医師と転職キャリアプランニング

医師ならではのキャリアプランニングとは?

医師と転職キャリアプランニング

■ 記事作成日 2015/8/22 ■ 最終更新日 2016/10/15

 

本コラムをご覧のドクターはきっと、「キャリアプランニング」という言葉を聞いた事があるでしょう。さらに、どのような内容なのかも、何となく分かっているのではないでしょうか。

 

キャリアプランニングとは…

 

将来の自分の理想像を考え、夢や目標を明確にし、その状況を得られるために、時系列による段取りを行っていくものです。要は、「なりたい自分になるための人生設計」という訳です。

 

最近では、大多数の大学に於いて「キャリアプランニング」という講義が継続的に一般的に行われています。…しかし、10年、20年、30年も前の大学では、そのようなカリキュラムは殆ど実践されていませんでした。

 

つまり、現時点における多くの転職適齢期の医師が、キャリアプランニング教育を受けておらず、学術的に、体系的に、何ら知見が無いと言っても過言ではないのです。

 

医師には、一般的な公務員やサラリーマンと異なり、実に様々な働き方があります。勤務医・開業医・フリーランス医と、一口に医師と言っても様々です。加えて、細かい専門医資格の取得や特定の症例数を積む必要性、博士号を取得したり特定の研究分野に従事するためのポジション争いなど、医師には人生の分岐点が多様に訪れるのです。医師とは、実に多角的かつ綿密なプランニングが要求される職業だと言えるでしょう。

 

「転職」を考えているドクターの皆さん。転職は、キャリアプランニングに於いて、最も大きな分岐点の一つです。この分かれ道で「なりたい自分」に近づけるよう、医師の転職キャリアプランニングについて、考えてみる事にしましょう。


はっきりとしたビジョンを持とう!

医師と転職キャリアプランニング

 

キャリアプランニングにあたり最も大切な事は、そのゴールのイメージを明確に持つ事です。「何となく〜」…ではいけません。はっきりとした夢や目標を持つ事が大切なのです。

 

医業とは、一生に渡って比較的安定収入を見込みやすい職業とは言え、医局に自らのキャリアの形成を任せられない時代です。そんな医師の転職市場はすこぶる活況で、他の職業に比べてもより盛んな様子です。キャリアチェンジが頻繁に行われる職業ですから、その市場で勝ち抜き、生き抜いて行くには、人一倍しっかりとした、クリアなビジョンを持つ事が必至でしょう。

 

はっきりとしたビジョンとは何か?

 

ドクターは「ビジョン」と言う言葉を聞いた時、その意味をどのように解釈されるでしょうか?キャリアプランニングに欠かせないキーワードではありますが、夢やロマン、目標や計画などと、人それぞれに多様な捉え方ができる言葉です。

 

「ビジョン」とは、未来の自分が在りたい姿や状況を、具体的にイメージする事です。未来のある時点で、自らがどのような発展を遂げていたいか?成長していたいか?…などの未来像を描き、基本的な構想を掲げる事です。

 

従って「ビジョン」とは、ライフプランニングとは似て非なるものです。ライフステージにおける、就職・転職・結婚・出産・子育て・昇進・開業・などといったライフイベントとは違います。あくまで、それらの時点で、具体的にどう在りたいか?…という、具体的な理想像であるのです。

 

具体的な理想像とは?

 

たとえば、ドクターが5年後の時点での理想像を描く時…
どんな専門医資格を持つ医師で、今どんな研究をしていて、どんな病院で働き、どのような症例を専門とし、どのくらいの症例数を積んでいて、どのような役職に就いていて、どのような組織をまとめているか?年収はどのくらいで、現職で何年くらいのキャリアを積んでいるのか?どんな家に住んでいて、どんな車に乗っているのか?家族はいるのか?家族はどんな暮らしをしているのか?…etc.

 

仕事もプライベートも、その時点での自分の生活すべてをより具体的に思い浮かべるのです。身近な先輩や小説やマスメディアに出てくる憧れの人などから、ロールモデル(自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物)を見つける事も、具体的な理想像を描く助けになります。

 

どのくらい先の理想像を描くのか?

 

では、キャリアプランにおいて、どのくらい先の未来をターゲットに理想像を描けば良いのでしょうか?終身雇用制や医局人事制度が崩壊し、常に激しい潮流が行き交うキャリア市場において、何十年もの先の未来を描く事は不可能です。つまり、どんなに30年先、50年先のビジョンを細かく描いても、文字通り“絵空事”にしかなりません。

 

ドッグイヤーとの表現では足りず、マウスイヤーとも言われる近年、電光石火のスピードで情報技術は進化し、人々の暮らしも、常識も、市場状況も変わってきます。特に本格的な高齢化社会と密接に関わる医業においては、その根本的な医療制度までもが刻々と変わりつつあり、誰にも未来は分かりません。

 

はっきりとしたビジョンを意識した理想像は、およそ10年先のある程度具体的な中期的ビジョンと、3〜5年程度の委細までイメージした短期的ビジョンの、2パターンを構築してみると良いでしょう。

 

その際、「短期的ビジョンから中期的ビジョンを描くのか?」「中期的ビジョンから短期的ビジョンを描くのか?」…に、どちらが正解という事はありません。10年後のゴールを決めて逆算していく方法は壮大な理想を描くのに適していますし、3年後のゴールを決めて積上げていく方法は、より具体的かつ詳細な理想を描くのに適しています。また、これらは、ドクター自身の性格により、やりやすい手法が決まってくるでしょう。

 

3年後から10年後を描いても、10年後から3年後を描いても構いませんが、大切な事は、充分な時間をとって、より委細に具体的にイメージする事です。何度も何度も反芻し、自らの心が美しく晴れ渡るところにまで、イメージをクリアにしておく事です。


キャリアの棚卸をしてみよう!

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医師としてのキャリアプランを考える時、実際にどこから手をつけていったら良いか?…分からないでいる方が非常に多いようです。そんな時にお勧めしているのが、「キャリアの棚卸」です。

 

キャリアの棚卸とは?

 

キャリアの棚卸とは、医師として、これまでどの様な医療機関のどのような診療科に於いて、どのような役職や職務に従事してきたか?…を、総て書き出し、それぞれのキャリアの意味を探っていくものです。

 

その作業は研修医時代へのフォーカスまで遡ります。今まで自分が配属された全てのポジションを、かたっぱしから書き上げて下さい。同じ職場の同じ役職でも、担当する職務が違えば、それは別のキャリアになります。

 

これまでドクターが経験してきた全てのキャリアを並べ、

 

「どんな仕事をしてきたのか?」
「どんな仕事をした時に、力を充分に発揮できたのか?」
「どんな仕事をした時に、力を充分に発揮できなかったのか?」

 

その総てをリストアップの上、整理し、分析するのです。

 

これにより、「自分の強みは何か?」「自分の弱みは何か?」「自分の適性は何か?」「自分がどんな転職を欲しているのか?」…が、具体的に炙り出て来ます。

 

そしてその結果は、ドクターの転職活動の主軸として、キャリアシートに記載したり、面接時に訴求するセールスポイントや、交渉条件そのものになってゆきます。

 

キャリアの棚卸の方法

 

キャリアの棚卸は、以下のフローで行うとスムーズです。

 

1.全てのキャリアを具体的に書き上げる。

 

就業医療機関・部署・役職・職務内容をすべて書き上げて下さい。手書きでも良いですが、エクセル等の表計算ソフトを使うと、より便利でしょう。エクセル等を利用する場合、縦軸にキャリアを並べていくと便利でしょう。

 

2.それぞれのキャリアの横に実績を書き上げる。

 

上記1で並べたキャリアの軸の横に、ドクターが具体的にどんな実績を上げてきいたのか、書き足して行きましょう。どんな症例をどの程度の数積んだか?どんな論文を書いてどう評価されたのか?どんな専門医の資格をとったのか?どんな医療を提供してきたのか?どんなチームを形成したのか?…etc.具体的に思い出し、実績を記してください。その際、各時点での年収も記載すると良いでしょう。

 

3.自分のキャリアに対し、5段階で自己評価をする。

 

上記1.2で並べたキャリアと実績の横に、自己評価を記して行きましょう。評価の観点は、自分自身の満足度です。5段階評価などで満足度を可視化できるようにしましょう。

 

4.5段階自己評価の理由を考える。

 

そして、上記3の5段階の数値的評価の横に、なぜそう思うのか?…という、理由を書いて行きましょう。

 

「自分の診察で、患者を救う事ができた」
「遣り甲斐はあったけど、時間的ゆとりがなかった」
「勉強にはなったけど、給料が安かった」
「上級医師が症例を持って行き、実績を積めなかった」
「専門医の認定を受けるための症例がのぞめなかった」
「研修教育制度が全く無かった」

 

自己評価には、様々な理由があるでしょう。良い事も、悪い事も、一長一短な事も、すべて本心で記載して下さい。

 

5.変動の可能性を考える。

 

上記4のキャリア評価理由の横に、その自己評価の変動の可能性を考え、記入してみましょう。たとえば給料に不満があって、それが役職が上がる数年後に解決される見通しならば、変動の可能性は「ある=〇」という事になります。

 

たとえば自分が現在、取得したい専門医資格がとれない診療科に配属されていて、その医療機関に希望の専門医資格がとれるポジションがあるのなら、「あるかも?=△」ですが、専門医資格がとれる診療科がそもそも無かったり、異動の可能性が少ない場合、変動の可能性は「ない=×」という風になるでしょう。
この変動の可能性部分に記した事は、そのまま「転職理由」として利用できるものになります。

 

6.将来希望する自分の役職・職務などを記入しましょう。

 

ここは、過去のキャリアではなく、将来のイメージを記載する所です。上記@の縦軸の箇所に、未来像としての就業医療機関・部署・役職・職務内容を書き上げてみましょう。10年先くらいまでを目安に、必要に応じて複数記載して下さい。

 

7.将来の役職・職務の横に、目標・理想像を記入しましょう。

 

上記6で書き出した将来の役職や職務などの横に、具体的な目標や理想像を書き出して行きましょう。どんな医療機関でどんなポジションに就き、どのような権限を持っていたいのか?どのような部門での専門性を確立したいのか?…etc.などです。その際、各時点での希望年収も記載すると良いでしょう。

 

8.将来の目標・理想像における、理由を記入しましょう。

 

上記7で書き出した目標・理想像が、どんな理由で掲げられたのか?ドクターの気持ちや、将来性の理論などから、その理由を書き出していき、目標・理想像の横に書き上げて下さい。

 

9.実現の可能性を評価しましょう。

 

上記8で書き出した目標・理想像などを描いた理由の横に、現在の職場に於いて、そのビジョンが達成可能かどうかを評価して下さい。5段階などでレベルを可視化すると良いでしょう。

 

これらの作業「キャリアの棚卸」は、キャリアプランの基本中の基本となります。

 

キャリアの棚卸作業は、内容さえ把握できれば、どの様なフォーマットでも構いません。ここでは、サンプルのフォーマットを用意していますので、必要に応じてご活用ください。

 

 

キャリアの棚卸の必要性

 

なぜキャリアの棚卸が必要なのか?…もしもドクターが、何となくという動機で転職活動を始めてしまうと、「なぜ転職が必要だったのか?」「何を実現したかったのか?」などという、目標や目的の行方がぶれてしまいます。そうすると結果、「いつの間にか、転職という行為そのものが目的になってしまった」…「今の職場から逃げ出したいだけだった」…「何をしたいか、何をすべきか、分からなくなった」…「結局、また転職をしなければならない羽目になった」…と、散々たる結果に陥るってしまうのです。

 

また、キャリアプランの王道は、「今までのキャリアを活かす」…という事に尽きるとも言えます。ドクターの今までの人生を、次のキャリアに活かす事が、一番手堅いのです。転科をするにしても、今までのキャリアを活かせる専門科と、全く異なる専門科があるでしょう。

 

もしも、ゼロベースでキャリアチェンジをする場合は、相当な覚悟が必要です。同じ医業とは言え、基本的な臨床コミュニケーション能力などを除けば、今まで培ってきた技術や経験が、全く役に立たない分野もあります。

 

キャリアチェンジには、20代でも40代でも50代でも同じ覚悟が必要です。全くのゼロの環境で、果たして自分が生き抜いて行けるのか?勝ち上がって行けるのか?…を、自問自答して下さい。

 

今までとは異なる職務に就くとしても、これまでドクターが培ってきたキャリアを活用する事が、一番スムーズな方法なのです。同じ専門科でなくとも、今まで培ってきた技術や知識を新しい分野で転用できる方向性を探る事が、理想的です。

 

医師の専門性は、一朝一夕で得られるものではありません。何年・何十年と培ってきたキャリアを一蹴するならば、これまで努力して来た何年・何十年がそのまま必要なのです。

 

ゼロベースのリセットに、そんな気力も体力も時間もないドクターが大多数だとすると…キャリアの棚卸により、自身の特長などを見出し、「強み」「弱み」を明確にした上で、キャリアを活用する事が王道なのです。

 

転職は、人生の一大事件。キャリアプランニングの本丸とも言えるアクションです。そんなシーンでドクターを助けてくれるのは、紛れもなく過去の自分=キャリアなのです。

 

自分の強みを知り、転職戦線で武器として活用するためには、客観的に自分を知る事から始まります。医業における自分探しとは、「キャリアの棚卸」に他ならないと言えるでしょう。


市場価値の高い人材になるには?

医師と転職キャリアプランニング

 

医師不足と言われている現在、医師の転職は概ね「売り手市場」だと言われています。しかし、そんな活況市場においても、全てのドクターが、良い転職を実現できている訳ではありません。

 

それはもちろん、職務とのマッチング性や、転職エージェントやコンサルタントの質にも関わる事です。

 

しかしながら、転職によりどんどん収入アップする「金持ちドクター」がいるのと共に、どんどん収入ダウンする「貧乏ドクター」も確実に存在しています。

 

転職市場で引く手あまたな、「売り手至上主義」がまかり通る人材とは、どのようなタイプのドクターなのでしょうか?

 

このコラムをご覧のドクター自身が、転職シーンで「貧乏ドクター」への道を選んでしまわぬよう、売れる人材の行動・思考の特性を考えてみましょう。

 

自分の「強み」と「弱み」を明確に把握している

 

売れる人材とは、自分自身のキャリアポジションを、実に明確に把握しています。自らの専門分野に於ける医業スキルはどの程度なのか?コミュニケーションスキルやマネージメントスキルはどの程度あるのか?自身の性格やパーソナリティーとして、どのような分野に適性があるのか?…などを、客観的に把握し、自分を量る事ができる人です。

 

つまりそれは、「自分の強み」を存分に把握しているという事です。どこがセールスポイントなのかを分かっていると、市場において、相手に切り込んでいくポイントが分かります。

 

そしてそれは、「自分の弱み」も理解できているという事です。医師として必要なスキルをアベレッジ程度まで引き上げる努力はどんなドクターにも必要です。しかし、弱み部分が必要な職務には就かず、人に任せ、全体として良い方向へと導き結果を残す事も重要なのです。弱い部分は他人に委ねる寛容さと、もっと大きな目標を達成するためのマネージメント力が求められていると言えます。

 

自分を「商品」として明確に意識している

 

出来るドクターは皆、自分を商品だと見なし、商品力を高めるための自助努力を怠りません。それは、自分の医療スキルやビジネススキルを磨くために、自己革新を続けている人です。

 

自分を商品だと理解できていれば、常にどの程度の市場価値があるのかを問題視するようになります。そうすれば、専門性の追求や各種スキルアップを事欠く事はなく、意識的な日々を送る事ができます。新しい情報を取り入れ、謙虚に学び続けていく姿勢は、いつの間にか大きなスキルやキャリアになっているのです。

専門性を持っている

 

医師免許さえ持っていれば安泰…こんな時代はとうに終わっています。これからの医療市場においては、卓越した専門性が問われていくでしょう。ただその分野で専門医の認定を受けている…などの大枠ではなく、特定の診療科において、どの程度の医業レベルを持っているのか?という、偏差値的ポジショニング的もの…や、同じ専門医の中でも、どんな症例の診療や手術などに専門性があるのか?…という事です。

 

ドクター自身が、「私は〇〇科の専門医で、〇〇の診療について、多数の実績があります。」…と、一言で自分を表現できる専門性を持つ事が、売り手優位に立つために重要になるのです。

 

「一般内科であれば、どんな事でも普通にこなせます。」…といった体では、何の訴求力も持たないのです。

 

経営者視点を持っている

 

これはなかなか難しい視点ですが、医師とは言え、ビジネスパーソンの一人であるという思考は重要です。一般的な職業とは違い、売上アップとコストダウンを具現化していくという観点とは少々異なるかもしれませんが、その根源は同じです。

 

医療提供の場を、どうやってうまく回していくのか?…という観点は、結果的に、経営の安定にも繋がります。適材適所に人材や職務を振り分けたり、医業をサービス業と捉えたコミュニケーションなどは、これからの医業ビジネスパーソンに欠かせないスキルとなるでしょう。

 

自己のアンテナの感度が高い

 

アンテナの感度とは、現時点でのドクターのスキルやポジションとは関係ありません。個々人の意識の違いで、精度が変わってくるものです。それは、新しい情報を進取しようとする心の有り様です。貪欲に学び、創意工夫をしようとする心の有り様です。

 

そういう人材は、なりたい自分の理想像=ビジョンを持ち、そこに向けた行動計画を持っているものなのです。ビジョンと共にアクションが伴っている人間は、一般の人材が見逃してしまう情報やチャンスなども、キャッチする能力が備わっています。

 

コミュニケーション能力が高い

 

コミュニケーション能力とは、マネージメント能力そのものと言い換えても過言ではありません。患者さんはもちろん、同僚や上司や部下などに信頼を得て、他者を納得させたり、他者を動かしたりするためには不可欠な能力です。

 

同じ事を言っても、同じ行動をしても、「あの人の言う事ならば聞こう…」と、スムーズに事が進行する人と、そうでない人がいます。前者のタイプのドクターは、どんな職場に行っても成功するでしょうし、その前の転職活動でも有利に事を進められるでしょう。

 

コミュニケーション能力は、協調性にも、リーダーシップ性にも、多様に問われるスキルです。どんなに専門性の高い医業スキルを持っていたとしても、これが無ければ、何も始まりません。

 

このように、上述6つの項目のような、思考パターン・行動パターンを持っているドクターは、どのような転職市場においても重宝され、需要と供給のバランスの中で、優位な交渉を進める事ができるでしょう。逆に言うと、これら項目に当てはまるスキルに乏しい医師は、弱い部分を補強できるよう、意識した行動を起こしてください。


漂浪ドクターにならないための条件!

医師と転職キャリアプランニング

 

どうしたら、キャリアの海で彷徨う、漂流ドクターに陥る事態を避ける事ができるのでしょうか?

 

それには、ドクター自身が前項で述べた「市場価値の高い人材」になる事が一番なのですが…そのような人材が、転職市場でどのように評価されているか?…を、確認してみましょう。

 

年収とは稀少性とのバランス

 

ドクターの収入が、医療機関においてどのような査定の下に決められるかと言うと、それは稀少性とのバランスに他なりません。

 

市場ニーズと鑑み、稀少性の高い専門性を持つ人材は、需給バランスから高い付加価値がつきます。しかし、稀少性とは専門性だけではありません。ここに大した専門性が無いドクターがいたとしましょう。大都会では何の付加価値もつきませんが、医師不足の地方に於いては、就業してくれるだけで大きな価値を持つ事になります。そんな時、待ちに待ったドクターに求められるものは、専門性というよりも、一人一人と向き合うコミュニケーション能力かもしれません。稀少性とは、マーケット見合いのものなのです。

 

医療機関からして見ると、同じようなスキルの人材を選べる状況にあるならば、「若さ=どのくらい長く働いてくれるか?」や、「コスト=どの程度の年収に抑えられるか?」…などという観点での競争原理が働きます。

 

稀少性をフックに転職活動をする場合、キャリアやスキルといった専門性と共に、年齢や地域なども考慮し、どの市場に向けて自らを売り込めば、稀少性=付加価値が高くなるのか?…を、しっかりと吟味する必要があるという訳です。

 

専門性は年齢と共に要求される

 

たとえば研修医上がりすぐの20代の場合、専門性を持つ者などいません。そんな人材に要求されるのは、熱意ややる気といったものや、コミュニケーション能力や協調性といった、人間的なベーススキルが第一義となります。

 

しかし、30代や40代にもなると、ベーススキルよりも、専門性が問われてゆくのです。同程度の専門性を持つ人間が二人以上いて選考に迷った場合、初めてベーススキルにまで目を向けてくれると言っても過言ではないでしょう。一にも二にも、まずは専門性が重要です。30代を過ぎると、どんなキャリアとスキルを持っているのか?を、全面に出した戦略が重要です。

 

一般的に、年齢が高いと年収も高くなる傾向にあります。さもすれば、20代の若者ではなく、中年以降の人材を採用するための理由が必要です。他者を納得させるカンタンな理由は、その専門性になってくるのです。

 

属人性のあるキャリアやスキルに優位性がある

 

ドクターのキャリアには、ドクター個人に付帯する属人性のあるものと、大学や病院といった組織力に付帯するものがあります。

 

転職活動に於いて重要視されるのは、多くのケースで属人性のあるものです。それは、ドクター自身の医業に於ける知力や経験やコンサルテーションスキルなどです。

 

組織力に付帯するキャリアは、特定の組織では発揮される能力かもしれませんが、組織が変わると、無意味なケースもあるからです。特定の医療機器がなければ出来ない医業ならば、転職先にそれが無ければ無意味です。特定の優秀な人材を上司や部下に持つ事で、チームとして力を発揮していたならば、彼らがいなければ無意味なキャリアとなるのです。

 

誰にも負けないという観点の相対的な「専門能力」と、自分にしか出来ないという観点の絶対的な「保有能力」をしっかりと意識し、それらを属人的に積み上げていく事が重要なのです。

 

どの市場で勝負するかを考える

 

転職活動を優位に進めるためには、ドクター自身が持っているキャリアやスキルを、どんな市場に投げかけるか?…が、重要ポイントとなります。競争相手が多く飽和状態の市場では、良い結果が得られにくいのは当然です。

 

マーケティング的観点で、自身が最も売れる市場を探すのです。どの市場で勝負をすると、一番利があるのか?…は、自分自身のキャリアプランニングを完遂しなければ、見えてこないものです。勝負の場所を選ぶためにも、キャリアプランニングは非常に重要な行程なのです。


キャリアプランニングは、転職成功の基盤です!

医師と転職キャリアプランニング

 

いかがでしたか?転職活動において、自分がどう在りたいか?具体的に考え、進行していく事が、どれだけ重要なのかおわかりいただけたでしょう。

 

キャリアプランニングは、転職活動を成功に導くための、基盤中の基盤です。これがなければ、どんな計画も行動も成り立たないのです。

 

一見難しそうに見える作業も、コツを掴めば簡単なものです。自らの望む有り様を具現化し、どんどんアプトプットして、逆算していくのです。しかし、キャリアプランの最初の一歩は非常に難しいもの。そんな場合、自分ひとりで抱え込まず、キャリアプランの段階から転職エージェントに相談してみてはいかがでしょう?具体的な転職活動の前に、一見遠回りととれる時間を割く事は、結果「急がば回れ」につながります。

 

優良な転職エージェントでは、ドクターのキャリアを棚卸し、然るべき市場を見つけるためのキャリアプランニングにおいて、信頼できるパートナーとなってくれます。

 

私、野村龍一が、医師転職コンサルタントの立場から、口を酸っぱくして言っている事があります。それは…良い転職は、転職エージェント選択時に決まっている…という事実です。

 

将来のビジョンが見えていない、キャリアプランニングが出来ていないドクターは、転職エージェントの専門的な力が通常以上に必要です。ドクターがより良い転職を実現できるよう、当研究所がお勧めする優良なエージェントへのコンタクトを、心からお勧めします。

 

(文責・医師紹介会社研究所 所長 野村龍一)

 

 

この記事を書いた人


野村龍一(医師紹介会社研究所 所長)

某医療人材紹介会社にて、10年以上コンサルタントとして従事。これまで700名を超える医師の転職をエスコートしてきた。担当フィールドは医療現場から企業、医薬品開発、在宅ドクターなど多岐にわたる。現在は医療経営専門の大学院に通いながら、医師紹介支援会社に関する評論、経営コンサルタントとして活動中。40代・東京出身・目下の悩みは息子の進路。

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転職成功事例600名以上!医師専門のベテラン転職支援コンサルタントによる、医師向け「失敗しない転職方法」の伝授と、医師転職支援会社の比較検討評価を紹介
内科の医師転職 =市場分析=
初めて転職をする医師を支えて成功事例600名以上!医師専門のベテラン転職支援コンサルタントによる、医師向け「失敗しない転職方法」の伝授と、医師紹介会社を選ぶ際の比較検討評価ポイント・ランキングレビューを紹介致します。
皮膚科・美容皮膚科の医師転職 =市場分析=
初めて転職をする医師を支えて成功事例600名以上!医師専門のベテラン転職支援コンサルタントによる、医師向け「失敗しない転職方法」の伝授と、医師紹介会社を選ぶ際の比較検討評価ポイント・ランキングレビューを紹介致します。
小児科の医師転職 =市場分析=
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眼科の医師転職 =市場分析=
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産婦人科の医師転職 その1 =市場分析=
初めて転職をする医師を支えて成功事例600名以上!医師専門のベテラン転職支援コンサルタントによる、医師向け「失敗しない転職方法」の伝授と、医師紹介会社を選ぶ際の比較検討評価ポイント・ランキングレビューを紹介致します。
産婦人科の医師転職 その2 =市場分析=
この20年ほどの間、分娩取扱い施設数は減少傾向にあるといわれながらも、厚生労働省が公表している資料では、平成20年に一度、産婦人科医・産科医の数が増えていることになっています。
外科(系)の医師転職 =市場分析=
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耳鼻咽喉科の医師転職 =市場分析=
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精神科・心療内科の医師転職 =市場分析=
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整形外科の医師転職 =市場分析=
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麻酔科の医師転職 =市場分析=
麻酔科医は、医師の中では珍しく、1日単位で完結することが多い仕事です。麻酔科医は基本的に、術前回診で患者と初めて接し(ペインクリニックを除く)、患者入室後から患者のモニタリング、麻酔、必要に応じた投薬などを行いますが、患者が退室した後は、その患者の主治医が患者の状態を管理しますので、麻酔科医の仕事はここまで、といえます。
リハビリテーション科の医師転職 =市場分析=
日本は全国的に、どの科でも医師不足が叫ばれて久しいですが、ここ数年、需要が拡大している科にリハビリテーション科があります。リ
糖尿病内科の医師転職 =市場分析=
糖尿病内科、という科が標榜されるようになったのは、1990年代頃。もちろん、それまでも糖尿病の診療は行われてきましたし、糖尿病自体には古くからの歴史もあります。
救急科の医師転職 =市場分析=
厚生労働省が公表している「必要医師数実態調査」の調査結果報告書によると、(現役医師数 + 必要医師数(正規・非正規含む)÷ 現役医師数という計算式で倍率が算出されています。
美容外科の医師転職 =市場分析=
厚生労働省が平成22年に行った「病院等における必要医師数実態調査」によると、科目別での現役医師数、必要医師数ともに最も少ないのは、美容外科です。
今後の転職求人市場で勝ち残れる医師像とは =医師転職市場分析=
2015年3月、厚生労働省で「第9回地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会」が行われ、いくつかの資料が公表されました。
現在の充足度別にみた医師科目別格差とは=医師転職市場分析=
少し古いデータにはなりますが、厚生労働省が平成22年に行った「病院等における必要医師数実態調査」によると、科目別での医師の充足度には、それなりの格差があります。
医療費削減政策と医師市場の展望
社会的地位と高収入が叶う「ゴールドライセンス」のトップに君臨する医師業ですが、このままずっと売り手市場が続くのでしょうか?…国は、医療費削減政策を大きく掲げ、あの手この手を画策しています。医師たちの仕事環境・転職環境はどこに向かって行くのでしょうか?
医師の転勤による転職事情
転職をお考えのドクターの中には、予め転勤を前提にしたり、地域制限をかけずに求人を探す方も多いようです。狭い日本とはいえ、医師市場における地域性は様々。転職医師がそれぞれにマッチングする地域を見つけ出せるよう、メディカル市場の地域性を考えてみましょう。
求人増加中!? 在宅医療の実態
本格的な高齢者社会の到来・僻地医療問題・医療費削減政策の推進・終末期医療の価値観変化などから、地域医療の中核の一つとして、日本各地で「在宅医療」の進展が見られています。よってドクターの求人も増えているようですが…その実態は、医師にとってどのようなものなのでしょうか?
勤務医?開業医?「転職」…あなたの適性は?
勤務医?開業医?フリーランス医?…臨床医?産業医?研究医?…医師にはいろいろな働き方があります。そして今、「転職」を検討しているあなた。これを機会に、ご自身の適性を根本から考えてみてはいかがでしょうか?ここでは、エゴグラム理論を元に検討していくこととしましょう。
医師の転職と家族の問題を考える
良い転職求人があっても家族の賛成が得られなかったり、子供の教育などを理由に家族から転職を促されたり…etc.転職と家族環境の折り合いに、苦労するドクターも多いようです。家族の問題を解決するにはどうしたら良いのか?様々なエピソードと共に、そのヒントを探ってみましょう。
改正労働安全衛生法と産業医の転職市場
働く人のメンタルヘルスが叫ばれている今、法整備と共に産業医のニーズも高まってきています。2015年12月にストレスチェック義務化法が施行される事もあり、今後も注目度は高まるばかりです。産業医をとりまく市場は今、どのようなものなのでしょうか?
製薬会社への医師求人転職 =メディカルドクター=
臨床現場から離れ、製薬会社の臨床開発(治験)などを行う、MD=メディカルドクター。QOMLの観点からも注目される働き方ですが、臨床医からの転職には不安やハードルを感じている方も多い様です。 MDへの転職事情を、考えてみる事にしましょう。産業医をとりまく市場は今、どのようなものなのでしょうか?
面談対策:医師転職の専門医・専門科別セールスポイント考
せっかく転職をするのなら、少しでも良い条件で働きたいもの。提出書類や面接において自分を高く売り込むには、セールスポイントを明快にする事が大切です。その時、基本的な指針となるのが専門医取得状況です。専門医・専門科別の転職市場と、セールスポイントを考えてみましょう。
医師転職の不利益ポイント考
今や医師の転職は「当たり前」の時代。勤務医の平均転職回数は4回以上だと言われています。転職を機にキャリアアップや年収アップ、プライベートの充実を図る人が増える一方…転職が、仇となる人も。いったいその差は何なのか?転職時に不利益に働くポイントを考えてみましょう。
面談対策:医師転職の意外なセールスポイント
転職活動に於いては、ドクター自身の長所=セールスポイントが、うまく転職エージェントや求人元に伝わるかどうか?が、非常に大切なポイントとなります。そんな時、専門医資格や症例数だけが、セールスポイントでは無いのです。転職を成功に導く、意外な切り口は他にも意外とあるのです。
どの地域への転職がオススメ?=医師転職市場分析=
厚生労働省は、定期的に「医師・歯科医師・薬剤師調査」という全国調査を行っています。その目的としては「医師、歯科医師及び薬剤師について、性、年齢、業務の種別、従事場所及び診療科 名(薬剤師を除く。)等による分布を明らかにし、厚生労働行政の基礎資料を得ること」となっています。
医局の辞め時…転職年齢とタイミングを考える
教授や准教授になれる医師はほんの一握り。医学博士への道も、誰にでも訪れる訳ではありません。医師のキャリアに於ける医局の辞め時っていつだろう?これからのキャリアを考えた場合に、見切りをつけるべき時期とタイミングを考えてみましょう。
医師転職用 履歴書の書き方とプレゼン手法
採用担当者に良い印象を与え、自分を高く売り込むには、履歴書や職務経歴書といった基本から、関連付加書類・面接コミュニケーション如何が多角的に問われます。しかもそれは、医師の味方である転職エージェントとの面談時にも実は大切な事。将来を左右する、転職時のプレゼンテーションについて考えてみましょう。
医師のセカンド転職を考える
医局を辞めての「初めての転職」と、それ以降、二回目からの転職は、その勝手が随分と違ってきます。ファースト転職でPR材料となった医局ブランドはもう使えません。辞める方法も、辞めるタイミングも、医師転職市場へのPR方法も変わるセカンド転職事情と、優位に立ち回る方法を考えてみましょう。
医師が多い・少ない都道府県は?医師・歯科医師・薬剤師調査より
厚生労働省が行っている「平成24年(2012年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によると、医師全体の働く場所としては、やはり“病院で雇用される”ことがもっとも多くなっているようです。
医師転職に有利なマネジメントスキル
医業は専業職であり、専門医資格などを得て突き詰める事で優遇される事からか、マネージメントスキルが著しい乏しいドクターが多く見受けられます。しかし、一見すると一介の医師とは直接関係の無さそうなマネージメントスキルこそ、実は転職市場で有利に働くという事実。医師のマネジメントスキルについて、考えてます。
生涯収入アップのための転職活動
収入アップを基準に転職を考えた場合、その成否は、「生涯収入」にまで思考を拡げる必要があるもの。必要な時に充分に収入を得ながら、最終的に納得のいく生涯年収を得るために…ドクターの年齢やキャリアプランに応じた、収入アップを叶える転職事情を考えてみましょう。
マイナンバー制度が医師転職市場に与える影響を真剣に考えてみる
2015年10月、国民一人一人にユニーク番号を振り分ける、「マイナンバー制度」が始まりました。その目的は、社会保障や税の運営やサービスの向上を図るものですが、この仕組みを医療サービスにも活用しようという計画も動いています。マイナンバー制度は、医療業界、そして勤務医の転職市場に何をもたらすのでしょうか?
医師不足は解消されていない?医師数と病床数の推移の裏にあるもの=医師転職市場分析=
厚生労働省は、およそ2年ごとに「医師・歯科医師・薬剤師調査」というものを行っています。
医局外様はツライ?=出身大学と違う医局に入る苦労=
現在の臨床研修制度が敷設されて以降、出身大学以外の医局に入局するケースも一般的な事となりました。ひと昔前よりは格段に「開かれた医局」になったと言われていますが…果たしてその実態は…「医局外様」という言葉が表す通り、一筋縄ではいかないようです…
医師の需要と供給のバランスは?=医師転職市場分析=
2015年12月10日、厚生労働省では「医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第1回)」が開催されました。昨今の医療事情を反映しながら学部の定員増措置の見直しを図るなど、今後の医師の数を左右する、重要な検討会となるようです。
医師の需要と供給のバランスは?その2=医師転職市場分析=
2015年12月10日、厚生労働省が「医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第1回)」を開催しました。ここでは、全国的にみた「医師数を鑑みた医学部定員の在り方」が検討されていました。前回の当コラムでは、医師の数が増えている一方で、地域格差が埋まっていない現実をおつたえしましたが、今回も引き続き、「医師が求められている地域はどこか」を考えてみたいと思います。
医師の需要と供給のバランスは?その3=直近5年間の動向=
厚生労働省では、数年ごとに「必要医師数実態調査」を行っています。その一方で、「医療施設(静態・動態)調査」という調査も行い、その時点での診療科別、都道府県別などの医師数および歯科医師数を把握しています。
必要医師数と必要求人医師数とのギャップの意味は?=日本医師会調査より=
厚生労働省では、数年ごとに「必要医師数実態調査」を行っていますが、2015年には日本医師会がこの調査を行いました。この調査結果からは、「必要医師数」と「必要求人医師数」とのギャップを見て取ることが出来ます。
少子高齢化ニッポン、最も患者不足となる地域は?=市場分析=
医師の仕事は、患者さんがいないと始まりません。つまり、人口が多いところには多くの病院ができますし、医師の需要も高くなります。
病床機能の転換は進むのか?迫る転換期限
つい先日、厚生労働省の社会保障審議会の「療養病床の在り方等に関する特別部会」が行われました。この会議の中では、介護療養病床と25対1医療療養病床が、2017年度末以降にどう変わっていくのか、という課題への議論が行われています。
所謂「地域に必要な医師数」とはどのように決められているのか?
日本では全国的に「医師不足」が叫ばれて久しいですが、本当にそうなのでしょうか。 確かに、有効求人倍率は常に1倍を超えていますし、どこの地域で勤務する医師でも「人手が足りない」と感じることは多いでしょう。
医師転職の難しさを、地域医療の医師偏在問題から考える
日本全国で医師不足が公の場で議論されるようになって、早10年。実はそれ以前に一度、医学部定員を減らす、という動きがあったそうです。
ポイントは「高齢化社会への対応」 厚生労働白書からみる必要な医師
先日、厚生労働省より「厚生労働白書」が公表されました。厚生労働白書とは、厚生労働省がおこなっている行政に関する年次報告書として位置づけられており、毎年少しずつ、取り上げる内容が変化しています。
医師の転職先を病院機能から考える 中核病院の定義とは
医師が転職を考える時、何を基準に転職先を選ぶのでしょうか。例えば、病院が担う役割から考えることもありますよね。「病院が担う機能」にはいくつかの定義がありますが、その中でも、時折耳にする「中核病院」という言葉があります。現在では何気なく使われている言葉ですが、どのような病院のことを定義しているのでしょうか?
公立病院への転職 医師としてのメリットはあるのか?
医師が活躍できる場所は様々な分野にありますが、中でももっとも多くの医師が勤務するのが病院などの医療機関です。医療機関は規模や特性によって、様々に分類されており、それぞれに期待されている役割、担うべき役割があります。
医師の需要は高いが、どうする?一般内科医への転職は正しい道なのか
医師という職業は、非常に多くの専門領域に分かれますが、その中でもよく見かける「一般内科」という言葉。単純ですが、だからこそその責務が分かりにくい言葉かもしれません。今回はこの「一般内科」と、今後増えてくるであろう「総合診療専門医」について考えていきたいと思います。
医師の「外来のみ勤務」への転職は可能か?
医師が働く現場としてもっとも多いのが医療機関です。しかし、入院施設のある病院では、夜間勤務や当直、オンコールなどの対応がつきもので、そういった夜間の対応に負担を感じる医師も多いのではないのでしょうか。
止まらない医師の偏在問題 自治体が医師数を完全コントロールする時代へ?
日本で全国的に“医師不足”が叫ばれるようになってから、早10年以上。ここ数年は、国が中心となって“医学部増員”を図っており、推計では2024年(平成36年)頃には、医師の需要と供給は均衡すると考えられています。
医師が総合病院へ常勤転職することは、吉なのか凶なのか
近年、病床数の変更や病院の統合などによって、医師確保対策に乗り出している、いわゆる“総合病院”。現在の医療法では、この名称への基準は無くなりましたが、それでもまだ、医師の転職先の選択肢として“総合病院”が視野に入ることは多いのではないでしょうか。
医師の“急性期病院への転職事情”を考える(公立編)
医療業界は日々目まぐるしく変化を続けています。その影響は、病院の機能にも及んでいます。今回は、ここ数年で色々な“変化”を余儀なくされている、急性期病棟に焦点を当てていきたいと思います。
医師がクリニックへ転職するメリットとは?
医師の就職先といえば、“病院”というのが一般的でした。しかし、近年では勤務スタイルの多様化に伴い、クリニックへの就職・転職を希望する医師も増加しており、実際に求人情報も増加してきています。
医師転職サイトの“非公開求人”の実態とは?
日ごろから多忙な医師にとって、時間的・精神的な負担をかけずに、効率よく“優良な求人情報”を探す手段とは、どのような方法なのでしょうか?近年、医師の転職方法の主流になりつつある医師転職支援サービスの“非公開求人”について、詳しくご紹介していきたいと思います。
一般病院への転職、何を見てどう考える?
日本の医療分野では、一般病院という呼び方への明確な定義はありませんが、大学病院や特定機能病院との違いを明確にするために、一般病院と呼んでいる傾向にあります。
転職を考えるなら今!医師に求められる“地域医療”への対応力
現在の日本の医療は、抜本的な改革無しには立ちいかない状況に追い込まれています。そんな現在を生きる医師に対し、これまでの“狭く深い”分野での専門性から、“より広く深く”対応する力が求められています。今、医師が転職を考えるなら、このようなスキルを必要とされる“地域医療”に対応できる力を養うことも必要かもしれません。
いくつになっても可能なのか!?中堅医師の大学病院への転職
“大学病院”というとベテランの医師もいますが研修医も含め若い医師が多いというようなイメージがありませんか。医師以外の例えば看護師なども、卒後すぐに就職する先が大学病院である人が多いため、どうしても平均年齢は若くなります。今回は、大学病院で求められる医師の資質と、中堅以降での大学病院への転職について、考えてみます。
急性期病院への転職事情を考える(民間病院編)
以前、公立病院の急性期病院への転職に関する情報をお伝えしました。今回は、民間病院の急性期医療に着目していきます。公立病院と比較しながら、民間病院ならではの視点で概要をご紹介していきます。
必要医師数と医師確保対策から医師の転職を考える
全国的に医師不足が叫ばれているものの、平成36年ころには医師数は需要と供給のバランスが取れるとされています。しかし、それはあくまでも全体で見た医師数の話であり、都道府県別に見ると、現在でも医師数の需要と供給のバランスには、偏りが見られており、今後もその傾向は高まることが予測されます。
医師の需要が最も高い県はどこか?= 医師確保対策と医師必要数から考える
平成29年現在ではまだまだ医師不足が謳われているものの、平成36年ころには医師の「需要と供給」バランスが取れるとされています。今後は、医師も自分を積極的に売り込まなければならない時代がやってくるかもしれません。
医師転職市場分析 医師にとっての「短時間正社員制度」を考える
日本の一般企業では、2008年頃から「短時間正社員制度」の導入が推奨されています。この制度は、雇用者・被雇用者ともにそれなりにメリットがあるといわれていますが、果たして医師の世界でもそうなのでしょうか。制度の仕組みと、医師にとってのメリット・デメリットを考えてみます。
医師転職市場分析 相変わらず需要が高い、リハビリテーション医
リハビリテーション医の特長として、東京・大阪・福岡など都市部での需要が高く、実際の雇用人数も多くなっています。医学部増設に伴い医師数の増加が見込まれていますが、診療科によっては今後、都市部での医師の需要が低下するケースも見込まれますが、一方で「診療科としての需要が高い」というのは、その科の医師にとっては喜ばしいことかもしれません。
大学の医局から遠隔地へ勤務する「医師派遣」は法的に問題ないのか?
大学(医局)へ所属すると、避けては通れないのが「遠方への勤務異動」です。「君、○○の▲▲、好きだったよね〜」これはある医療系ドラマの中で、教授が「左遷命令」として使っていた言葉ですが、実際にこれをやると「法的にはNG」というケースがあります。
2033年に医師の求人需要がなくなるのは本当か?必要求人医師数倍率からの一考察
今回は、都道府県ごとの必要医師数と、必要求人医師数の違いについて、考えてみたいと思います。
専門医資格と市場ニーズの関係
平成25年に厚生労働省より専門医の在り方に関する検討会 報告書が出され、専門医の重要性、そして専門性に対する「需要」も高まっている現在の医療業界。この「専門医の需要」はどこまで高まっていくのでしょうか。

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