するために、転職を必要とするドクターも多い事でしょう。

 

医師としての「キャリアの充実」と個人としての「プライベートの充実」この二つのベクトルが交わるところに、ドクターの今の適性が見えてくるはずです。

 

繰り返しますが、転職は、キャリアデザインのまたとない機会です。キャリアアップ・年収アップ・プライベート時間の確保・規則的な勤務体制の確保etc.ドクターが欲しい条件を得るために、今一度ゼロベースで、ご自身の適性を考えてみましょう。


医師の三大勤務形態の特色

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?

 

医師の代表的な働き方には、「勤務医」「開業医」「フリーランス医」の三つが挙げられます。日本の医師の総数は約30万人。そのうち、約60%前後が勤務医、40%前後が開業医、約3%程度がフリーランス医であると言われています。

 

それぞれの特徴は言わずと知れた所でしょうが、今一度、数字と共に確認していきましょう。

 

<年収ランキング>

 

1位:開業医(平均2,530万円)
2位:勤務医(平均1,450万円)
番外:フリーランス医(数百万円〜3千万円程度)
※厚生労働省調査より

 

<休日ランキング>

 

1位:開業医(週休1.5〜2日程度)
2位:勤務医(週休0日〜1.5日程度)
番外:フリーランス医(週休6日〜0日程度)

 

<社会信用度ランキング>

 

1位:勤務医
2位:開業医(開業後10年以上で1位と同等になります)
3位:フリーランス医

 

ご承知の通り…一般的に、勤務医より開業医の方が年収が多い傾向にあり、フリーランス医はやり方次第で勤務医以上の収入を得る事も可能といったところです。休日の確保でも勤務医より開業医の方が安定していますし、フリーランス医は自ら調整する事ができます。社会的信用度においては、開業当初の医師やフリーランスは低いと見られる事もあります。

 

年収アップや安定した休日を目指して勤務医から開業医に転身すると…生家の援助や継承環境でもない限り、大借金を背負う事になります。また、ドクターがどんなに医業のプロフェッショナルでも、経営面ではド素人。医師の多くはマーケティングやマネージメントという難題に、頭を悩ませているようです。

 

元手をかけずに自由と収入を手に入れようと、勤務医からフリーランス医に転身すると…小休止する間もなく働かなければ、年収アップの成功者にはなれません。また、病気や怪我をした時の保障もなければ、社会保険の手続きや確定申告など、面倒な事も山積みです。住宅ローンを組もうにも、与信審査が通過しなかったり、新しい技術や情報の入手を自分自身でしなければならず、医業スキルの向上が困難にもなるようです。

 

勤務医は、人間関係の軋轢やプレッシャーが重く圧しかかったり、超過労働になりがちですが…代わりに、社会保障制度が手厚かったり、研究やスキルアップのための環境が良い…などのメリットもあります。

 

しかし、本コラムでテーマにしたいのは、そんな事ではありません。「ドクターの適性が、元来どこにあるのか?」…という事です。

 

勤務医・開業医・フリーランス医…どの働き方にも一長一短があります。そして、隣の芝生はどうしても青く見えるものなのです。

 

ならば、一度原点に立ち返り、ご自身の性格からその適性を考えると言う、別次元からのアプローチをしてみても良いのではないでしょうか?

 

繰り返しますが、転職は、キャリアデザインの交差点です。どの方向に進むか否かで、人生の景色がガラリと変わります。転職の検討をする際、キャリアのある人はどうしても、手持ちの荷物の中身だけを材料に、狭義の検討に終始しがちです。

 

大幅なキャリアチェンジなんて、そう何度も出来るものではありません。この機会に、一度原点に立ち返って考えてみる事にしましょう。


エゴグラムによる適性診断〜エゴグラムとは?〜

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?

 

ドクターならば、一度は「エゴグラム」を学んだり、体験した事のある方は多いでしょう。そう、それは…アメリカで活躍した精神学者エリック・バーンの交流分析を元に、その弟子ジョン・M・デュセイが考案した“性格診断法”です。世界的に信用度が高く、就職試験などの適性診断などでも幅広く採用されています。

 

エゴグラムは、人間の自我状態を5つの心に分類し(CP・NP・A・FC・AC)、そのエネルギーの度合いのバランスで、その人の性格を分析します。この診断法での表現では以下のようになります。

 

エゴグラム分析による5つの自我状態

 

【CP】「支配的な親」の自我状態(controlling parent)

 

CPは、責任感・良心・正義感・道徳心などを表します。言い換えれば、「厳格なお父さん度」といったところです。

 

CPエネルギーが高い人は、正義感の強いリーダーシップ的な性格です。秩序的に責任感を持って理想に働くのが良い面です。しかし度が過ぎると…独善的で支配的になりがちな悪い面もあります。

 

逆に、CPエネルギーが低すぎる人は、ルーズ・優柔不断・批判力の欠如・流されるなどの特徴があります。

 

【NP】「養育的な親」の自我状態(nurturing parent)

 

NPは、優しさ・仁徳・寛容性・受容性・共感性などを表します。言い換えれば、「優しいお母さん度」といったところです。
NPエネルギーが高い人は、他人に対して自ら歩み寄ろうとし、寛容で理解的です。

 

いつも柔らかな思いやりがあって、親身になって世話を焼くような優しさの塊と言ったところが良い面です。

 

しかし度が過ぎると…その態度は相手の自立心を妨げたり、自尊心を傷つけたり、過保護で無規範な対人交流が、無能集団を作り上げてしまう事もあります。逆に、NPエネルギーが低すぎる人は、冷淡でドライで自己の利益のみに働くなどの特徴があります。

 

【A】「合理的な大人」の自我状態(adult ego state)

 

Aは、論理性・理知性・判断力・決断力・冷静さ・現実志向性・情緒安定性などを表します。言い換えれば「大人力度」といったところです。

 

Aのエネルギーが高い人は、理性の下にコントロールされた態度を一貫し、感情が安定しています。落ち着き、自信に溢れ、冷静沈着に物事を客観的に捉えて、適正な判断を下す事のできる人です。

 

しかし度が過ぎると…打算的で冷酷で人間味がないと思われてしまう事もあるようです。逆に、Aエネルギーが低すぎる場合…感情的で主観的な判断しかできず、組織に不適合な存在になる事もあるようです。

 

【FC】「天真爛漫な子ども」の自我状態(free child)

 

FCは、自由度・好奇心・活気力・快活さ・創造力・自発性・直感力などを表します。言い換えれば「やんちゃ・おてんば度」といったところです。

 

FCのエネルギーが高い人は、本能のおもむくままに、自分の心の状態に素直に従うというのが特徴です。喜怒哀楽をそのまま表現し、瑞々しい心を持ち、幼さともとれる若々しい魅力で、活発に動き回ります。

 

しかし度が過ぎると…ただのお調子者であったり、規範意識に欠けて無責任で身勝手であったりし、トラブルメーカーになる事もあるようです。逆に、FCエネルギーが低すぎると…無気力で無感情で無表情、なかなか人生を前向きに楽しめないケースが多いようです。

 

【AC】「従順な子ども」の自我状態(adapted child)

 

ACは、協調性・受動性・礼儀正しさ・公徳心・道徳心・規範意識などを表しています。言い換えれば「優等生度」といったところです。

 

ACエネルギーが高い人は、行儀の良い態度で、周囲に気を遣います。慎重で我慢強く、取り乱したり、問題を起こしたりしないのが特徴です。

 

しかし度が過ぎると…消極的かつ受動的で、主体性に欠け、依存心の強い状態にもなるようです。逆に、ACエネルギーが低すぎると…独善的であったり、反抗的であったり、反社会的になりやすい傾向もあるようです。

 

 

エゴグラム診断を実際にやってみましょう

 

エゴグラムの基本的指針がわかったところで、早速エゴグラムに挑戦してみてください。ネット上には、無料で診断できるサイトがいくつも存在しています。

 

その設問の表現はそれぞれ異なりますが、すべてはこの5つの心のエネルギー(CP・NP・A・FC・AC)を診断するためのものです。【エゴグラム 診断】などで検索すると、いろいろと出て来るでしょう。

 

エゴグラムは、どのエネルギーが高ければ良い、悪いというものではありません。今の自分の自我状態を把握する事で、自分にマッチングした環境を探したり、なりたい自分の理想像に近づけるために活用するためのものです。従って、診断結果に一喜一憂する必要はなく、ただただ現状を客観的に受け止め、今後の人生設計に活かしてゆきましょう。

 

エゴグラム診断が終わったら、そのエネルギーバランス(CP・NP・A・FC・AC)を控えておいてください。次項でその結果をひも解いてゆく事にしましょう。

 


エゴグラム診断結果

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?

 

エゴグラムの診断は終わられましたか?概ね50問ほどの設問に答えると、ドクターの心の自我状態における、エネルギーバランスが見えてきます。(CP・NP・A・FC・AC)の5つの心のパワーは、どのような状態でしたか?

 

ここでは、代表的なパターンをそれぞれ解説し、医師としての適性を考えていく事にします。ご自分の結果に近い型を照会して下さい。

 

【1】CP高位型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CPエネルギーが最も高い方は、なだらかに右肩下がりになりがちです。厳格で責任感が強く、優しい包容力もある事から、人の上に立つ仕事に適性があります。勤務医としても管理職に就ける能力をお持ちですし、経営が伴う開業医にも向いています。元来下で働くタイプではないため、キャリアを積んだ年齢の場合、パーツとして働くフリーランス医には、向いていないと言えるでしょう。

 

【2】NP高位型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?NPエネルギーが最も高い方は、優しく同情的な性質です。CPとACもある程度の高いエネルギーがある場合は別ですが、そうでない場合、厳しい責任がダイレクトに求められる、開業医やフリーランス医には向きません。雇われ院長もNGです。あなたの受容性や共感性を活かすには、たくさんのドクターの中の一個性として評価される、勤務医が向いていると言えるでしょう。

 

【3】A高位型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?Aエネルギーが最も高い方は、合理的で論理的な大人の対応ができる方です。一見、職場で歓迎されるタイプに見えますが、もしCPやACが低すぎると、共同作業には向きません。NPが低すぎると、クールで冷徹に映ります。FCが低すぎると、面白くない奴に。…つまり、一匹狼になりやすいタイプです。医業スキルが高い場合、研究医として成功するかもしれません。有能な一流フリーランス医にもなれます。NPやACの高い看護師などが側にいれば、開業医としても成功するでしょう。これら何れかが最も適性ではありますが、条件を満たさない場合、勤務医として生きるしかありません。さもなければ、はぐれ狼になってしまいがちです。

 

【4】FC高位型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?FCエネルギーが最も高い方は、好奇心旺盛で天真爛漫です。何の責任もないシーンでは魅力的な性質ですが、こと仕事においてはトラブルになりがちです。他のエネルギーの水準も50%以上ならば、概ね問題はなく、どんな職務にも順応できるでしょう。しかし、CP・A・ACが極端に低い場合は、開業医やフリーランス医としてはやっていけません。あなたを評価してくれる病医院で、勤務医として働くのが適当です。

 

【5】AC優位型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?ACエネルギーが最も高い方は、自らの意思で行動する事がなかなかできません。組織の中で指示系統の下に働くのが得意なタイプです。従って、最も適性なのは勤務医であると言えるでしょう。また、FCが極端に低い場合、メンタルヘルスに支障を来しがちです。充分に注意して下さい。FCもACに近いレベルで高い場合、なかなか組織で働くのは難しくなります。自主性を持つ訓練をする必要があるでしょう。

 

【6】CP低位型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CPのみが極端に低く、他のエネルギーはそれなりに高いという方は、一人で仕事の責任を全て負う、開業医やフリーランス医には向いていません。あなたには勤務医が適性であると考えられます。場合によっては、臨床医や執刀医自体に向いていないケースもあります(このケースでも、AやACが非常に高いならば良いのですが)。産業医などの、臨床があまり伴わない職種を検討しても良いでしょう。

 

【7】NP低位V字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?NPが極端に低く、ACやCPが高い、V字に近い形をしている方は、規範意識が高く、非常に我慢強いタイプです。組織の中にはある程度順応しますが、決して心地よい訳ではないようです。勤務医としてもやっていけますが、堪忍袋の緒が切れて、爆発してしまうケースもあるようです。もしも、そうなりそうならば…別の道を探しましょう。NPの高い優しい看護師や妻が経営をサポートしてくれるなら、開業医も適性があるでしょう。一時的にフリーランス医になる事も良いですが、長期に渡る事は向きません。

 

【8】A低位V字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?Aが極端に低く、ACやCPが高い、V字に近い形をしている方は、真面目に環境に対応し、不満に耐えているタイプです。不満は鬱積していますが、爆発しない限りは勤務医としてやっていくのが安全です。スポットでの仕事を受け続けられるのであれば、フリーランス医の方が気が楽かもしれません。ただ、敏腕で有能なフリーランス医としての適性はなさそうです。開業する場合は、マネージメントパートナーを見つける事が必要でしょう。

 

【9】FC低位V字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?FCが極端に低く、ACやCPが高い、V字に近い形をしている方は、基本的にはどんな仕事にも順応はできるでしょう。ただ、「仕事は出来るけれど、面白くない奴」…と、思われがちな面があり、自身も「人生面白くない」と、ストレスが溜まる傾向にあります。開業する場合は、優しく包容力のある看護師や妻がサポートしてくれる環境がベターでしょう。もしもあなたが出世を望むなら、ウィットや柔軟性といった要素を培う事が重要になるでしょう。

 

【10】AC低位型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?ACのみが極端に低く、他のエネルギーが50%以上ある方は、組織の中で上に立つのに向いているタイプです。勤務医としても、役職を得る事ができるでしょうし、開業医として成功する事も可能でしょう。もしも勤務医として、高いポジションに就けない状況ならば、開業を検討し、自ら組織の長になる事をお勧めします。パーツとして働くフリーランス医は、卒なくこなせるとしても、あまり向いていないでしょう。自分自身が満足できないと考えられます。

 

【11】CP・AC低位台形型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CPとACが極端に低く、他の要素が高い方は、快活で優しくて仕事もできますが、やや無責任で身勝手な所があるタイプです。浅い付き合いだと人に好かれますので、フリーランス医には向いているでしょう。しっかりとマネージメントをしてくれるパートナーを見つけた場合は、開業医としての適性も高く、街の人気者になれるかもしれません。上長に気に入られた場合は勤務医としても良いですが、要職で責任を担った途端に、評価が下がる事もありそうです。

 

【12】CP・FC・AC低位台形型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CPとFCとACが極端に低く、NPとAが高い方は、論理的で包容力があり、組織の中で頼りにされますが、和気藹々といったムードは苦手というタイプです。勤務医としてもやっていけるでしょうが、あなた自身にストレスが溜まるケースが心配です。もしそうなった場合は、開業を検討してみても良いでしょう。開業医としては、しっかりとやっていける適性はあります。

 

【13】CP・NP・AC低位台形型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CPとNPとACが極端に低く、AとFCが高い方は、自分が大好きで、自己中心的なタイプです。人生をエンジョイする姿勢は良いのですが、他人の心を慮る事は苦手です。よほど突出した才能がなければ、勤務医にはあまり向いていません。臨床医そのものの適性も低いかもしれません。ただ、自分の分野を切り拓いているならば、研究医として成功できる可能性は高いです。気楽に生きたいのであれば、フリーランス医としてスポット勤務をするのが、楽であるかもしれません。

 

【14】CP・AC高位U字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CPとACが極端に高く、NP・A・FCが低い方は、自分にも他人にも厳しいのに、自己主張が苦手で従順で、ストレスをため込むタイプです。勤務医の場合、いつも心は葛藤しており、メンタルヘルスに支障を来す場合もあるでしょう。過度なストレスに潰れそうになった場合、もしも医業を生きる糧と割り切れるならば、フリーランス医として生きる選択も、悪くないかもしれません。

 

【15】CP・FC・AC高位U字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CPとFCとACが極端に高く、NPとAが低い方は、規範意識と自由さが共存しながら、長い物には巻かれるタイプです。従って、心の中と実際の行動が異なる事が多く、ストレスを溜めこみやすいでしょう。ストレスとうまく付き合えるうちは、勤務医としてのキャリアが無難でしょう。ストレスが臨界点を超えた場合、マネージメントパートナーがいる前提ならば、開業医の適性もあります。全てを一人で背負い込むフリーランス医にはあまり向いていません。

 

【16】CP・NP・AC高位U字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CPとNPとACが極端に高く、AとFCが低い方は、責任感も思いやりもある、非常に慕われる医師でしょう。上の意見に従順なため、組織ではうまくやっていけるでしょう。しかし、難題が圧し掛かった時の対処能力はほぼありません。そのため、組織で上にいくのは難しいタイプです。基本的には勤務医が向いていると言えます。開業する場合は、マネージメントパートナーの存在が不可欠でしょう。

 

【17】NP高位A低位N字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CP低位、NP高位、A低位、AC高位のN字型の方は、その優しさと従順さから、何でも引き受けて奉仕をするタイプです。組織の下層にいる場合は重宝されますが、上に昇れるタイプではありません。責任感にも論理性にも乏しいので、管理職や開業医には向いていません。基本的には勤務医としての道が無難でしょう。

 

【18】NP高位FC低位N字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CP低位、NP高位、FC低位、AC高位のN字型の方は、思いやり深く世話焼きであり、頼まれごとは嫌とは言えないタイプです。組織の中での指示をこなす事はできますが、自分の意見を述べたり、人を牽引する事は苦手です。組織の下層にいる場合は重宝されますが、上に昇れるタイプではありません。基本的には勤務医のキャリアが無難でしょう。ただし、組織の中でストレスをため込むケースもあり、爆発してしまう事もあるでしょう。開業する場合、マネージメントパートナーの存在は必須です。フリーランス医にはあまり向きませんが、バリキャリを目指さなければ何とかこなす事はできるでしょう。

 

【19】A高位FC低位N字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CP低位、A高位、FC低位、AC高位のN字型の方は、元来仕事の能力は非常に高いタイプです。しかしながら、コミュニケーション能力に問題があり、心に自由度がなく、加えて指示待ちの傾向にあって、最終責任をとりたくないという傾向にあります。出世できるかどうかは別として、基本的には勤務医としての適性があると言えるでしょう。ストレス過多で転職を希望する場合も、開業医やフリーランス医よりは、勤務医の方が無難なようです。

 

【20】NP低位A高位逆N字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CP高位、NP低位、A高位、AC低位の逆N字型の方は、仕事はバリバリできるけれど、思いやりや柔軟性に乏しい、鋼鉄のような、ジャックナイフのようなタイプです。基本的には、何をやっても一定の成功を収める事ができるでしょう。勤務医でも開業医でも、もしもナンバー1を目指すならば、看護師や妻などサポートしてくれる人に、優しく柔軟なタイプを置く事です。有能なフリーランス医としてもバリバリやっていけますが、孤高の存在になる事は否めません。

 

【21】NP低位FC高位逆N字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CP高位、NP低位、FC高位、AC低位の逆N字型の方は、自分勝手で言いたい放題だけれども、責任感を持った行動を取り、自由な魅力も相まって、仮に問題があってもあまり憎まれない得な性分です。責任感を持って自由に仕事ができるフリーランス医は、適性の高い働き方だと言えます。優しく柔軟なタイプの看護師や妻などがサポートをしてくれるならば、開業医としても成功するでしょう。勤務医としてもある程度やっていけますが、部下や同僚から慕われなかったり、上長に煙たがられる可能性はあります。

 

【22】A低位FC高位逆N字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CP高位、A低位、FC高位、AC低位の逆N字型の方は、言いたい事は言い、やりたい事はやるタイプで、感情的に突っ走るタイプです。論理性に乏しく理屈は通用しないため、様々な衝突を起こす場合があります。責任感を持って自由に働けるフリーランス医は、適性が高いと言えるでしょう。勤務医としてもそれなりにやっていけますが、出世街道まっしぐらという感じではなさそうです。開業する場合は、マネージメントパートナーの存在は不可欠でしょう。

 

【23】M字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CP低位、NP高位、A低位、FC高位、AC低位のM字型の方は、優しく思いやりに溢れ、心が自由で柔和な所が長所です。しかし、現実処理能力や批判力に乏しく、その上、人の言う事は聞かないタイプです。極端な話、臨床医や執刀医としては向いていないかもしれません。その変わり、受容性や寛容性が高いため、産業医としてメンタルヘルス分野のサポートをしたり、老健施設を対象とした訪問医療などには適性があります。開業医やフリーランス医としての適性は低いため、勤務医としてのキャリアを選ぶのが無難でしょう。

 

【24】W字型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CP高位、NP低位、A高位、FC低位、AC高位のW字の方は、責任感や論理性が高く、問題処理能力もある事から、一見仕事ができるタイプです。しかしながら、人の意見には耳を貸さず、心は固くて、周囲への配慮にも欠けるため、組織の中で卒なく生きるのは難しいタイプです。もしもあなたが専門研究分野をお持ちなら、大学に残ったり、民間研究機関に勤めるなどで、研究医として成功する適性はあります。勤務医としてもある程度やってはいけますが、トラブルメーカーになり、疎外される可能性もあります。開業する場合は、優しく思いやりのある看護師や妻などを置き、経営や運営をサポートしてくれる事が不可欠でしょう。

 

【25】高位平坦型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CP・NP・A・FC・ACの全ての心のエネルギーが非常に高い方は、何でも出来るスーパーマンタイプです。勤務医、開業医、フリーランス医のどれを選んでも、成功を収められる適性があります。しかし、全てのエネルギーが高いという事は、自分に無理をしている可能性もあります。何でも頑張り過ぎて疲弊しないように、「ほどほど」という言葉を覚えておくと良いでしょう。

 

【26】中位平坦型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CP・NP・A・FC・ACの全ての心のエネルギーがどれも極端に高くも低くもなく、これといった特徴がないタイプです。あまり目立たないタイプかもしれませんが、どんな働き方にも適性はあります。勤務医、開業医、フリーランス医、どの道を選んでも、無難にやっていけるでしょう。ただし、何かの道で大成功をするタイプでは無いとは言えそうです。そういった意味では、勤務医が最も無難な道でしょう。

 

【27】低位平坦型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CP・NP・A・FC・ACの全ての心のエネルギーがどれも極端に低いタイプの方は、生きるエネルギーが低く、外部との関わりを積極的に行っていない方だと言えるでしょう。大きな問題を起こす性質ではないものの、あまり低すぎると、人生そのものに支障を来します。自ら何かを推し進めるパワーがない状態のため、開業医やフリーランス医ではなく、勤務医としての道が安全だと考えられます。低位の度が過ぎる方は、メンタルヘルスが心配です。この状態が続くならば、一度、心療内科の受診を検討されてみる事をお勧めします。

 

【28】CP・NP高位型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?CPとNPが非常に高位の方は、親的な性質により人格が形成されている方です。基本的には社会適応能力が高く、勤務医・開業医・フリーランス医と、何をやってもそれなりに対処する事ができます。ただし、Aが極端に低すぎる場合は、開業医やフリーランス医には向かず、勤務医が適性だと言えるでしょう。また、ACが極端に低い場合は、組織の中ではなかなか認められない可能性が高く、開業医の方が向いていると傾向にあるでしょう。

 

【29】FC・AC高位型

 

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?FCとACが非常に高位の方は、子供的な性質により人格が形成されている方です。明るく元気で従順ですが、合理的な対処能力に乏しいという、子供そのものの性質なのです。従って、開業医やフリーランス医といった、個の責任が大きく生じる職務に適性はありません。勤務医としての道が無難だと言えます。もしもAやCPが極端に低い場合は、社会人としての適応能力自体にも疑問があります。そうなっては、勤務医としてもやっていけませんので、大人力をつけるよう、あらゆる努力が必要です。

 


自らの性分を理解し、よりよい未来へ

勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?

 

エゴグラム診断結果はいかがでしたか?

 

ドクターの自意識や未来予想図とは違う結果が出たかもしれませんが、それも一つの性分として捉えると、心が柔らかくなるはずです。適性が無いと診断された分野でも、自分自身の欠点を補う人材を配置するなどで、目的を達成する事は可能です。もちろん、この結果が全てはありませんので、結果を受け入れつつも、気楽な気持ちでキャッチして欲しいと思います。

 

キャリアを積むと、具体的な要望や制限などが付きまとい、根本に立ち返る事が少なくなります。このエゴグラム診断が…ドクター自身の性分から適性を意識する事に繋がり、これまでとは違った尺度で転職の道を探るヒントの一つになればと考えています。

 

転職は、キャリアデザインの好機です。
元来の性格に基づく適性の方向性に加え、医師としての「キャリアの充実」と、個人としての「プライベートの充実」を鑑み、カラフルでビビットな未来を描いていって欲しいものです。

 

しかしながら、キャリアデザインを一人で完結するのは難しい事です。良い転職・より良い人生を目指すなら、当研究所がお勧めする優良エージェントで、優秀なコンサルタントに相談されてみてはいかがでしょうか?

 

(文責・医師紹介会社研究所 所長 野村龍一)

 

この記事を書いた人


野村龍一(医師紹介会社研究所 所長)

某医療人材紹介会社にて、10年以上コンサルタントとして従事。これまで700名を超える医師の転職をエスコートしてきた。担当フィールドは医療現場から企業、医薬品開発、在宅ドクターなど多岐にわたる。現在は医療経営専門の大学院に通いながら、医師紹介支援会社に関する評論、経営コンサルタントとして活動中。40代・東京出身・目下の悩みは息子の進路。

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医療費削減政策と医師市場の展望
社会的地位と高収入が叶う「ゴールドライセンス」のトップに君臨する医師業ですが、このままずっと売り手市場が続くのでしょうか?…国は、医療費削減政策を大きく掲げ、あの手この手を画策しています。医師たちの仕事環境・転職環境はどこに向かって行くのでしょうか?
医師の転勤による転職事情
転職をお考えのドクターの中には、予め転勤を前提にしたり、地域制限をかけずに求人を探す方も多いようです。狭い日本とはいえ、医師市場における地域性は様々。転職医師がそれぞれにマッチングする地域を見つけ出せるよう、メディカル市場の地域性を考えてみましょう。
求人増加中!? 在宅医療の実態
本格的な高齢者社会の到来・僻地医療問題・医療費削減政策の推進・終末期医療の価値観変化などから、地域医療の中核の一つとして、日本各地で「在宅医療」の進展が見られています。よってドクターの求人も増えているようですが…その実態は、医師にとってどのようなものなのでしょうか?
医師の転職と家族の問題を考える
良い転職求人があっても家族の賛成が得られなかったり、子供の教育などを理由に家族から転職を促されたり…etc.転職と家族環境の折り合いに、苦労するドクターも多いようです。家族の問題を解決するにはどうしたら良いのか?様々なエピソードと共に、そのヒントを探ってみましょう。
改正労働安全衛生法と産業医の転職市場
働く人のメンタルヘルスが叫ばれている今、法整備と共に産業医のニーズも高まってきています。2015年12月にストレスチェック義務化法が施行される事もあり、今後も注目度は高まるばかりです。産業医をとりまく市場は今、どのようなものなのでしょうか?
製薬会社への医師求人転職 =メディカルドクター=
臨床現場から離れ、製薬会社の臨床開発(治験)などを行う、MD=メディカルドクター。QOMLの観点からも注目される働き方ですが、臨床医からの転職には不安やハードルを感じている方も多い様です。 MDへの転職事情を、考えてみる事にしましょう。産業医をとりまく市場は今、どのようなものなのでしょうか?
面談対策:医師転職の専門医・専門科別セールスポイント考
せっかく転職をするのなら、少しでも良い条件で働きたいもの。提出書類や面接において自分を高く売り込むには、セールスポイントを明快にする事が大切です。その時、基本的な指針となるのが専門医取得状況です。専門医・専門科別の転職市場と、セールスポイントを考えてみましょう。
医師転職の不利益ポイント考
今や医師の転職は「当たり前」の時代。勤務医の平均転職回数は4回以上だと言われています。転職を機にキャリアアップや年収アップ、プライベートの充実を図る人が増える一方…転職が、仇となる人も。いったいその差は何なのか?転職時に不利益に働くポイントを考えてみましょう。
医師と転職キャリアプランニング
医局の絶対性が失われてきた今、医師にはキャリアの選択肢が多岐に広がっています。しかしながら、この選択的自由権が曲者。キャリアの海で迷い彷徨う、「漂浪ドクター」が後を絶ちません。転職を考える好機に、根本的なキャリアプランニングを一緒に考えてみましょう。
面談対策:医師転職の意外なセールスポイント
転職活動に於いては、ドクター自身の長所=セールスポイントが、うまく転職エージェントや求人元に伝わるかどうか?が、非常に大切なポイントとなります。そんな時、専門医資格や症例数だけが、セールスポイントでは無いのです。転職を成功に導く、意外な切り口は他にも意外とあるのです。
どの地域への転職がオススメ?=医師転職市場分析=
厚生労働省は、定期的に「医師・歯科医師・薬剤師調査」という全国調査を行っています。その目的としては「医師、歯科医師及び薬剤師について、性、年齢、業務の種別、従事場所及び診療科 名(薬剤師を除く。)等による分布を明らかにし、厚生労働行政の基礎資料を得ること」となっています。
医局の辞め時…転職年齢とタイミングを考える
教授や准教授になれる医師はほんの一握り。医学博士への道も、誰にでも訪れる訳ではありません。医師のキャリアに於ける医局の辞め時っていつだろう?これからのキャリアを考えた場合に、見切りをつけるべき時期とタイミングを考えてみましょう。
医師転職用 履歴書の書き方とプレゼン手法
採用担当者に良い印象を与え、自分を高く売り込むには、履歴書や職務経歴書といった基本から、関連付加書類・面接コミュニケーション如何が多角的に問われます。しかもそれは、医師の味方である転職エージェントとの面談時にも実は大切な事。将来を左右する、転職時のプレゼンテーションについて考えてみましょう。
医師のセカンド転職を考える
医局を辞めての「初めての転職」と、それ以降、二回目からの転職は、その勝手が随分と違ってきます。ファースト転職でPR材料となった医局ブランドはもう使えません。辞める方法も、辞めるタイミングも、医師転職市場へのPR方法も変わるセカンド転職事情と、優位に立ち回る方法を考えてみましょう。
医師が多い・少ない都道府県は?医師・歯科医師・薬剤師調査より
厚生労働省が行っている「平成24年(2012年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によると、医師全体の働く場所としては、やはり“病院で雇用される”ことがもっとも多くなっているようです。
医師転職に有利なマネジメントスキル
医業は専業職であり、専門医資格などを得て突き詰める事で優遇される事からか、マネージメントスキルが著しい乏しいドクターが多く見受けられます。しかし、一見すると一介の医師とは直接関係の無さそうなマネージメントスキルこそ、実は転職市場で有利に働くという事実。医師のマネジメントスキルについて、考えてます。
生涯収入アップのための転職活動
収入アップを基準に転職を考えた場合、その成否は、「生涯収入」にまで思考を拡げる必要があるもの。必要な時に充分に収入を得ながら、最終的に納得のいく生涯年収を得るために…ドクターの年齢やキャリアプランに応じた、収入アップを叶える転職事情を考えてみましょう。
マイナンバー制度が医師転職市場に与える影響を真剣に考えてみる
2015年10月、国民一人一人にユニーク番号を振り分ける、「マイナンバー制度」が始まりました。その目的は、社会保障や税の運営やサービスの向上を図るものですが、この仕組みを医療サービスにも活用しようという計画も動いています。マイナンバー制度は、医療業界、そして勤務医の転職市場に何をもたらすのでしょうか?
医師不足は解消されていない?医師数と病床数の推移の裏にあるもの=医師転職市場分析=
厚生労働省は、およそ2年ごとに「医師・歯科医師・薬剤師調査」というものを行っています。
医局外様はツライ?=出身大学と違う医局に入る苦労=
現在の臨床研修制度が敷設されて以降、出身大学以外の医局に入局するケースも一般的な事となりました。ひと昔前よりは格段に「開かれた医局」になったと言われていますが…果たしてその実態は…「医局外様」という言葉が表す通り、一筋縄ではいかないようです…
医師の需要と供給のバランスは?=医師転職市場分析=
2015年12月10日、厚生労働省では「医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第1回)」が開催されました。昨今の医療事情を反映しながら学部の定員増措置の見直しを図るなど、今後の医師の数を左右する、重要な検討会となるようです。
医師の需要と供給のバランスは?その2=医師転職市場分析=
2015年12月10日、厚生労働省が「医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第1回)」を開催しました。ここでは、全国的にみた「医師数を鑑みた医学部定員の在り方」が検討されていました。前回の当コラムでは、医師の数が増えている一方で、地域格差が埋まっていない現実をおつたえしましたが、今回も引き続き、「医師が求められている地域はどこか」を考えてみたいと思います。
医師の需要と供給のバランスは?その3=直近5年間の動向=
厚生労働省では、数年ごとに「必要医師数実態調査」を行っています。その一方で、「医療施設(静態・動態)調査」という調査も行い、その時点での診療科別、都道府県別などの医師数および歯科医師数を把握しています。
必要医師数と必要求人医師数とのギャップの意味は?=日本医師会調査より=
厚生労働省では、数年ごとに「必要医師数実態調査」を行っていますが、2015年には日本医師会がこの調査を行いました。この調査結果からは、「必要医師数」と「必要求人医師数」とのギャップを見て取ることが出来ます。
少子高齢化ニッポン、最も患者不足となる地域は?=市場分析=
医師の仕事は、患者さんがいないと始まりません。つまり、人口が多いところには多くの病院ができますし、医師の需要も高くなります。
病床機能の転換は進むのか?迫る転換期限
つい先日、厚生労働省の社会保障審議会の「療養病床の在り方等に関する特別部会」が行われました。この会議の中では、介護療養病床と25対1医療療養病床が、2017年度末以降にどう変わっていくのか、という課題への議論が行われています。
所謂「地域に必要な医師数」とはどのように決められているのか?
日本では全国的に「医師不足」が叫ばれて久しいですが、本当にそうなのでしょうか。 確かに、有効求人倍率は常に1倍を超えていますし、どこの地域で勤務する医師でも「人手が足りない」と感じることは多いでしょう。
医師転職の難しさを、地域医療の医師偏在問題から考える
日本全国で医師不足が公の場で議論されるようになって、早10年。実はそれ以前に一度、医学部定員を減らす、という動きがあったそうです。
ポイントは「高齢化社会への対応」 厚生労働白書からみる必要な医師
先日、厚生労働省より「厚生労働白書」が公表されました。厚生労働白書とは、厚生労働省がおこなっている行政に関する年次報告書として位置づけられており、毎年少しずつ、取り上げる内容が変化しています。
医師の転職先を病院機能から考える 中核病院の定義とは
医師が転職を考える時、何を基準に転職先を選ぶのでしょうか。例えば、病院が担う役割から考えることもありますよね。「病院が担う機能」にはいくつかの定義がありますが、その中でも、時折耳にする「中核病院」という言葉があります。現在では何気なく使われている言葉ですが、どのような病院のことを定義しているのでしょうか?
公立病院への転職 医師としてのメリットはあるのか?
医師が活躍できる場所は様々な分野にありますが、中でももっとも多くの医師が勤務するのが病院などの医療機関です。医療機関は規模や特性によって、様々に分類されており、それぞれに期待されている役割、担うべき役割があります。
医師の需要は高いが、どうする?一般内科医への転職は正しい道なのか
医師という職業は、非常に多くの専門領域に分かれますが、その中でもよく見かける「一般内科」という言葉。単純ですが、だからこそその責務が分かりにくい言葉かもしれません。今回はこの「一般内科」と、今後増えてくるであろう「総合診療専門医」について考えていきたいと思います。
医師の「外来のみ勤務」への転職は可能か?
医師が働く現場としてもっとも多いのが医療機関です。しかし、入院施設のある病院では、夜間勤務や当直、オンコールなどの対応がつきもので、そういった夜間の対応に負担を感じる医師も多いのではないのでしょうか。
止まらない医師の偏在問題 自治体が医師数を完全コントロールする時代へ?
日本で全国的に“医師不足”が叫ばれるようになってから、早10年以上。ここ数年は、国が中心となって“医学部増員”を図っており、推計では2024年(平成36年)頃には、医師の需要と供給は均衡すると考えられています。
医師が総合病院へ常勤転職することは、吉なのか凶なのか
近年、病床数の変更や病院の統合などによって、医師確保対策に乗り出している、いわゆる“総合病院”。現在の医療法では、この名称への基準は無くなりましたが、それでもまだ、医師の転職先の選択肢として“総合病院”が視野に入ることは多いのではないでしょうか。
医師の“急性期病院への転職事情”を考える(公立編)
医療業界は日々目まぐるしく変化を続けています。その影響は、病院の機能にも及んでいます。今回は、ここ数年で色々な“変化”を余儀なくされている、急性期病棟に焦点を当てていきたいと思います。
医師がクリニックへ転職するメリットとは?
医師の就職先といえば、“病院”というのが一般的でした。しかし、近年では勤務スタイルの多様化に伴い、クリニックへの就職・転職を希望する医師も増加しており、実際に求人情報も増加してきています。
医師転職サイトの“非公開求人”の実態とは?
日ごろから多忙な医師にとって、時間的・精神的な負担をかけずに、効率よく“優良な求人情報”を探す手段とは、どのような方法なのでしょうか?近年、医師の転職方法の主流になりつつある医師転職支援サービスの“非公開求人”について、詳しくご紹介していきたいと思います。
一般病院への転職、何を見てどう考える?
日本の医療分野では、一般病院という呼び方への明確な定義はありませんが、大学病院や特定機能病院との違いを明確にするために、一般病院と呼んでいる傾向にあります。
転職を考えるなら今!医師に求められる“地域医療”への対応力
現在の日本の医療は、抜本的な改革無しには立ちいかない状況に追い込まれています。そんな現在を生きる医師に対し、これまでの“狭く深い”分野での専門性から、“より広く深く”対応する力が求められています。今、医師が転職を考えるなら、このようなスキルを必要とされる“地域医療”に対応できる力を養うことも必要かもしれません。
いくつになっても可能なのか!?中堅医師の大学病院への転職
“大学病院”というとベテランの医師もいますが研修医も含め若い医師が多いというようなイメージがありませんか。医師以外の例えば看護師なども、卒後すぐに就職する先が大学病院である人が多いため、どうしても平均年齢は若くなります。今回は、大学病院で求められる医師の資質と、中堅以降での大学病院への転職について、考えてみます。
急性期病院への転職事情を考える(民間病院編)
以前、公立病院の急性期病院への転職に関する情報をお伝えしました。今回は、民間病院の急性期医療に着目していきます。公立病院と比較しながら、民間病院ならではの視点で概要をご紹介していきます。
必要医師数と医師確保対策から医師の転職を考える
全国的に医師不足が叫ばれているものの、平成36年ころには医師数は需要と供給のバランスが取れるとされています。しかし、それはあくまでも全体で見た医師数の話であり、都道府県別に見ると、現在でも医師数の需要と供給のバランスには、偏りが見られており、今後もその傾向は高まることが予測されます。
医師の需要が最も高い県はどこか?= 医師確保対策と医師必要数から考える
平成29年現在ではまだまだ医師不足が謳われているものの、平成36年ころには医師の「需要と供給」バランスが取れるとされています。今後は、医師も自分を積極的に売り込まなければならない時代がやってくるかもしれません。
医師転職市場分析 医師にとっての「短時間正社員制度」を考える
日本の一般企業では、2008年頃から「短時間正社員制度」の導入が推奨されています。この制度は、雇用者・被雇用者ともにそれなりにメリットがあるといわれていますが、果たして医師の世界でもそうなのでしょうか。制度の仕組みと、医師にとってのメリット・デメリットを考えてみます。
医師転職市場分析 相変わらず需要が高い、リハビリテーション医
リハビリテーション医の特長として、東京・大阪・福岡など都市部での需要が高く、実際の雇用人数も多くなっています。医学部増設に伴い医師数の増加が見込まれていますが、診療科によっては今後、都市部での医師の需要が低下するケースも見込まれますが、一方で「診療科としての需要が高い」というのは、その科の医師にとっては喜ばしいことかもしれません。
大学の医局から遠隔地へ勤務する「医師派遣」は法的に問題ないのか?
大学(医局)へ所属すると、避けては通れないのが「遠方への勤務異動」です。「君、○○の▲▲、好きだったよね〜」これはある医療系ドラマの中で、教授が「左遷命令」として使っていた言葉ですが、実際にこれをやると「法的にはNG」というケースがあります。
2033年に医師の求人需要がなくなるのは本当か?必要求人医師数倍率からの一考察
今回は、都道府県ごとの必要医師数と、必要求人医師数の違いについて、考えてみたいと思います。
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平成25年に厚生労働省より専門医の在り方に関する検討会 報告書が出され、専門医の重要性、そして専門性に対する「需要」も高まっている現在の医療業界。この「専門医の需要」はどこまで高まっていくのでしょうか。

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