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働く都道府県で、成功角度が変わる?

医師の転勤による転職事情

■ 記事作成日 2015/6/29 ■ 最終更新日 2017/12/6

 

転職を、機に「心機一転!」を好転として実現するためには、働く場所の再考も重要です。実際、医師が転職を考える時、転職エージェントに現勤務地とは別の都道府県を指定したり、エリア制限を外してみる事も多いようです。

 

転職という人生の一大イベントは、そう易々と何度も繰り返せるものではありません。ましてや転居を伴う転職の場合、その決心たるや、尚更大きなものになるでしょう。

 

しかしながら、「転勤による転職」は、その環境変化が大きいがために、大きな飛躍や成功のキーマターにも成りやすいもの。
転勤による転職を「ジャンピングボード」にするためには、どのジャンプ台を跳ぶのか?…を、予めしっかりと見極める事が大切です。

 

ご承知の通り、医療市場は地域によってかなりの特徴・差があります。ドクターの専門分野に対する価値も、求められるケアのニーズも、全く違うのです。加えて、教育・文化スポーツ・買物・交通網・気候など、地域による生活特性を見る事も重要でしょう。

 

「孟母三遷」の教えの通り、大人だってその成長過程で適所に遷る必要があります。そして医師の場合、環境が与える影響は、他の業種よりも大変大きなものになると言えるでしょう。

 

トム・ソーヤの冒険の著者、マーク・トウェインは、成功の秘訣に「無知と自信」を挙げていますが、その言葉には日本のことわざ「転ばぬ先の杖」「備えあれば憂いなし」で対抗し、医師の転勤…地域別のメディカル市場特性などを、考えてみる事にしましょう。


日本の医療は「西高東低」

医師の転勤による転職事情

 

厚生労働省の調査によると、日本のメディカル市場は西高東低である事が明快です。

 

例えば「医療費」

 

医療費の診療種別計では福岡県が最も高く、1.208という指数であり、最も低い千葉県は0.874となっています。入院は福岡県が最高で、静岡県が最低。入院外は広島県が最高で、富山県が最低という状態です。(平成26年8月発表厚生労働省「平成24年度医療費の地域差分析」)

 

例えば「ベッド数」

 

人口10万人に対する一般病棟ベッド数の全国平均は、1168.6床です。これに対し最高は高知県の2201.7床で、大分県、鹿児島県、福岡県などが上位に入っています。逆に最低は神奈川県の692.2床となっており、千葉県、埼玉県、東京都、岐阜県などが下位となっており、東日本(北海道を除く)は、概して非常に少ない傾向にあります。(総務局「社会生活統計指標-都道府県の指標-2015」より)

 

例えば「医師数」

 

人口10万人に対する医師数の全国平均は、234.7人です。東日本でこの平均値を上回るのは東京都と富山県だけで、偏差値50以上の殆どが西日本。徳島県の304人を頂点に、京都府の302.3人、福岡県の288.4人などが続きます。逆に最低は埼玉県の148.6人であり、茨城県、千葉県、静岡県、新潟県などがワーストに続いています。(総務局「社会生活統計指標-都道府県の指標-2015」より)

 

西日本では、明治維新の恩恵や江戸時代から続く長崎の蘭学信奉などから、早くから各地に大学の医学部が設けられている関係上、もともと医師や病医院の数が多かったという背景があります。結果自ずと病医院や病床数が多く余裕があるために、比較的軽い症状でも病院にかかったり、大事をとって入院治療を勧める文化があるようです。

 

東日本では、首都圏の人口集中、過疎地や寒冷地における医師や医療機関不足などが根底にあり、問題を抱える市場が多いようです。

 

これらを見ただけでも、診療科別の医師不足や医師余り、売り手市場や買い手市場、地域別の勤務スタイルの特色など、地域別にかなりの市場特色があろう事は一目瞭然です。

 

市場特性を知り、ドクター自身の適性や方向性に合った文化のあるエリアを選ぶ事は、転職の成功に不可欠であると言えるでしょう。それでは、主な地方都市における市場状況を見ていく事としましょう。


「北海道」のメディカル市場特色

医師の転勤による転職事情

 

北海道は、全道で見ても、二次医療圏で見ても、比較的に潤沢な医療市場が整備されているエリアが多いと言えます。しかしながら、その広さ故に地域内偏差が激しく、様々な特徴がみられています。

 

●充分な病床と看護師

 

一般病床数も、介護向けの病床数も、人口比の病床数は多く、偏差値60を超える医療圏も多いです。看護師の数も相対的に潤沢で、殆どの医療圏で偏差値50を超えています。

 

●比較的少ない医師

 

全道での病院勤務医数は偏差値52程度ですが、札幌・函館・室蘭・旭川といった7都市以外の医療圏では、偏差値50を下回り、都市圏以外での医師不足が深刻になっています。

 

●札幌以外にも充実した医療拠点が存在

 

札幌の医療資源集中はもちろんですが、函館、室蘭、砂川、旭川、帯広、釧路などに地域の基幹病院がしっかりと根付いています。

 

●各医療機関が受け持つ医療圏は広い

 

広大な面積を持つ北海道は、人口密度が50人/K㎡を下回るエリアも多く、数十キロに一つ程度の医療機関しかない所が多数。これにより、高度先進医療などを必要とする患者が現れた場合、救急車やドクターヘリを利用して搬送するようなケースが多いようです。

 

●僻地医療のための医師募集が多いが…

 

地理的人口分布的特徴を背景とし、僻地医療は常々問題となっており、行政施策の一環とした勤務医や在宅医療の求人は、常々多く出ているようです。しかしながら、待遇が良いとは言えないものの多さが特徴のようです。

 

<北海道メディカル市場あるあるエトセトラ>

 

これらの特徴を鑑みると、札幌などの大都市を除けば、ベッド数や看護師数は一定の水準を保っているものの、各地で深刻な医師不足が問題となっており、少ない医師と比較的充分な看護師というチームで、地域医療を運営しているというのが現状のようです。

 

その結果、地方にいけばいくほど、機能レベルが充分でない病医院が多いと言えるでしょう。

 

ドクターが医療技術や研究の分野で研鑽し、キャリアを磨きたいならば、特定の都市の特定の病院以外、なかなか難しいものがあると考えられます。

 

医師としての使命を感じ、地方医療や僻地医療に従事したいと思われるならば、ドラマや映画を地で行くような医業により、遣り甲斐を感じる事もできるでしょうが、現実的にはかなり厳しい事が多いようです。

 

たとえばA医師の場合、高額な求人票にとびついて北海道の地方病院に転職したものの、その仕事内容は、老人医療制度を利用した処方箋づくりがメイン。法にこそ抵触しなくとも、勤務先理事長の金満主義に躍らされている自分に嫌悪しているそう。

 

たとえばB医師の場合、これまでは電話一本・指示一声で事なきを得ていた地域基幹病院との連携も、距離的・設備的な問題でうまく回らず、自分の医療スキルを発揮できないでいるそう。

 

また、当然ながら寒冷地への適応も求められます。もともと地元のドクターならば問題ないのでしょうが、他の都府県から赴任してきた医師は、自身の生活自体がままならなくなり、一年もしないで再転職をするケースもよく耳にします。

 

イレギュラーな医療市場が多く点在する北海道は、地域によっては、ドクターのスキルやキャリアを活かせない場所も多く、郷に入れば郷に従えという言葉では済まされない事情が沢山あります。

 

また、地方に於いては相対的に条件の悪い求人が多いにも関わらず(その地方の人口などからくる経営状況からいって当然ですが)、時折、都市圏でも有りえない、驚きの厚待遇を示している求人も見かけます。深刻な医師不足を解決するための施策であるのかもしれませんが、いざ入職してみると、求人時の職務と全く違う事を求められるケースも非常に多いようです。

 

その病院や地域によって、置かれている環境が極端に違うという特徴から、必ず現地視察を怠らず、できれば内定前にスポットで勤務させてもらい、現場の医師や看護師の生の声と共に、医療提供内容の実態を肌で感じ取る事をお勧めします。


「愛知県」のメディカル市場特色

医師の転勤による転職事情

 

愛知県は、名古屋と言う大都市を抱えているにも関わらず、潤沢とは言えない医療環境が特徴です。

 

●医療資源が比較的少ない

 

愛知県全県で見た人口比の医療偏差値は、ほぼ全てに於いて全国平均を下回っています。病床数・一般病床数が共に43、勤務医数が47、全身麻酔数が47、看護師数が44程度となっており、県庁所在地の名古屋市さえ、総合で51という偏差値です。

 

●極端に医療偏差値の低いエリアがある

 

勤務医数の偏差値が30代というかなり危機的なエリアも複数あり(尾張中部・東三河北部など)、医師不足が深刻なエリアが存在しています。

 

●隣県からの流入が多い

 

東海地方の中心県であるため、岐阜県や三重県といった近隣県からの患者の流入が多く、特に高度先進医療などの受皿となっています。

 

●医療拠点が効率的に分散している

 

高度医療や先進医療が受けられる高機能病院は、名古屋市のみならず、豊田、小牧、一宮、豊橋、岡崎、刈谷などに分散しており、医療資源が少ないながら、県下各地で効率的に医療を提供しているのが特徴です。

 

●医師数は多いが人口比で医師不足

 

愛知県の医療機関に従事する医師数は全国で4番目に多いのですが、人口10万人当たりの医師数では36位です。これはつまり、人口に対して医師が不足しているという状態です。

 

●産婦人科医と小児科医が特に不足している

 

名古屋市周辺のベッドタウンなどにおいて、急激に人口が増加した背景から、産婦人科医と小児科医が特に不足しているようです。分娩数や診療時間に制限をかける病医院も増えており、深刻な医師不足が指摘されています。

 

●名古屋市も医療提供水準は潤沢ではない

 

大都市名古屋は医師数も医療機関数も多いのですが、かといって丁度全国平均に乗る程度の水準です。

 

●先進医療機関や研究機関はあるものの…

 

医学部が県下に四校あり、全国的にも第3位という高い水準です。しかしながら人口比あたりの医学部数は32位となっており、この分野においても、決して潤沢でないと言えます。

 

<愛知県メディカル市場あるあるエトセトラ>

 

これらの特徴を鑑みると、愛知県への転職は、他県よりもより目的をはっきりさせる必要があると言えるでしょう。

 

人口比による医師不足な状況から、超過勤務を強いられ、疲弊する医師も多いようで、有名な訴訟問題にまで発展したケースも愛知県でした。
また、愛知県には驚くような過疎地域もあり、医療難民と言われる人たちが一定数存在しています。

 

また、大都市名古屋市には病院も求人も多いのですが、人気が一極集中の傾向にあり、良い求人の競争率が高いのも特徴と言えるでしょう。

 

極端に僻地と言えるエリアでは、その医師不足を解消するためか、破格の待遇で求人を出している所も見受けられます。愛知県は都会だと思って行ってみると、とんでもない田舎で子供の教育などの家庭生活がままならなかったり、想像以上の激務で疲弊してしまう医師も多いようです。

 

愛知県は県内の地域偏差が大きく、名古屋市のイメージだけで転勤をすると、とんでもない事態になる可能性もあります。また、名古屋市においても全国平均的な水準の項目が多く、特に何かが潤沢だという訳ではなさそうです。

 

高度先進医療や研究の分野では、医師間・大学間で競争が激化しており、キャリア志向のドクターには、その受け皿に入れれば良い環境かもしれませんが、キャリアレースからドロップアウトしてしまった際は、ダメージが大きい市場と言えるでしょう。

 

愛知県・名古屋市などという都市ブランドやインフラだけに惹かれて転居をしてしまった場合、なかなか再構築が難しい県であると考えられます。愛知県への転勤をお考えの際は、ご自分の目的と、求人票の医療機関の特徴を、他県以上にしっかりと把握しておく必要があるでしょう。


「大阪府」のメディカル市場特色

医師の転勤による転職事情

 

大阪府は、東京都や愛知県などの他の大都市と比較して、充分な医療提供環境にあり、府下全域で高度医療が行われているのも特徴です。

 

●8つの二次医療圏全てで高度医療を提供

 

大阪府にある8つの医療圏全てにおいて、基幹病院と言われる水準の機関がそれぞれ3つ以上あり、7つの医療圏においては、年間1万件を超える全身麻酔がそれぞれ行われています。

 

●大都市としてはベッド数の供給環境が潤沢

 

東京都や愛知県などの大都市は、人口比率的に医療インフラの資源不足に陥っていますが、大阪に関しては比較的潤沢な環境が保たれています。

 

●救急患者のたらい回しが多い

 

救急車の搬送拒否4回以上の割合が10.1%、11回以上の割合が0.7%と非常に高く、全国3位のワースト水準となっています。ベッド数や医療機関数に大きな問題が見られないため、供給量の不足とは違う要因があると考えられます。

 

●救急医療の求人が多い

 

他地域に比べて救急病院が多く、救急医療の問題も高いため、自ずと急性期医療の求人が(特に都市部で)多くなっています。

 

●研究医療の中枢

 

大学医学部が7校と全国2位の数を誇り、大きな製薬会社などが所在するなど、医業に関するスペシャリティが集う地域です。大阪府も医療人材の育成に注力しており、研究医療の中枢都市であると言えます。

 

●特に公立病院において医師不足の傾向が顕著

 

公立病院…特に急性期医療を担うべき病院が、慢性的な医師不足に陥っているようです。

 

●専門性の高い病院が多く、他県からの流入が多い

 

関西地区の中心地というだけでなく、それぞれの専門性に特化した高度医療を提供できる病院が多いため、患者や医師の流入が全国各地からあります。

 

●療養病床や高齢者病床が多い

 

一般病棟よりも、高齢者施設や療養病棟などが多く、特に堺や泉南地区において、この傾向が顕著である。

 

●定着率の高い病院・離職率の高い病院

 

病院によって、定着率あるいは離職率が極端に高い傾向にあり、それぞれの医療機関が特徴的であると考えられます。

 

<大阪府メディカル市場あるあるエトセトラ>

 

これらの特徴を鑑みると、大阪府への転職は、他県よりもより細やかなリサーチによる転職活動が必要だと言えるでしょう。

 

救急車の受け入れ拒否などからもわかるように、急性期医療の受皿に問題があるため、急患対応のための医師の求人が非常に多くなっています。しかしながら、医師不足の環境下の急性期医療が、どんなに医師を疲弊させるかは誰もが知る所です。

 

ドクターが使命に燃えて選択した職場ならば良いのですが、QOMLを重視する方の場合、生活がままならなくなって離職に繋がるケースも多いと考えられます。

 

同じ総合病院でも、医療施設によって医師一人に対する荷重度合はかなり異なり、よく現場を知らずに求人票の情報のみで転職をしてしまうと、想定とのギャップに悩む事になるでしょう。

 

綿密なリサーチのためには、転職エージェントの力を借りるのが賢明です。大阪に拠点のある大手エージェントのほか、地場密着型のローカルエージェントにも登録すると良いでしょう。各医療機関の現場の状態に差異があるからこそ、現場の市場を知り尽くした人の声は重要です。

 

もしも病院選択に迷われた場合は、当該病院においてスポットでアルバイト勤務をさせてもらったり、現場で働く医師にヒアリングをさせてもらうなど、一歩踏み込んだ情報収集をお勧めします。優良な転職エージェント・病医院ならば、そのリクエストに誠実に応えてくれるでしょう。もしも梨のつぶての対応をされたなら、その病医院への転職に、危険信号が鳴っていると思った方が良さそうです。

 

また、堺や泉南などの南部に於いては、高齢者や療養向け、あるいは精神病院も多いため、医師に激務が強いられない環境もあるようです。よって南部は自ずと外科よりも内科の求人が多いのが特徴です。


「広島県」のメディカル市場特色

医師の転勤による転職事情

 

広島県は、全国平均よりやや高めの医療資源があり、県を挙げて医療問題に取り組む姿勢が色濃く出ているのが特徴です。

 

●地域間格差が少ない

 

各第二医療圏において、全県を通じて各項目で偏差値50以上のカ所が多く、病床数54、勤務医数50、全身麻酔数52と、比較的どのエリアも医療供給水準が安定しています。

 

●医療拠点が分布

 

広島市一極集中を意図的に避け、他地域にも極力均等に分布するように配慮されています。呉、福山、尾三などのエリアにも高度医療に対応できる基幹病院が配置され、病医院勤務医や先進医療実績の集積が見られます。

 

●地域における医師不足対策が充実

 

広島県は、総合的な人材確保対策の基盤づくりに熱心に取り組んでおり、医師派遣・支援機能、勤務医への医療機関の斡旋、人材育成・研修機能、医師の定着促進機能、地域医療のサポート機能などが事業化されています。

 

●在宅医療や巡回診療船などを事業化

 

たとえば在宅医療・訪問診療の整備に取り組み、地域医療セミナーを実施したり、在宅医療のための開業をサポート。瀬戸内島嶼部の診療のために「済生丸」という巡回診療船を造船し、マンモグラフィなどの受診環境も整備。広島県は県をあげて、医療難民が出さないための対策を熱心に推進しています。

 

●広島大学ふるさと枠などで人材育成

 

広島大学の医学部に県予算による奨学金制度を設け、広島県(主に医師不足が顕著な中山間地域)で所定年数勤務するなどで返還免除を行うなど、人材育成と医師不足解消に取り組んでいます。

 

●救急医療の再編推進

 

救急車の受け入れ拒否4回以上という事態を防ぐため、3度の受け入れ拒否が発生した場合、必ず広島市民病院で全てのケースを受け入れ、診察・処置などを施し、必要に応じて二次救急輪番病院等の支援医療機関へ搬送できるような、二次救急医療機関の連携を強化し、受入れ困難事案の減少に努めているようです。また、広島市隣接地域では救急医療機能を強化し、広島市への負担を軽くするような施策もとられています。

 

●広島都市部基幹病院の再編推進

 

広島市に集約される4つの大規模基幹病院(広島大学病院,県立広島病院,広島市立広島市民病院,広島赤十字・原爆病院)それぞれに機能分担そして連携を推進し、無駄や負担の少ない高度医療提供環境を整えています。

 

●多職種協働による医療機能の強化

 

チーム医療や在宅医療を推進し、医療系職能組織の拠点化を推進しています。そのため、各スペシャリストの共同研究や研修も多く、結果、薬剤師を伴った在宅医療や、医師を伴った救急車などのチーム医療が実現され、医療スタッフの専門性の強化に繋がっているようです。

 

<広島県メディカル市場あるあるエトセトラ>

 

これらの特徴を鑑みると、広島県への転職は、比較的働きやすい環境が多く、それぞれの医療機関の偏差が少ないと考えられます。

 

各医療機関はライバルというより連携協力という関係性であり、広島県全域で一連性のある事業計画が進められています。
大学を含め、各専門家が同じテーブルで問題解決に向けて取り組む事が多く、非常に風通しの良い医療界が存在しているようです。

 

もしもドクターが広島県への転勤を考えるならば、広島県全体の医療事業計画を把握し、それに共感できるかどうかが重要でしょう。

 

もしも基幹病院に転職するならば、各病院に診療や専門性の特性が強く敷かれているため、その特性をよく理解し、ドクター自身の進みたい方向性やスペシャリティと照会する事が大切です。

 

街はほどよい都会で自然環境にも恵まれ、広島市においては高度先進医療のための研究環境も充実しています。県下には様々な地域がありますが、どの二次医療圏も、その地域に即した医療再編事業が推進されています。

 

トップランナーという訳にはいかないかもしれませんが、充分な医療環境で、地に足を付けた仕事をしたいならば、広島県には好適な職場が多いと考えられます。


「福岡県」のメディカル市場特色

医師の転勤による転職事情

 

福岡県は、全国的に見ても、トップレベルの医療資源が集積している県だと言えます。医師数・病院数・病床数は揃って高く、結果、一人当たりの医療費も、全国随一となっています。

 

●医療水準が高い

 

高度先進医療などを扱う病院が多く、それぞれの病院が専門分野を磨いています。

 

●4つの拠点エリア

 

福岡県には、主要拠点エリアが4つあり、福岡、北九州、久留米、飯塚の全ての拠点で包括的に多項目偏差値60を超えており、これら全てに救急救命センターが配置されています。偏差値50を切る第二医療圏も少数ありますが、何れもこれら4つの拠点のどこかにアクセスが良く、全県に渡って医療提携水準が高くなっています。

 

●大学病院が多い

 

九州大学、福岡大学、久留米大学、産業医科大学と、地方都市にも関わらず全国三位の医学部数を誇ります。よって大学病院の多いエリアとして知られ、九州の拠点都市という背景からも、総合的な医療センターが数多く存在します。また、九州大学は旧帝大の別格大学で、全国的にも名高く医学部ブランドが非常に強いところですが、どの大学系列もレベルが高く、スキルが低いと言われている所がないのが特徴です。

 

●有名私立総合病院が多い

 

歴史ある有名私立病院が多く、他県と比較してオーナー経営の大病院が多いのも特徴です。そのためか病院間の競争も激しく、医師のヘッドハンティングなども多いと言われています。

 

●療養病床、回復病床が多い

 

全国的にみて、人口比率的に療養期病床数も回復期病床数も総療法士数も多く、4つの主要拠点全てで偏差値60を超え、その他でも60超えの地域が多数です。そのためか、平均的な入院数や入院日数も高くなっています。

 

●求人が多い

 

大学病院の増床や、東京からの大病院進出、医療センターの拡充や、伝統ある私立病院の隆盛などから、「大事をとって直ぐに病院に行く」という県民性や、潤沢な病床数などを背景に、僻地医療の医師不足とは違う意味の「医療がうまく循環しているがこその求人」が目立ちます。

 

●学会が多い

 

鉄道網も航空網も発達しており、九州の中心地・アジアの玄関口である福岡では、医療分野の学会の開催地になる事が多いのも特徴です。

 

<福岡県メディカル市場あるあるエトセトラ>

 

これらの特徴を鑑みると、福岡県への転職は、あらゆる医師に適所が見つかり易いエリアだと考えられます。

 

キャリア志向の医師なら、ある分野のトップランナーとして高度先進医療に携わったり、研究に勤しんだりする事も可能です。
QOMLを意識しながらも、それなりに高度な医療や知識に触れつつ、ある程度のポジションをバランス良く保つ事も可能です。
医業を生きる糧としてのみ捉え、残業や当直を拒否する生き方においても、受け容れニーズがあります。
フリーランス医師として働く場合でも、スポットアルバイト・定期アルバイト共に多くの医師ニーズがあります。

 

仮に家族を連れて福岡県に転職したあと、その病院がドクターとマッチングしていなくても、居を変えずに別の道を選ぶ事は容易です。多様なタイプの求人があるほか、居住地と異なる福岡県下の他の医療圏にも、通勤圏内のアクセスの良さです。

 

つまり福岡県は、「つぶしの利く医療市場」であると言え、臨機応変に医師が生きやすい市場の一つであると考えられます。
また、福岡県は、福岡市と北九州市という、二つの政令指定都市を持つ全国的に希有な市場です。(二つの政令指定都市があるのは、福岡県の他は神奈川県〔横浜・川崎〕のみ)主要空港も二つあり、都会的な要素を持ちながら、海に山にと豊かな自然環境に恵まれ、スポーツや文化の環境も住宅事情も良いのが特徴です。

 

福岡市に於いては空港へのアクセスの良さ(博多駅から地下鉄直結5分)も大きなメリットで、山陽新幹線・九州新幹線などの鉄道網と併せて、全国主要都市へのアクセスも良好。転勤したい都市・住みたい都市としても人気のエリアですので、家族のいるドクターでも安心材料が揃っていると言えるでしょう。


人生の適材適所を実現するために

医師の転勤による転職事情

 

「登りたい山を決める事で、人生の半分は決まる。」
「自分の登りたい山を決めずに歩くのは、彷徨うに等しい。」

 

…これは、ソフトバンクのCEO:孫正義氏による有名なスピーチの一説です。

 

地域の特性が全く異なる医療業界において、医業という登りたい山を決めたドクターがはたと気付く事は…
「本当にこの山で良いのか?」という疑問です。
それは、他の業種における迷いとは少し異なり、すべての道はローマに続かないが故の悩みに繋がります。

 

医師にとって、どの地域のどんな病院で働くのか?…の選択は、別の山頂を目指すのと同義語です。

 

医療市場は地域性の偏差が非常に激しい特性を持ちます。転居を伴う転職をお考えの場合、ご自身のキャリア事情とプライベート事情をよく考慮し、その事情に合った地域を選ぶ事は重要でしょう。

 

逆に、もしも今、ドクターのキャリアやプライベート事情の中で壁にぶつかっているなら、思い切って登る山を変える=転居を伴う転勤を検討するのも良案の一つでしょう。

 

地域の特色や偏差は、その地に根を下ろした人にしか分からない本質です。医師一人で状況を掌握できるものでもないため、優良な転職エージェント(極力現地に拠点を持つ企業)を利用し、生の声を収集する事が大切です。

 

この記事を書いた人


野村龍一(医師紹介会社研究所 所長)

某医療人材紹介会社にて、10年以上コンサルタントとして従事。これまで700名を超える医師の転職をエスコートしてきた。担当フィールドは医療現場から企業、医薬品開発、在宅ドクターなど多岐にわたる。現在は医療経営専門の大学院に通いながら、医師紹介支援会社に関する評論、経営コンサルタントとして活動中。40代・東京出身・目下の悩みは息子の進路。

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